▼第1話/女の条件▼第2話/約束の月▼第3話/歴戦の兵(つわもの)▼第4話/頭上の道標▼第5話/林檎▼第6話/共産党本部▼第7話/歓迎の理由▼第8話/雛祭り▼第9話/家族▼第10話/無量観▼第11話/入門の許可▼第12話/手負いの小猿▼第13話/裁定▼第14話/群狼▼第15話/有志参集▼第16話/目障りな存在▼第17話/二重螺旋▼第18話/太極の拳●主な登場人物/押小路龍(押小路男爵家の長男。本編の主人公)、田鶴てい(龍の妻。満州映画協会の映画監督。東北の貧農出身)●あらすじ/ずっと想ってきた龍から共に過ごした一夜のことを忘れられ、その不貞を知る卓磨からは商売道具として扱われる。愛に絶望した小鈴は、己が身を武器に生きる決意を固め、懇意となった関東軍・安田少将の力を利用し、ついに大連一の高級料亭を手に入れた。その代償として、たびたび訪れては無理に身体を求めてくる安田であったが、そこに料亭を訪れてきた甘粕が立ちはだかり…(第1話)。●本巻の特徴/秘宝・黄龍玉璧を奪還するための私設部隊を組織しようと画策する龍は、かつて"馬賊"を率いていたという伊達順之助に教えを乞い、千山にある名刹「無量観」への入門を決意するが、そこは…!?●その他の登場人物/甘粕正彦(満映理事長。満州国の夜の支配者と呼ばれる男)、押小路卓磨(龍の叔父。押小路財閥の総帥)、小鈴(龍の幼なじみで元・芸妓。卓磨の妾)、李文龍(龍と義兄弟の契りを結んだ青年。今は袂を分かれ中国共産党員となる)、ポール・ワトソン(上海生まれのアメリカ人ジャーナリスト。秘宝の報道を自らの使命とする)、田哲健(無量観で修行する道士。西閣のリーダー格)、江郎(無量観で修行する道士。東閣のリーダー格)、高藝(カオイ。無量観で修行する道士。元・コソ泥)、鳳花(龍の双子の兄弟。地下
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