19世紀海外に伝えられた『北斎漫画』は、北斎芸術の真髄「絵の百科全書/ホクサイ・スイッチ」といわれています。ヨーロッパの画家たちに絶大な影響を与え、その後沸き起こったジャポニスムの熱狂のきっかけとなりました。3,900余図にのぼる膨大なスケッチの集大成、そのモチーフは各種の職業を網羅した風俗、剣術、相撲、百面相から幽霊妖怪、故事、歴史人物、建築、風景、草花、動物、魚介など幅広いジャンルが描かれています。創業125年を超える版元・芸艸堂の蔵に残された『北斎漫画』全434丁の版木を、江戸浮世絵の技術を受け継ぐベテラン摺師が丁寧に再摺り。使われた和紙は80,000枚。薄くて強靭な土佐和紙(須崎半紙)を使用。一点一点和綴じ製本で仕上げています。
Honya Club.com