政治的な逆風や、ジェンダー論内部の多様な議論のなかで、フェミニズムが担うべき課題とは?金井淑子、佐藤和夫、細谷実、河上睦子、三崎和志、池谷壽夫、杉田聡、片岡洋子、和田悠、中野麻美、浅野富美枝ほか執筆。特集 ジェンダー概念がひらく視界―バックラッシュを超えて(ジェンダー概念がひらく視界―特集にあたって;もっと"ポスト"フェミニズムへ―生/性の政治に届くジェンダーの知を ほか)思想のフロンティア(ナラティヴ・プラクティスの政治学;なぜバトラーなのか―主体・承認・身体をめぐって)レヴュー・エッセイ(社会の変容と「外部の倫理」;「人間力」に託する追いつめられた思考)研究論文(コモンズ論と公共圏論の結合の試み―「環境の社会哲学」を目指して;生物多様性・共進化の理論と環境思想―自然の固有の価値にふれて ほか)ジェンダー概念の展開過程を整理し、鳥瞰すると同時に、この概念に内在・外在する諸問題、および教育・文化・社会・労働におけるジェンダー問題を考察。「バックラッシュ」をめぐる闘いの構図も解読を試みる。
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