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京都・大阪四十余年の東男、鉄の胃袋・石毛直道が京都・大阪・神戸 関西の食の真髄を語り明かす。上方食談(上方と江戸・東京;カツオとタイ;上方うまいもん尽くしその一;関西の味は淡色文化)浪花の食(着倒れから食い倒れへ;にぎりと箱ずし;上方うまいもん尽くしその二;上方落語とざるそば;食べもの上手の大阪文化)京の食(京都ブランド;上方うまいもん尽くしその三;「簡素」と「豪華」の京の食文化;錦市場探訪;東西対抗われらが懐かしき食)カツオとタイ、キツネとタヌキ、にぎりと箱ずし…。関東と関西の食文化のちがいを様々な食材や料理を通して語る、東西味談義。奥村彪生、田辺聖子らの対談も収録。   Honya Club.com


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廃村全県踏破を目的とした2009年1月から2013年8月まで(4年8ヵ月)の旅の記録(関西以西)で、著者は宮崎県の廃村で47都道府県全県踏破を完結させている。関西・中国四国・九州沖縄の65ヵ所の廃校廃村への旅行記(全28回)と、2ヵ所の住まれていた方の声を取り上げた記事からなっている。巻末の「廃村の調べ物を振り返る」から、著者が廃村というテーマにたどり着くまでの過程を垣間見ることができる。平成21年(2009年)(「西の全県踏破は瀬戸内の島々から」―岡山県倉敷市松島、六口島、釜島;「九州本土の廃村めぐりは熊本から」―熊本県山都町内大臣、美里町小田尾、相良村野原 ほか)平成22年(2010年)(「くろしおに乗って木の国の廃村へ」―和歌山県田辺市兵生、白浜町大瀬;「合言葉は釜島リベンジ!」―香川県直島町牛ヶ首島、岡山県倉敷市釜島ほか)平成23年(2011年)(「屋敷跡に立つ石碑を探して」―島根県益田市広見;「集落跡に咲く花を探して」―山口県岩国市向畑、高木屋、大固屋 ほか)平成24年(2012年)(「雪の京の廃村と6番目の取材旅」―京都府京都市左京区大原大見;「佐賀の再生した廃村と8番目の取材旅」―佐賀県唐津市山瀬 ほか)平成25年(2013年)(「残り1県!本土最南端の廃村めぐり」―鹿児島県姶良市高牧、肝付町二股川etc.;「活火山とともに生きる高度過疎の島」―鹿児島県鹿児島市新島 ほか)「全県踏破への道2」巻末読み物   Honya Club.com


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雲流るる空に(入江泰吉)布留の社(上田正昭)山の辺の道(山本太郎)高円の野の上の宮(堀内民一)斎宮のたどった道(白洲正子)秋山われは(岡野弘彦)挽歌(杉本苑子)挽歌の二上山(山本藤枝)壬申の乱をめぐる女性たち(辺見じゅん)中皇命(西郷信綱)恋の奴(田辺聖子)野守はみずや・春過ぎて夏来たるらし(馬場あき子)有間皇子・高市黒人(犬養孝)人麿の妻(斎藤茂吉)人麻呂の抒情―他界の眼(前登志夫)伊勢行幸の時 京に留まる歌(橋本達雄)詩と自然―人麻呂ノート(佐佐木幸綱)虹(都筑省吾)月夜―人麻呂と杜甫(藤井清)「死者の書」―古都における、初夏の夕ぐれの対話(堀辰雄)万葉の恋の身振り(野島秀勝)万葉にあらわれた女とくらし(中西進)   Honya Club.com


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当代随一の文芸評論家・福田和也が、季刊誌『リトルモア』誌上にて7年間にわたって繰り広げた対話のクロニクル。本書は文芸ジャンルを大きく踏み越えた、各界一流の人士たちとの希有なる交友録でもある。対話のお相手は、森永博志、町田康、椹木野衣、柄谷行人、成山明光、豊田道倫、田辺一鶴、田中京、澤口知之、保坂和志、北方謙三、中原昌也、鎌田哲哉の13人。 ※発売日・価格・仕様等に関しましては、予告なく変更になる   HMV&BOOKS online


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民族的歌集であるとともに古代人が生み出した悲しいまでに美しい文学的遺産『万葉集』―。4分冊最終巻の本書では、全巻を締めくくる大伴家持の歌日記を資料とする巻17から巻20を収載。天平末期以降の家持とその周囲の生き様を詠む。以下、解説・万葉集目録・冒頭歌原文・作者別索引・初句索引を収載。深い鑑賞を得られる歌群ごとの構成で現代語訳を付し、新版として見やすく生まれ変わった伊藤博訳注の『万葉集』完結。万葉集巻第17(天平二年庚午の冬の十一月に、太宰師大伴卿が大納言に任けられて京に上る時に、〓(けん)従等、別に海路を取りて京に入る。ここに羈旅を悲傷しび、おのもおのも所心を陳べて作る歌十首;天平十年の七月の七日の夜に、独り天漢を仰ぎて、いささかに懐を述ぶる歌一首大伴宿禰家持 ほか)万葉集巻第18(天平二十年の春の三月の二十三日に、左大臣橘家の使者、造酒司令史田辺史福麻呂に、守大伴宿禰家持が館にして饗する時に、おのもおのも心緒を述ぶる歌四首田辺史福麻呂;時に、明日に布勢の水海に遊覧せむことを期ひ、よりて、懐を述べておのもおのも作る歌十首 二十四日 ほか)万葉集巻第19(天平勝宝二年の三月の一日の暮に、春苑の桃李の花を眺矚めて作る歌二首;翻び翔る鴫を見て作る歌一首 ほか)万葉集巻第20(天平勝宝五年の五月、山村に幸行す時の歌二首少主鈴山田史土麻呂伝誦先太上天皇、口号びて曰ふ御歌一首;舎人親王、詔に応へて和へまつる歌一首 ほか)"新元号「令和」決定!「初春の令月にして、気淑風和ぐ」新元号の出典「梅花の宴」は文庫第一巻に収録。新聞各紙、テレビ各局、メディア多数で紹介され大反響!1200年目のベストセラーに。○ 紹介番組テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(4/1放送)日テレ「news zero」(4/2放送)日テ   Honya Club.com


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小説から紐解く公私混同(オフィスラブ)の過去ー未来。オフィスラブの物語には、特定の時代や場所に生きる私たちの限られた生がぎゅっと詰まっている。なぜオフィスなのか?―よしもとばなな『白河夜船』祖父母たちのオフィスラブ伝説―田辺聖子『甘い関係』絶対安全不倫小説―東野圭吾『夜明けの街で』忘れられた名前を呼ぶとき、オフィスラブが始まる―川上弘美『ニシノユキヒコの恋と冒険』オフィスラブとセクハラの境界―綿矢りさ『手のひらの京』私たちが同僚を好きになる不思議―長嶋有『泣かない女はいない』近代家族と父娘関係の切なさについて―源氏鶏太『最高殊勲夫人』東京ラブストーリーの貞操をめぐる闘争―柴門ふみ『東京ラブストーリー』シングルマザーのオフィスラブ―津島佑子『山を走る女』未来のオフィスラブはプラトニックである―雪舟えま『プラトニック・プラネッツ』オフィスラブの魔法で人生はときめくか―津村記久子『カソウスキの行方』オフィスラブと「私」の物語【小説から紐解く公私混同の過去ー未来】オフィスラブの物語には、特定の時代や場所に生きる私たちの限られた生がぎゅっと詰まっている   Honya Club.com


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いま「平成の乱」ともいえる古都破壊の進行を憂う12人の「京都論」。京都のまちづくりはどうあるべきか―田辺朋之京都市長への公開質問状(西山夘三)京都の四季とまちづくり(松本章男)京のまちづくりの原点を問う―25年前の京都論をふりかえって(清水武彦)仁丹の標札と京都(寿岳章子)私の京都「讃」(川口弘)個性に満ちた庶民の文化都市(ヨシトミヤスオ)完全なテーマ・パーク=京都を(堀貞一郎)明治の京都の心は世界の企業の見本(ハル・ゴールド)京都の使命は何か(大石武一)幕末に生きたある町人の日記に学ぶ(川端道喜)自分の周囲を見直す時期迎えた京都(橋本帰一)対談・古都の危機にどうたちむかうのか(加藤周一・川端道喜)   Honya Club.com


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箪笥(半村良)私の見た大阪及び大阪人抄(谷崎潤一郎)方言について(岸田国士)「槌ツァ」と「九郎治ツァン」は喧嘩して私は用語について煩悶すること(井伏鱒二)木挽きのひとり言(水上勉)方言辞典(川崎洋)浜ことばが北海道弁(藤島範孝)雪の音(伊奈かっぺい)東北弁はなぜおかしいか―東北弁のエネルギーについて(浅田秀子)不思議の国(はらだくさえクヌ)のアリス―雪の夜のとんと昔風に(渡辺えり子)訛りと方言/文楽と志ん生(加太こうじ)むぎゆ・おつけ・おむすび(川上裕之)名古屋弁できます(三国一朗)失くした言葉(高田宏)京ことば(宮尾登美子)「勉強する」とは「負ける」こと(秦恒平)よういわんわ―古語について(田辺聖子)小説のなかの大阪弁(山崎豊子)故郷の言葉(佐多稲子)ナマそばとキ・ビール(五木寛之)博多弁(原田種夫)ナマリ考(米倉斉加年)薩摩ことばと津軽弁の相似点(浜畑賢吉)方言のこと(山之口獏)方言を考える―日本語をゆたかにするために(金田一春彦)ヒギンズ教授と坊つちやん(井上ひさし)方言蔑視の風潮は、なぜ、いつから/「アスコ」は「アソコ」の東京訛り(大野晋)方言について(三浦哲郎)方言まで訳すか、訛りまで訳すか(米原万里)方言は消滅するのか(佐藤亮一)日本語考現学―東京と地方の言語変化(井上史雄)全国アホ・バカ分布図の完成に向けて(松本修)大いなる夢―『金鯱の夢』より(清水義範)   Honya Club.com


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千年前の王朝時代。貴族文化の最盛期に登場する元祖プレイボーイ光源氏の君。様々な女たちとの恋、貴族の出世と没落、嫉妬と物の怪、無常観と死生観―。恋愛小説でも政治小説でもある「源氏物語」の全貌を人間の成長と運命の転変をキーワードにひもといていく田辺源氏。美しい四季を背景に浮きつ沈みつ流れゆく人生を"田辺ことば"でわかりやすく語り尽した絶好の源氏入門。「桐壷」から「松風」まで収録。京はるあき王朝まんだら光源氏の生いたち「桐壷」「帚木」青春の恋と悲しみ「空蝉」「夕顔」青春彷徨「若紫」「末摘花」宴は果てず「紅葉賀」「花宴」車争い「葵」秋のわかれ「賢木」「花散里」流人のあけくれ「須磨」「明石」都へ―春たちかえる「澪標」「蓬生」「関屋」明石のちい姫「絵合」「松風」   Honya Club.com


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博物学の巨人、南方熊楠。その生涯は研究につぐ研究、博識にははかり知れぬものがあった。その勉強ぶりと、ときに奇矯とも見える日常、大きなテーマであった菌類研究の業績を、熊楠の反権威の姿勢に強く共感した著者が力強く描く。熊楠の全貌を伝えるのに最も適した人を得て成った、決定版。1 慶応3年2 幼年―中学時代3 粘菌研究の動機4 20歳の秋5 シカゴ住いからハバナへ6 英京ロンドンの熊楠7 帰国した熊楠8 田辺の町に来て9 結婚した熊楠10 南方研究所運動11 東京に来た熊楠12 人情紙風船のこと13 天皇と熊楠14 熊楠が残した仕事15 おうちの花が咲いていた16 万華鏡を通して見た熊楠の像17 回想の南方熊楠附(年譜;履歴書)   Honya Club.com


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首都圏東京の光と影(加藤栄一)21世紀の都市構想と改革(稲葉秀三)語られなかった東京の未来像・情報化における東京エキュメノポリス(磯村英一)国際都市東京を語る(田辺哲夫)東京が世界のメトロポリスとなる文明史的背景(木内信胤)首都圏東京の変容と使命(清水馨八郎)未来都市への提言(寺井精英)国際化時代の東京の課題と展望(東郷尚武)世界都市東京の不思議な魅力(服部〓二郎)世界都市東京その回顧と展望(小木新造)イノベーションの場としての東京(三橋壮吉)世界都市東京の未来(瀬戸山三男)首都改造計画を中心とした立場から(吉居時哉)東京―人間都市への再生をめざして(本吉庸浩)東京という名の『新エルサレム』(渡部昇一)   Honya Club.com


JPY ¥1,980
今よみがえる名エッセーにそえて(中西進)雲流るる空に(入江泰吉)布留の社(上田正昭)山の辺の道(山本太郎)高円の野の上の宮(堀内民一)斎宮のたどった道(白洲正子)秋山われは(岡野弘彦)挽歌(杉本苑子)挽歌の二上山(山本藤枝)壬申の乱をめぐる女性たち(辺見じゅん)中皇命(西郷信綱)恋の奴(田辺聖子)野守はみずや・春過ぎて夏来たるらし(馬場あき子)有馬皇子・高市黒人(犬養孝)人麿の妻(齋藤茂吉)人麻呂の抒情―他界の眼(前登志夫)伊勢行幸の時 京に留まる歌(橋本達雄)詩と自然―人麻呂ノート(佐佐木幸綱)虹(都筑省吾)月夜―人麻呂と杜甫(藤井清)『死者の書』―古都における、初夏の夕暮れの対話(堀辰雄)万葉の恋の身振り(野島秀勝)万葉にあらわれた女とくらし(中西進)令和によみがえる名エッセー『万葉集』は千年以上昔の古典であるにもかかわらず、誰もが苦労せずに読め、自由に感慨をのべることができる。こんな古典のあることは、世界でも珍しい宝物ではないだろうか。そして、本書の筆者の何という豪華な、しかも長い歴史にわたる名文章家ぞろいであることか。――中西進   Honya Club.com


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読んでから行くか、行ってから読むか。13人の作家に誘われてあなたも関西を旅してみませんか。京都(京への「七口」合戦譚(司馬遼太郎);京の桜・明から闇へ(渡辺淳一) ほか)奈良(浄瑠璃寺の春(堀辰雄);石舞台(大仏次郎) ほか)大阪(天神祭で夏はゆく(田辺聖子);北の新地(桂米朝) ほか)神戸(春宵一刻価一万五千二百円(山口瞳);晩秋の美味、高砂のアナゴ(檀一雄) ほか)   Honya Club.com


JPY ¥1,980
『リトルモア』VOL.1(1997年夏/創刊号)からVOL.25(2003年夏/休刊号)まで足掛け7年にわたる対話のクロニクルは各界一流の人士たちと当代随一の文芸評論家との幅広くも希有なる交友録の観を呈する。平成のルネッサンス(森永博志)パンク気質芸談義(町田康)「批評」のサバイバル(椹木野衣)禅譲!?(柄谷行人)新・現代の快人物(成山明光;豊田道倫;田辺一鶴;田中京;沢口知之)音が鳴る、小説が始まる(保坂和志)革命小説のロマン(北方謙三)賞ほど素敵な商売はない(中原昌也)江藤淳と私たち(鎌田哲哉)「リトルモア」vol.1からvol.25まで、足掛け7年にわたる対話のクロニクル。森永博志、町田康、柄谷行人ら各界一流の人士たちと当代随一の文芸評論家との、幅広くも希有なる交友録。   Honya Club.com


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大伴家持の歌日誌を基に構成される末四巻のうち、巻十七と巻十八とを収録。『万葉集』第二部の開幕である。天平十八年秋、勇躍越中に赴いた家持は、歌友大伴池主たちと、旅人・憶良の筑紫歌壇を彷彿とさせる文学的世界を築き上げた。巻十七は第一部にもれた天平二年の歌から同二十年春の歌まで、巻十八は引き続き天平勝宝二年春の歌までを収め、巻五同様、漢文作品にも富む。万葉集 巻第十七(天平二年の庚午の冬の十一月に、大宰帥大伴卿、大納言に任けらえて京に上る時に、〓従等、別に海路を取りて羈旅を悲傷しび、おのもおのも所心を陳べて作る歌十首;天平十年の七月の七日の夜に、独り天漢を仰ぎて、いささかに懐を述ぶる一首(大伴宿禰家持);天平十二年の十二月の九日に、大宰の時の梅花に追ひて和ふる新しき歌六首(大伴宿禰書持);天平十三年の二月に、三香の原の新都を讃むる歌一首併せて短歌(右馬頭境部宿禰老麻呂);四月の二日、霍公鳥を詠む歌二首(大伴宿禰書持) ほか)万葉集 巻第十八(天平二十年の春の三月の二十三日に、左大臣橘家の使者、造酒司令史田辺史福麻呂に、守大伴宿禰家持が館にして饗する時に、おのもおのも心緒を述ぶる歌(田辺史福麻呂(大伴宿禰家持));三月の二十四日、明日に布勢の水海に遊覧せむことを期ひ、よりて、懐を述べておのもおのも作る歌十首(田辺史福麻呂・守大伴宿禰家持);三月の二十五日に、布勢の水海に往くに、道中、馬上にして口号ぶ二首(大伴宿禰家持);三月の二十五日に、水海に至りて遊覧する時に、おのもおのも懐を述べて作る歌十五首(田辺史福麻呂・遊行女婦土師・大伴宿禰家持・掾久米朝臣広縄);三月の二十六日に、掾久米朝臣広縄が館にして、田辺史福麻呂に饗する宴の歌四首(田辺史福麻呂・久米朝臣広縄・大伴宿禰家持) ほか)   Honya Club.com


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人を笑わせるのは、泣かせるよりもむずかしい―。日本橋から京を目指して百二十五里、江戸庶民の大ベストセラー東海道中膝栗毛の旅路を、滑稽文学を愛する作家・田辺聖子が踏破する。流暢な怒罵嘲弄、調子のよい無責任、憎めない低俗と阿呆らしさ。弥次・北、そして十返舎一九と歩く爆笑の道行きは、さながら浪花のしゃべり漫才。気さくで気取りのない笑いの陰に、日本人が失った「生々たる猥雑」の輝きを見つけ出す旅。東都逸民、熊手一九の心意気お江戸日本橋七ッ立ち箱根のお関所富士を右手にふりわけみればちょうど中町宮の渡しお伊勢さん参り都名所・浪花の賑わい終章人を笑わせるのは、泣かせるよりもむずかしい――。日本橋から京を目指して百二十五里、江戸庶民の大ベストセラー東海道中膝栗毛の旅路を、滑稽(チャリ)文学を愛する作家・田辺聖子が踏破する。流暢な怒罵嘲弄、調子のよい無責任、憎めない低俗と阿呆らしさ。弥次・北、そして十返舎一九と歩く爆笑の道行きは、さながら浪花のしゃべくり漫才。気さくで気取りのない笑いの陰に、日本人が失った「生々たる猥雑」の輝きを見つけ出す旅。   Honya Club.com


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第1章 近世―近代神社建築研究の諸相第2章 近世ー近代の神社本殿に関する研究―京丹後市の近代期創立神社建立の行政と神社第3章 神社の小規模上屋の研究第4章 普請に関わった人々第5章 『紀州田辺町大帳』にみる建築制限と作事願第6章 庇下空間(軒下)の規制からみた近世商業空間第7章 島根県大社町鷺浦の街並みと船宿経営建築空間をつくる人々、建築環境をつくる人々、商いをする人、といった、より具体的な人々を対象として建築の考察を試みるとともに、建築に関わる人々の心象風景についても考察。建築とそれを作った人々に焦点をあてることから、点と点を結んだ歴史観ではなく、面の歴史観について言及する。   Honya Club.com