JPY ¥1,320
米・水・保存食、HELP!震度7の前震と本震、続発する余震の恐怖。2016年4月に発生した熊本地震において、熊本県上益城郡御船町にある老人総合福祉施設「グリーンヒルみふね」がどのような状況に陥ったか、それにどのように対処してきたかをまとめたもの。第1章 前震―2016年4月14日21時26分(カルピスウォーターの奇跡;とにかく施設に行かなければ! ほか)第2章 本震―2016年4月16日1時25分(施設長室からの脱出;すさまじい光景 ほか)第3章 全国からの支援(支援物資を求めて;米・水・保存食、HELP! ほか)第4章 災害時の組織体制(夜間物資の受け入れ;災害時対応組織の結成 ほか)熊本地方は、2016年(平成28年)4月14日21時26分の前震、同年4月16日1時25分の本震と2度にわたる大地震(震度7)に見舞われた。本書は、この熊本地震において、熊本県上益城郡御船町にある「老人総合福祉施設グリーンヒルみふね」の中で実際に起きた出来事を、施設長である著者がフェイスブック(Facebook)を通じて、現場から発信した内容をもとにまとめたものである。全国でこれから起こり得る地震などの災害において、福祉施設がどのような体制をとれるのかを提言した。「何を心構えとして持っておかなければいけないのか」「指揮官としてどうあるべきなのか」「最善の策は何なのか」著者はその時、その時に起きた問題や課題に、現場の責任者としてどう対処していったのか、どのようにして職員のモチベーションを維持することができたのか――これらの事実を伝えるとともに、30人の職員の証言も掲載した。大災害時における社会福祉法人や地域の防災体制のあり方を問う。   Honya Club.com


JPY ¥3,080
序章 なぜ、いま、"生活とスポーツ"なのか第1章 農山村の生活構造とスポーツ―熊本県阿蘇郡小国町を事例に第2章 ライフコースとスポーツ―熊本県阿蘇郡小国町・上益城郡御船町を事例に第3章 障害者の生活構造とスポーツ―熊本県A町を事例に第4章 混住化地域の生活構造とスポーツ―熊本県菊池郡大津町を事例に第5章 地域組織活動とスポーツ―熊本県阿蘇郡小国町を事例に第6章 農山村における地域スポーツ組織の社会的意味―大分県日田市中津江村を事例に第7章 地域における少年サッカークラブの変遷過程と指導者の生活―熊本県熊本市を事例に終章「スポーツの推進・振興」だけで、地域スポーツを語ることができるのか?現代のスポーツは、経済・企業原理が優先する社会と歩調を合わせて拡大・発展し、今なおその道をさらに拍車をかけて進もうとしている。地域スポーツも、スポーツの有用性を前提とした推進・振興といった観点で語られてきた。しかし、それに違和感を感じる人々も増えている。地域スポーツ研究に今、求められているのは、「スポーツの限りない成長・拡大を目指すために、地域がどのように貢献するか」ではない。地域社会の日常生活、そして、スポーツ以外のさまざまな領域と、スポーツがどのように密接な関係を築き、人々の暮らしを豊かにしていくのか。それを改めて模索することではないだろうか?著者は、サッカー選手・指導者であり、スポーツ社会学の研究者。地域社会学・コミュニティ論の視点から、スポーツと地域社会の関係がどのように変化し、また変化していないのかを、地元である熊本県、大分県の各町村のフィールドワークで探っていく。莫大な放映権料や協賛金が飛び交うスポーツと、近くの公園で目にするウォーキングとをひとくくりにして議論をしても意味をなさない   Honya Club.com