黒澤明監督が遺した30作品の中から10作品を厳選。1948年公開、「酔いどれ天使」映画全編98分と解説本32頁。黒澤明 『酔いどれ天使』を語る『酔いどれ天使』作品解説黒澤明プロフィール監督の視線で語る黒澤映画 山田洋次(映画監督)―撮影所は「夢の工場」だったのです。特別インタビュー・第8回 三船史朗―「父はいつでも全力を尽くす人でした」志村喬プロフィール三船敏郎プロフィール木暮実千代・久我美子プロフィールスタッフ紹介―植草圭之助・松山崇・服部良一発掘!幻の原稿・連載第7回 黒澤明「私には、まだ映画がよくわからない。」メイキング・オブ・黒澤映画 野上照代の耄碌録黒澤×三船。この出会いが日本映画を変えた 黒澤明、そして三船敏郎。疑いもなくある時期世界でもっとも尊敬を集めた日本人である二人が、その名コンビをスタートさせた記念碑的作品がこれだ。戦後のむせかえるような復興の熱気に満ちた闇市と、ドブ池のある街。そこに粗末な診療所を構える醉いどれ医師・真田と、肺を病む売り出し中のヤクザ・松永。銃創を負った松永を治療したことで知り合った二人は、互いの奥底に潜む弱さや強がりを鏡のように見出し、反発しあいながらも肺結核の治療に挑もうとする。だが松永の兄貴分・岡田が舞い戻ってきたことで街の様相は一変し、松永は親分からもつま弾きされ、体調は悪化し、どん詰まりの袋小路に追い詰められていく・・・。三船の抜き身のナイフのような輝き、志村喬のやるせないほどのロクでもなさと人の善さ。キャラクター、ストーリー、時代の状況、映画に描かれた全てのもののエッジがギラギラと立ちあがる。この一本が日本映画を、いや日本の戦後を変えた! 【編集担当からのおすすめ情報】 言わずと知れた黒澤明と三船敏郎の初遭遇作品。「赤ひげ」に
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