世界報道写真コンテストを4回受賞、フランスの写真家がとらえた150枚を超える美しすぎる地球の姿。宇宙の始まり、地球の誕生、生命の発生…天地創造の物語を追体験するかのような詩的なプロット。プレートテクトニクス、系統樹、イネと日本人など、理解が深まる日本語版オリジナルの用語コラムも充実。神奈川県立生命の星・地球博物館による日本語版解説とオリジナル・ブックリストを特別収録。はじめにカオスプラネットアースエデンクリーチャーワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー賞、ワールド・プレス・フォト・オブ・ザ・イヤー賞を受賞した写真家がとらえた、天地創造を彷彿させる未開の自然の美しさ。この絶景を、私たちは守れるだろうか?150枚を超える写真で体感する、人類が生まれるまでの物語。■あらすじ天地創造を思い浮かばせるシーン、かつて味わったことのない大きな感動、未開の自然の美しさ……。オーロラや流れ星、潮の満ち引きが存在するのは、この地球が宇宙から誕生した証である。激しく流れる大河、噴出する溶岩、揺れる大地は、地球がとてつもないエネルギーに動かされていることを示している。大きな山に、滝や峡谷が刻まれているのを見れば、水や風による侵食の力、過去の寒暖の激しさに思い至る。シダやソテツ、コケが生い茂るさまは、太古の森のようすを教えてくれるようだ。ギリシア神話の怪物ゴルゴンのごとく奇妙な姿をした毛虫、鎧兜を身につけているような甲虫たちを見ると、いったいなぜそんな姿になったのかと想像してしまう。起源の問題はいまだ神秘のなかにあって人々を魅了しつづけているのだ。世界の起源を知ることは、20万年前に誕生した現生人類(ホモ・サピエンス)と地球との波乱に満ちた関係を知る
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