いかにすれば歴史の真実に辿りつき、いかにすれば真実を伝えることができるのか…。本書はヘロドトス、司馬遷、吉田松陰、福沢諭吉ら古今東西の歴史を紡いできた人々を取り上げ、彼らがいかに歴史をとらえたかを、イスラム史の第一人者が解説したもの。歴史学の使命と意味を解き明かすだけでなく、激動の時代を生きる現代人に、世界との向き合い方を示唆してくれる序章 こだわりと疑念―なぜ歴史を考えるのか第1章 天道、是か非か―歴史のメッセージ第2章 ヒストリーとストーリー―科学と文学の間第3章 危機における歴史―歴史家の使命第4章 広がる歴史―文明の接触と衝突第5章 世界史と日本史の出会い―構造の転換終章 リアリズムと理想主義―現代歴史学の志いかにすれば歴史の真実に辿りつき、いかにすれば真実を伝えることができるのか……。本書はヘロドトス、司馬遷、吉田松陰、福沢諭吉ら、古今東西の歴史を紡いできた人々を取り上げ、彼らがいかに時代と向き合い、そしていかに歴史をとらえたかを、イスラム史の第一人者が解き明かしたものである。▼外交評論家の岡崎久彦氏は、本書解説でこう評す。「歴史哲学に関する古典を全て渉猟され、それの読み方を指導していただける本である。まさに表題通り、『歴史とは何か』を共に思索出来る本である」▼読者は、歴史学の使命と意味を知るとともに、世界といかに向き合うべきか、そのヒントを得られるに違いない。▼『歴史の作法』を改題。▼◎目次より◎▼『史記』から学ぶ四つの教訓▼『ローマ帝国衰亡史』の運命的瞬間▼『平家物語』とカフカの世界▼クレオパトラの鼻・ルイ十四世の痔瘻・バヤズィトの痛風▼海舟・松陰・晋作、危機に思う▼孔子とアリストテレスの歴史観▼トインビーが「指導的歴史家」と評価したエジプト人
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