JPY ¥4,180
三度の失脚から復活し、改革開放へと突き進む―〓(とう)小平と数多くの登場人物のストーリーを織り交ぜながら、あたかも大河小説のように、中国の現代化への道のりを描く。政府要人、党史研究者、国内外の専門家、家族、関係者への聞き取りのほか、日米中の公文書など膨大な文献を駆使し、10年もの歳月をかけて完成した超大作。ライオネル・ゲルバー賞、全米出版社協会PROSE賞特別賞受賞。第1部 〓(とう)小平の来歴(革命家から建設者へ、そして改革者へ―一九〇四年ー一九六九年)第2部 最高指導者への曲折の道―一九六九年ー一九七七年(追放と復活―一九六九年ー一九七四年;毛沢東の下での秩序回復―一九七四年ー一九七五年;毛沢東の下での前進―一九七五年;毛沢東時代の終焉を傍観―一九七六年;華国鋒の下での復活―一九七七年ー一九七八年)第3部 〓(とう)小平時代の始まり―一九七八年ー一九八〇年(三つの転換点―一九七八年;自由の限度の設定―一九七八年ー一九七九年;ソ連・ベトナムの脅威―一九七八年ー一九七九年;日本への門戸開放―一九七八年;アメリカへの門戸開放―一九七八年ー一九七九年;〓(とう)小平政権の船出―一九七九年ー一九八〇年)第4部 〓(とう)小平の時代―一九七八年ー一九八九年(〓(とう)小平の統治技術)現代中国の父、〔トウ〕小平は世界から取り残されていた大国をいかにして大変革したのか。その人生と、改革開放によって経済大国を誕生させた過程を東アジア研究の権威が描く。〈受賞情報〉ライオネル・ゲルバー賞   Honya Club.com


JPY ¥902
一九五四年に自衛隊が生まれて五〇年が経過したが、警察予備隊の発足から陸海空の三自衛隊として陣容が整うまでには、さまざまな曲折があった。旧陸海軍将校をどう活用するかなど、アメリカの中でも意見の統一を計りがたいことが多く、日本政府との交渉も困難を極めた。本書は、ワシントンの公文書館で公開が始まった資料をもとに、政治と社会、そして軍事と多岐にわたる自衛隊誕生の歴史的経過を明らかにするものである。序 自衛隊はどのように誕生したか第1部 陸上自衛隊の誕生(警察予備隊と民事局別館(CASA);保安隊と在日保安顧問部(SASJ);保安隊と在日保安顧問団(SAGJ);陸上自衛隊の誕生と在日軍事援助顧問団(MAAGJ))第2部 海上自衛隊の誕生(旧日本海軍関係者による日本海軍再建計画;Y委員会と海上警備隊の創設;海上自衛隊の誕生と米海軍の役割)第3部 航空自衛隊の誕生(日本の航空部隊創設計画の開始;米空軍当局による日本"独立"空軍の創設構想;日本"独立"空軍創設に関する日米両国の一体化;航空自衛隊の誕生と米空軍の役割)おわりに 陸・海・空三自衛隊の違いはどこにあるか自衛隊が生まれて50年。だが、陸海空の三自衛隊として陣容が整うまでには、様々な曲折があった。本書では資料をもとに、政治と社会、そして軍事と多岐にわたる自衛隊誕生の歴史的経過を明らかにする。   Honya Club.com


JPY ¥4,180
大日本帝国崩壊後、アジア・太平洋地域の残留日本人が早期に帰還できたのはなぜか?各国の一次資料を基にした国際政治の観点から、連合国の思惑のなかで各地の日本軍と民間人がたどった帰還の実態、そして戦後日本社会へ与えた影響を多角的に明らかにする。序論 引揚・復員研究の視角と終戦史の見直し第1章 大日本帝国の崩壊と残留日本人引揚問題―国際関係のなかの海外引揚第2章 日本軍の武装解除についての一考察第3章 大陸引揚者と共産圏情報―日米両政府の引揚者尋問調査第4章 中華人民共和国の日本人「戦犯」処理―裁かれた「帝国」第5章 朝鮮半島からの引揚と「日本人世話会」の救護活動―朝鮮総督府・京城帝国大学関係者を中心に第6章 ラバウルからの日本軍の復員過程第7章 遺骨の帰還「残留日本人の引揚・復員」政策はどう決定されたのか。各国の一次資料を基にした国際政治の観点から、連合国の思惑の中で各地の日本軍と民間人が辿った帰還の実態、戦後日本社会へ与えた影響を多角的に解明する。   Honya Club.com


JPY ¥6,600
「日米の絆」を担った「顔」たち―安保改定、沖縄返還、経済摩擦、テロとの戦い…日米大使29人の素顔と役割を描く、初の通史。日米双方の視点から両国の大使が果たした役割と限界、本国政府との関係や大使以外のアクターの影響を描く。日米講話発効・大使交換再開60周年記念出版。戦後日米関係における大使外交への視座第1部 駐米日本大使―敗戦国の尖兵から日米パートナーシップの担い手へ(「政治指導者の代理人」とその変容―一九五〇ー六〇年代;外交の多元化と世代交代―一九七〇ー八〇年代;多様化する役割―一九九〇ー二〇〇〇年代)第2部 駐日米国大使―日本における超大国の顔(権威をめぐる将軍たちとの相克―一九五〇ー六〇年代;ホワイトハウスの外交指導と大物の登場―一九七〇ー八〇年代;大物たちの遺産―一九九〇ー二〇〇〇年代)戦後日米関係における大使外交の役割戦後、「日米の絆」を担った「顔」たち。日米双方の視点から両国の大使が果たした役割と限界、本国政府との関係や大使以外のアクターの影響を描く。日米講話発効・大使交換再開60周年記念出版。   Honya Club.com


JPY ¥2,200
世界を震撼させたリーマン・ブラザーズ破綻から10年「100年に1度の金融危機」から学ぶべき教訓とは…。財務省で国際関係を統活する責任者であった著者が、如何に各国政府と協調し、世界規模の金融危機に対応したのか、主に為替政策を中心にその実体験を明かす。第1章 リーマン・ショックと為替政策(リーマン・ショック前後の為替政策(概観);パリバ・ショックとサブプライム問題 ほか)第2章 G20首脳プロセスと日本の貢献(第1回G20首脳会合(ワシントン)(2008年11月15日);IMFへの1000億ドルの融資枠供与 ほか)第3章 リーマン・ショック後の日本のアジア支援(韓国との協力;インドネシアとの協力 ほか)第4章 東アジアの金融協力の行方―チェンマイ・イニシアティブのマルチ化を巡る交渉を中心に(CMIマルチ化を巡る日中間交渉の最終局面;CMI前夜―アジア通貨基金(AMF)構想 ほか)第5章 リーマン後の国際金融政策の動き(IMFで働いて;欧州債務危機の特色 ほか)100年に1度の金融危機といわれ、多くの金融機関や企業が倒産したリーマン・ショックが発生してから、2018年9月でちょうど10年になる。 本書は、リーマン・ショック発生当時、財務省で国際関係を統括する事務次官級ポストの財務官(07年10月ー09年7月)を務め、事後処理をIMF副専務理事として担当した篠原尚之・東京大学教授の回想録である。リーマン・ショックでは、三菱UFJが米証券大手のモルガンスタンレーに出資するなど、日本は火消し役の立場でもあったが、篠原氏は、当局担当者として交渉にかかわっている。世界規模の金融危機のど真ん中で、如何に各国政府と協調し、対応したのか、当事者が、その全てを語る。株価   Honya Club.com


JPY ¥1,320
コロナ禍で「政治」は何を語ってきたか。菅内閣発足から2回目の緊急事態宣言の終了までを中心に、迷走する政府の新型コロナウイルス対策を詳細に解説。止まらない感染者数・死亡者数の増加と延長・拡大が繰り返される緊急事態宣言。新型コロナウイルス感染症に関する日本政府の対応と言説を、2020年9月の菅内閣発足時までさかのぼり、国会の会議録や関係諸機関の公式発表などに基づいて詳論する。事態を正確に把握し、冷静に「審判」するための必読書。新型コロナウイルス感染症に関する海外の状況に言及し、東京五輪開催に向けた首相の発言についても詳論する。本書目次I 新型コロナウイルス・新型コロナウイルス感染症II 確認症例数・死亡者数III Go To トラベルの全国一斉一時停止IV 新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言と新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置に関する公示V 東京オリンピック・パラリンピックと 新型コロナウイルス感染症 あとがき日米共同記者会見と東京オリンピック・パラリンピック / 日米首脳共同声明と東京オリンピック・パラリンピック / 安全・安心な大会/政府・首相としての最大の責務とテロ / 天皇陛下と東京オリンピック・パラリンピック / また行われた新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言 / 大阪府の悲惨な状況 / 緊急事態措置を実 施すべき期間の延長・緊急事態措置を実施すべき区域の変更/沖縄県と東京オリンピック・パラリンピックの競技が行われた地域/命と健康を守っていく / ワクチン開発・生産体制強化戦略/新型コロナウイルスと2021年の第49回衆議院議員総選挙   Honya Club.com


JPY ¥2,640
第1章 アメリカが原爆の語られかたを創始する―わずか一六時間後のトルーマン声明(戦後アメリカのナショナリティの核となった原爆;「太陽の力を引きだした爆弾」による究極の勝利;原爆「投下」という言葉による中立化―加害者の「手」しか見えない表現;アメリカナイゼーションの一翼を担った原爆)第2章 アメリカが被爆体験の語られかたを創始する―沈黙させられる被爆者(戦後の日米の構造―閉ざされた空間の並立;右往左往する海外メディア報道;国際社会から隠蔽された被爆者の存在;表象不可能な極限的出来事への接近―被爆者が遺した作品;ハーシー『ヒロシマ』の登場)第3章 アメリカ人によるアメリカ人のための原爆被災物語―『ヒロシマ』を歴史化する(筋書きありきで、規格どおりの話;六人の英雄の試練を安全地帯から覗く;被爆体験を「一過性」のものとして表象;アメリカ人に心理的な「避難所」を提供)第4章 日本がアメリカでの語られかたを跳襲する―『ヒロシマ』の受容(始まりは占領下のベストセラー『長崎の鐘』―永井隆;普及させた戦後のロングセラー『原爆の子』;福島以後、被爆体験はどう伝えるべきなのか;八時一五分の起源も『ヒロシマ』か―被爆者の体験とずれ)第5章 ヒロシマ/ナガサキは人類の普遍的な悲劇か―平和主義をどう生かすか(原爆と核兵器は別物なのか;原爆の表象とアメリカの植民地主義;日本は世界で原爆をどう語るべきなのか―加害者と被害者、そして平和主義)アメリカ政府が作り上げた原爆投下の物語と、その流布に協力した日本政府の姿を描き出す。戦後日本の国民主義と合州国との共犯関係に鋭く切り込む、"新しい戦後史"の始まりを告げる1冊。   Honya Club.com


JPY ¥19,800
第二次世界大戦終結、そしてシベリア抑留から70年余。旧ソ連が保持していた資料も開示された今、ようやく問題の全貌が明らかになった。関係者・研究者待望の、わが国最初の客観的資料集を公刊。第1部 日ソ戦争と捕虜の抑留及び移送(ヤルタ密約から日本の降伏調印まで;ソ連の捕虜規程及び収容所システム;日本軍将兵のソ連移送と初期収容)第2部 虜囚生活と「民主運動」(虜囚生活―住居、衣服、食事、衛生、労働;政治教育と「民主運動」;「戦犯」摘発と裁判;諸地域―極東部、シベリア、中央アジア、モンゴル、北朝鮮、南樺太)第3部 抑留者たちの帰還と冷戦下日本(米ソ協定と送還収容所;無鶴帰還と米ソの工作;政府の引揚施策と帰還者たちの運動;長期抑留者たちとその引揚)関係者・研究者待望の、シベリア抑留に関するわが国最初の資料集。シベリア抑留に至る経緯から、各地域での抑留の実態、帰還及び帰還後の問題、冷戦下のかけひきなど、全貌193編。   Honya Club.com


JPY ¥6,490
防衛実務者にとって必要な法的素養とは何か"を徹底的に追究し、防衛分野をさまざまな面から規律する国際法を基礎知識から発展的論点まで網羅。最高の執筆陣による、最も信頼できる実務教範。序―なぜ実務家は国際法を知らなければならないのか第1部 導入編(国際法の成立形式と法構造;国際法と国内法の関係;国際法の解釈 ほか)第2部 基礎編(軍縮・不拡散・安全保障貿易管理;警察・法執行;武力行使 ほか)第3部 応用編(国際平和協力;日米安全保障条約体制;履行確保 ほか)実務の要請に応える、唯一無二の国際法テキストわが国の外交・防衛を担う「防衛実務家」にとって必要な国際法の素養とは何かを徹底的に追究し、これまで既存の国際法教科書では十分に掘り下げることのできなかった防衛・安全保障分野に焦点を絞って、実務家にとって信頼のできる教範(マニュアル)となることをめざしたテキスト。一方的な主張に陥ることがないよう幅広い学説・見解にバランスよく目配りをしつつ、とりわけ争いのある論点については各国実務教範や政府見解等をはじめとした判断材料を適切に示すことで、厳しい判断が求められる実務におけるヒントを提供するほか、必要に応じて関係国内法令にも言及。ケーススタディや先端的論点を解説したコラムも充実。実務に造詣の深い最高の執筆陣による、最高水準の内容です。《目次》 第0章 序――なぜ実務家は国際法を知らなければならないのか第1部 導入編 第1章 国際法の成立形式と法構造 第2章 国際法と国内法の関係 第3章 国際法の解釈 第4章 条約 第5章 国家領域と空間 第6章 国家機関第2部 基礎編 第7章 軍縮・不拡散・安全保障貿易管理 第8章 警察・法執行 第9章 武力行使 第10章 武力紛争第3部 応用編 第11章   Honya Club.com


JPY ¥1,980
公文書の隠蔽と改竄。真実が軽んじられる時、民主主義はどう生き残れるか。「歴史の第一稿」が問いかけること第1部 公文書問題を問い直す(日報隠蔽問題の本質とは何か;公文書から見た戦後日米関係の一断面 ほか)第2部 「真実」をいかに掘り起こすか(東芝事件は起こるべくして起きた;土壌汚染地図が示す沖縄の現在 ほか)第3部 日本は弱者に優しいか(移民ネグレクト大国 日本;精神障害者と共生する社会を目指して ほか)第4部 ジャーナリズムの新たな可能性(戦場はネットへ 二〇一八年のジャーナリズム;ボクシングから読み直す日本―フィリピン関係史 ほか)いま求められる「検証のジャーナリズム」政府が記録を隠蔽し、改竄し、そして抹消する。ネット上では真偽不明の情報が次々と拡散される。民主主義が根底から揺さぶられる中、ジャーナリズムが果たすべき役割とは何か。 日報隠蔽、沖縄問題、外国人労働者、そしてフェイクニュース……。それぞれの「第一稿」から現代日本の課題を鮮やかに照射する。   Honya Club.com


JPY ¥919
アメリカの本音に迫る。日本問題に関係の深いアメリカの現職議員、元政府高官、大手企業トップ層、対日問題研究家など識者45人の生の声。第1章 日米構造協議〈SII〉後、アメリカは日本をどうみているか(構造協議に対するアメリカの評価;アメリカと日本―"物の見方"の今と昔;アメリカ各地域からみた「日本人像」;「期待」と「反感」の共存)第2章 ナショナリズムとグローバリズム―日米の経済的調和はどう達成されるべきか(アメリカと日本のナショナリズム;日本の商慣行とジャパン・パッシング;日本の投資に対するアメリカの感情;「独自」のルールでなく「世界共通」のルールを)第3章 ポスト冷戦とリーダーとしての日本の役割("指導者"としての責任の分担;安全保障における日本の役割;新たな国際秩序下における日本の役割)インタビュー抄録―アメリカ各界オピニオン・リーダーの生の声   Honya Club.com


JPY ¥2,530
彼女たちの言葉から、複雑で矛盾に満ちた沖縄の歴史と現実が浮かび上がる。リナイヴアシュリーサチコアリサスズヨデイジーミヨエミチエアイ「対話はいつもあまりに単純化され、人々は口をつぐみ黙りこむ。矛盾をもっと認識することで人々は話しやすくなる」1972年に日本へ復帰するまでの27年間、アメリカに占領・統治され、その後も基地が置かれた沖縄は、戦後70年以上、基地との共生を強いられてきた。米兵による犯罪や事故、自然破壊もあとをたたない。2016年に20歳の女性が米軍関係者により暴行を受けて殺害されると、抗議デモは過去20年を通じて最大規模となった。米軍基地をめぐって対立する日米両政府と沖縄県。普天間基地の移設問題も混迷をきわめている。だが、沖縄の基地をめぐる問題を二極化することでこぼれ落ちてしまう現実がある。そう感じた日系四世の著者は、沖縄に生きるあらゆる立場の女性――沖縄戦で学徒看護隊に動員された女性、基地で働く女性、米兵との恋愛結婚を夢見る女性、アイデンティティに悩む「アメラジアン」、基地反対運動の活動家ら――の話を聞き歩いた。彼女たちの言葉から、複雑で矛盾に満ちた沖縄の歴史と現実が浮かび上がる。類いまれな語り手が、帝国の基地の町に生きるとはどういうことかを鮮やかに描き出すジョン・ダワー(『敗北を抱きしめて』著者)推薦(カバー写真・岡本尚文)   Honya Club.com


JPY ¥2,200
「東条英機は独裁者だったのか」「なぜ近衛声明を出してしまったのか」「大正期に肩身が狭かったはずの軍人がなぜ変貌したのか」―。素朴な疑問に答え、日本を敗戦に導いたエリート集団の失敗のメカニズムを、史実に基づいて解明する待望の昭和陸軍論。昭和陸軍・自壊の病理第1部 戦争指導―戦略とガバナンスの不在(戦争指導の三つの視点;戦争指導者としての東條英機―戦略と権力の不在;辻政信―優秀なれど制御能わざる人材の弊害;勝敗なき戦場―華中日本軍の膠着)第2部 変質―政治化のメカニズム(統帥権独立の呪縛;政治化の伏線―大正期陸軍軍人の意識構造;陸軍軍人はなぜ政治化したのか―戦前日本の政軍関係)第3部 漂流―大局観なき対外政策(「国民政府ヲ対手トセズ」―近衛声明の謎;陸軍の日独同盟論―対ソ軍事バランスへのこだわり;独ソ不可侵協定は想定外だったのか―「複雑怪奇」の舞台裏;構想力なき戦争―大東亜戦争のなかの支那事変)●名著『失敗の本質』の著者による昭和陸軍論本書は、『失敗の本質』『戦略の本質』で野中郁次郎氏が最も信頼しているメンバー戸部良一氏(『失敗の本質』の筆頭著者)による本格的陸軍論。戸部氏は政治学者として著名な猪木正道、高坂正堯の弟子です。「戦前の陸軍は権力をほしいままにして対英米戦争に突入した」というステレオタイプな歴史記述に異議を申し立て、歴史家としての事実に基づいた分析を行う。「東条英機は縦割り組織に縛られリーダーシップは発揮していなかった」「大正期の肩身の狭さの反動が昭和陸軍暴走の遠因だった」「陸軍が主導した日独同盟は英米戦を全く視野に入れていなかった」など、従来の歴史書では得られなかった新たな発見が得られる知的興奮の書です。   Honya Club.com


JPY ¥3,740
沖縄が「基地の島」になったのは、日米両国の思惑によって「無憲法の島」に追いやられたからだ。その歴史と論理を、憲法と外交史の双方向から解き明かす。第1章 国籍を奪われた沖縄(日本国憲法上の「国民」とは?;日本の主権と沖縄;代表権・選挙権を奪われた沖縄)第2章 講和条約第三条と安保条約―「犠牲の要石」としての沖縄(講和条約第三条の成立過程;アメリカの太平洋安保構想;ANZUS・米比・日米、そして「琉球」の米軍)第3章 「三条失効」論(先例としての「奄美返還」;三条をめぐる国会論戦;国連加盟と岸訪米)第4章 沖縄の法的地位と「植民地」問題(翻弄される沖縄;国連決議と三条の「死文」化;「政府統一見解」と沖縄返還)終章 「閉塞状態」の打破に向けて(沖縄から問われる日本の近代;「共通敵」なき時代の沖縄)「本土」の安全は、歴史的に沖縄の犠牲のうえに成り立ってきた。しかし今や、沖縄で抗議の声があがると、本土の一部からはヘイトの罵声まで飛ぶほど、沖縄の戦後史についての無知と無視は深まっている。 東アジアの緊張が高まるなかで、米軍は沖縄の陸、海、空を、わが者顔で動きまわっている。沖縄が「基地の島」になったのは、戦後、日米両国の思惑によって「無憲法の島」に追いやられたからだとすれば、わたしたちは今、本土の視点から、沖縄の現状をどう捉えなおすべきか。憲法と外交史の専門家が協力し、これまで検証されなかった膨大な国会議事録や行政文書、外交文書を渉猟して、この「軍事植民地」が生み出された経緯と、日米両国がそれぞれ依拠してきた論理を解き明かす。終章では、米中の狭間で翻弄される東アジアの国々が、沖縄を軸に、軍縮にむけた提携関係を構築するという新たな見取り図を提示した。   Honya Club.com


JPY ¥7,480
香港で反政府デモ激化、日韓関係悪化、米中貿易摩擦…。混迷する世界情勢の「今」を網羅する、総合国際年鑑の決定版。特集第1部 国際機構(国際連合;その他の国際機構・会議)第2部 各国の現勢(アジア;オセアニア ほか)第3部 各国元首・閣僚一覧(アジア;オセアニア ほか)第4部 記録・資料(主要統計;世界の大企業500社 ほか)第5部 世界人名録(世界人名録;2019年の主な海外物故者)激動・混迷の世界情勢を的確に捉えるために必携の「総合国際年鑑」決定版。共同通信社の海外全支局、通信員網、編集局外信部などの記者が総力取材した膨大な情報をもとに世界各国・地域の最新情勢を提供。併せて各国元首、閣僚一覧などの国別データ、世界人名録、主要統計などを収録する。国際問題研究・分析のための基礎資料。原則として2019年1月から12月に世界で起きた出来事を掲載する。   Honya Club.com


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「中選挙区制」採用をめぐる諸問題東洋"オリンピック"「満州国」参加問題昭和研究会と新体制運動急進的自由民権論者の政治思想「社会思想」の思想に関する一考察神社非宗教論をめぐる憲法思想「大東亜共栄圏」否定と変革の論理―石橋湛山の場合上杉慎吉における反民主主義論の構造と展開二第政党対立下における与党勝利の選挙準備―民政党の「選挙第一主義」野坂参三の「平和革命論」の淵源について―「マルクス・レーニン主義の日本化」と野坂参三朝鮮民族解放運動をめぐる国際関係中国共産党および中国政府を中心に裁判所構成法制定小考1930年代半ばの対満政策立案に関する一考察―「満蒙問題研究会」を中心として寺内内閣期における政友会の党勢拡張に向けての方策―第39帝国議会前後期を中心に日米「民間経済外交」―日露戦争後のもう一つの日米関係大正期における陸軍将校の社会認識と陸軍の精神教育―『偕行社記事』の論説記事の分析犬養毅の中国における日本の権益論日中戦争前半における毛沢東の権力基盤の検討―八路軍留守部隊を中心として第二次大戦下における一マルクス主義者の言動―平野義太郎の大東亜共栄圏論小泉信三の多数講和論田中清玄と武装共産党「改造」の時代と黎明会   Honya Club.com


JPY ¥2,750
規制緩和や民営化で、格差が拡大することはないのか?構造改革とは、大企業だけが得をするためのルール変更ではないのか?本書は電力という具体的な領域で、米国と英国の規制緩和・民営化がどのようにおこなわれ、なにを巻き起こしたかを検証するものである。その悲惨な失敗と、利害関係者によるプロパガンダの驚くべき実態が、明らかになる。第1部 戦略の確立―規制緩和以前の米国電力産業(電力公営化を阻止し、利益を隠す―二〇世紀初頭;大規模化するプロパガンダ―両大戦間;公的規制を求める民衆の闘い―第二次大戦まで;プロパガンダで難局を乗り切る―第二次大戦後)第2部 市場原理主義と強欲―米国の規制緩和(規制緩和へと世論を誘導する;カリフォルニアでの莫大な儲け;連邦政府はなにをしてきたか;エンロンの興隆;エンロンの破綻)第3部 電力自由化という実験―英国の規制緩和(規制緩和前の電力事情―一九八〇年まで;レトリックに隠された自由化の真の動機;電力自由化がもたらした問題)第4部 日本の電力自由化(日本の電力自由化の行方)規制緩和が国民を不幸にする。価格操作や大停電、損失の税金による穴埋めなどが起きた米英の実例から、電力自由化の真の姿を解説。悲惨な失敗と利害関係者によるプロパガンダの驚くべき実態が明らかになる。   Honya Club.com


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日中国交回復三〇年を経て、当時の田中首相・大平外相が北京を訪問し、周恩来総理らと会談した日中国交回復交渉、和製キッシンジャーと称された竹入公明党委員長と周恩来との秘密会談の記録が公開された。日本政府、外務省が台湾との関係をどのように扱ったかを示す会談記録・文書も入手することができた。六年後の日中平和友好条約締結交渉に関する日中事務次官レベルの会談と外相会談も公開された。解題と注釈を加えてそれらの文書を再現し(記録編)、会談の関係者の寄稿・インタビューによる証言を集め(証言編)、日中国交回復から平和有効条約締結にいたる外交交渉過程とその歴史的意味を、専門研究者の立場から考察する(考証編)。新たな日中関係の一歩を踏み出すために心血を注いだ先人たちの決意と気迫に思いを致し、過去の不正常な状態を克服して未来に立ち向かうために再検証すべき課題が、ここに凝縮されている。記録編(日中国交正常化交渉;日台断交関連;日中平和友好条約締結交渉)証言編(日中国交正常化交渉;日中平和友好条約締結交渉)考証編(米中和解から日中国交正常化へ―錯綜する日本像;日華平和条約締結から日中国交回復へ―「二つの中国」政策から「一つの中国」政策への跳躍;一九七〇年代の中日関係―中日平和友好条約の締結;先人の開拓 二一世紀への示唆―日中国交正常化と平和友好条約を再検証する意義)1972年の田中首相・大平外相が北京を訪問しての日中国交回復交渉、台湾断交をめぐる台北会談、6年後の日中平和友好条件締結交渉の全記録。交渉当事者・関係者のインタビュー、戦後日本関係史の考証論文を併載。   Honya Club.com

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東アジア現代史の画期をなす朝鮮戦争。その秘められた真実を、渦中の人物が生きいきと再現するヒューマン・ドキュメント。朝鮮戦争(1950ー53)は、単に"北から南への侵攻"であったわけではない。戦争に先立つ1948年、南北分断の二つの国家が樹立されるころ、「北はリンゴ、南はスイカ」というたとえがあった(北朝鮮は表面は赤いが、中身つまり民衆は白く、南はその反対)。本書は、南=韓国の「スイカ」の赤い中身―米軍政や李承晩政府の下で、社会的正義を求めてやまぬ人びとが、朝鮮戦争のなかで北と呼応しつつパルチザンとして戦った、第一級の証言である。農民、学生、女学生、詩人、旧日本軍あがりの軍事指導者など、実に多様な若者たちが参加した韓国各地のパルチザン部隊の生態。彼らをリードする南朝鮮労働党と、呼応する北の労働党との協調と不協和音。パルチザン同士の恋と別れ、山から山へ渡り歩きながらの血みどろの戦い、食糧補給のきびしさ等々―極限状況に生きた人びとの類いまれな記録である。今日に至るまでの南北の関係、とりわけ北のあり方を考えるうえでも、多くの示唆に富む。また、パルチザンのなかにも生きている日本植民地時代の遺習など、日朝・日韓関係の証言でもある。猟雲山砦の頭領たち蟾津江の晩秋禿鷹兵団のころさらば回文山よ徳裕山の黒い雲南朝鮮パルチザン略史小白山脈の夏智異山の九十九折り怒号する雪原壊滅する南部軍人間の住む世界へ   Honya Club.com


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沖縄はいかにして戦後問題の集約点となったのか?日米の関係者へのインタビューや膨大な新資料に基づき、戦後沖縄の地位を決定付けた講和条約第三条の形成過程をはじめて本格的に解明、沖縄問題を考える確かな視点を示す。第1章 沖縄問題への視座第2章 沖縄をめぐる戦略的議論一九四二‐一九四六―国家安全保障の模索第3章 米国国務省の戦後計画と沖縄一九四二‐一九四六―「領土不拡大」原則の実現へ第4章 SWNCCでの沖縄に関する議論一九四五‐一九四七―信託統治問題をめぐる対立と交渉第5章 日本政府の講和条約準備作業と沖縄の地位に関する見解一九四五‐一九四八第6章 米国政府内の沖縄政策の形成―NSC一三の成立一九四七‐一九四九第7章 対日講和条約と第三条一九四九‐一九五一―米国の戦略と日本の要請、そして国際承認の問題終章 第三条の限界―批准と「実際的措置」への逃避沖縄はいかにして戦後問題の集約点となったか。日米関係者へのインタビューや膨大な新資料に基づき、戦後沖縄の地位を決定付けた講和条約第3条の形成過程を初めて本格的に解明。沖縄問題を考える確かな視点を示す。   Honya Club.com


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グローバル化の中で世界の経済・社会の多様性の行方は?日本の空気本位主義、中国の人脈資本主義、米国の起業家精神はそれぞれ何をもたらしたかを考察。経済とソーシャル・キャピタルとの相互依存関係第1部 ソーシャル・キャピタルと経済の多様な関係(経済発展とソーシャル・キャピタル―市場・政府・コミュニティの枠組みから;日本企業と高齢者が果たすべき役割;社会起業と地域イノベーション;イノベーション促進の触媒機能を果たすソーシャル・キャピタル ほか)第2部 ソーシャル・キャピタルからみた経済の多様性(日本の空気本位制の功罪;中国の急成長を支えた人脈資本主義;スウェーデンにみる新たな成長モデル―地域・産業クラスターとイノベーション;日米で大きく異なる企業生態)二十一世紀の世界経済へのソーシャル・キャピタルの含意効率性と「きずな」は共存・調和できるのか。経済のグローバル化が進む一方、地域の特性がより鮮明になりつつある現状を踏まえ、高齢者の社会参加・社会的企業・情報通信技術の発展・農山村経済・格差問題等の経済活動の諸側面とアメリカ・中国・日本・スウェーデン等の各国の経済動向という2点を軸に、効率性と「きずな」の相互依存関係を分析。今後の日本経済の進むべき方向性を知る手がかりを探究した一冊。   Honya Club.com


JPY ¥1,257
日本国憲法の制定は国際社会を巻き込んだ一大ドラマであった。GHQの作った舞台の上で日本人はどのような役割を果たしたのか。著者は日米英仏にわたって関係者の調査を行い、さらに公開された最新史料を駆使して、その全過程を詳しく踏破する。労作ドキュメントにして、憲法を論じる上で必読の書。1 敗戦国日本2 憲法改正問題の始動3 幣原内閣の憲法問題調査4 政党・民間グループの諸案5 総司令部の提示6 極東委員会の重圧7 政府案の作成8 帝国議会における審議エピローグ 日本国憲法の公布   Honya Club.com


JPY ¥924
日米地位協定は、在日米軍の基地使用、行動範囲、米軍関係者の権利などを保証したものである。在日米軍による事件が沖縄などで頻発する中、捜査・裁判での優遇が常に批判されてきた。冷戦後、独伊など他国では協定は改正されたが、日本はそのままである。本書は、協定と在日米軍を通して日米関係の軌跡を描く。実際の運用が非公開の「合意議事録」に基づいてきた事実など、日本が置かれている「地位」の実態を描く。第1章 占領から日米安保体制へ―駐軍協定第2章 60年安保改定と日米地位協定締結―非公表の合意議事録第3章 ヴェトナム戦争下の米軍問題―続発する墜落事故、騒音訴訟第4章 沖縄返還と膨大な米軍基地―密室のなかの五・一五メモ第5章 「思いやり予算」の膨張―「援助」の拡大解釈第6章 冷戦以後の独伊の地位協定―国内法適用を求めて第7章 沖縄基地問題への注目―度重なる事件、政府の迷走終章 日米地位協定のゆくえ―改定の条件とは日米地位協定は、在日米軍の基地使用、行動範囲、米軍関係者の権利などを保証したものである。在日米軍による事件が沖縄などで頻発するなか、捜査・裁判での優遇が常に批判されてきた。冷戦崩壊後、独伊など他の同盟国では協定は改正されたが、日本はそのままである。本書は、日米関係と在日米軍の戦後70年の軌跡を追う。実際の運用が非公開の「合意議事録」で行われてきた事実など、日本が置かれている「地位」の実態を描く。   Honya Club.com


JPY ¥8,800
1 東條内閣の政戦略と終戦構想(東條内閣の戦争指導;国際情報管理と戦況の把握;参謀本部の戦争終末研究;東條内閣の終焉)2 小磯内閣の政戦略(最高戦争指導会議の設置;戦争終結の模索;捷号作戦と国務統帥の混乱)3 鈴木内閣の終戦経緯(鈴木内閣の組閣と戦争終結の始動;戦争指導大綱と対ソ施策;外務省による終戦工作;ポツダム宣言受諾経緯)4 政戦略国策決定のメカニズム(大日本帝国憲法における内閣と閣議に関する規定;大本営の設置と政戦略;大本営政府連絡会議の性格;最高戦争指導会議の性格;御前会議の性格;東條首相の政戦略意識と天皇)5 日本の対英米通商貿易問題(日英通商関係;日米通商関係)アジア太平洋戦争について、開戦・終戦の経緯、昭和天皇とその同時代の関係者の戦争指導の実態解明を目指す。本書では東条内閣の戦争指導、小磯内閣、鈴木内閣の終戦過程、政戦略国策決定のメカニズムを解明する。   Honya Club.com


JPY ¥2,883
韓国NIES化のプロセスを,経済開発と民主化との関連を軸に考える。第1章 韓国資本主義分析への視点第2章 権威主義体制下の開発と社会変動第3章 日米依存の成果と歪み―従属的発展の実相第4章 財閥の形成と経済力の集中第5章 支配3者関係の政治経済学―政府・外資・財閥3者間の協調と対立第6章 脱権威主義社会への途―産業民主化の苦悩第7章 世界システムのなかの朝鮮半島―ポスト冷戦と朝鮮半島の行方   Honya Club.com


JPY ¥935
最新にして受験に役立つ!今こそ「学びたい」「伝えたい」私たちの国の歴史◎講談社の学習まんが、ここがすごい!1 受験には情報量!「受験対応力がすごい!」 〇「カリスマ講師」スタディサプリの伊藤賀一先生、絶賛!2 最新の研究を反映!「監修者がすごい!」3 面白いから読みたくなる!「漫画家がすごい!」講談社 学習まんが 日本の歴史 第14巻(全20巻)監修者:高尾 善希(三重大学准教授)漫画家:いわや 晃 代表作:『シノギゴロシ』「風雲急! 時代が動く」。農民の家に生まれ、将軍家以後から西洋式軍隊を率いるまでになった土方歳三の生きざまとは?<収録内容>第79話「ペリーの来航」ペリーが艦隊を率いて来航。幕府は日米和親条約を結び、開国することになる。第80話「安政の大獄」勅許のないまま通商条約に調印した幕府に反発する勢力への弾圧がはじまる。第81話「薩英戦争」公武合体に動く薩摩藩は、幕政改革を要求。尊王攘夷運動もはげしくなる。第82話「八月十八日の政変」尊王攘夷派の中心となった長州藩と急進派の公家が、京都から追放される。第83話「大政奉還」高まる倒幕運動に対し、15代将軍となった徳川慶喜は政権の返上を申し出る。第84話「戊辰戦争」政権を返上した徳川家の扱いをめぐって旧幕府軍と新政府軍の間で戦争となる。<監修者のことば> 日本史では、外交関係と政治体制の変革が密接に関わることが、ときどきあります。 1853年(嘉永6)、ペリー率いる黒船の艦隊が浦賀に来航すると、江戸幕府はいままでにない危機と遭遇し、政治体制の変革の必要性に迫られました。いまの日本でも、「黒船」は海外からの脅威の比喩に使われるほどです。 幕府は黒船への対応についてひろく意見を募りました。海外と交渉するにあたり、日本が幕府や藩をこえて統一国家とし   Honya Club.com


JPY ¥2,750
長い沈黙を破って発見された「沖縄回収ドル密約」。その意味するところはなんだったのか。「琉球ドル」の導入まで検討された秘密交渉の実態。日本政府が住民から回収したドルの廃棄を迫る米国。突然襲ってきたニクソン・ショック。当事者沖縄抜きに決められた変動相場制度への移行過程。突然の銀行閉鎖に混乱する人々。沖縄無視の姿勢を示す日本の官僚たち。復帰に伴う急激なインフレ…。日米の機密文書や琉球政府主席・屋良朝苗をはじめとする当時の関係者の残した日記やメモ、さらに関係者へのインタビューなどを通じて、回収ドルの密約を検証し、復帰時の沖縄の苦悩を生々しく再現する、第一級のノンフィクション。第1部 密約交渉(「タナボタを阻止せよ」;回収ドル争奪戦)第2部 「経済処分」(円切り上げ断行;通貨確認;すれ違う本土と沖縄)長い沈黙の末に露見した「沖縄回収ドル密約」。その意味とはなんだったのか。日米の機密文書や当時の関係者の残した日記やメモなどを通じて、回収ドルの密約を検証し、復帰時の沖縄の苦悩を生々しく再現する。   Honya Club.com


JPY ¥3,960
グローバル化は、日本の地方自治のあり方にもインパクトを与えつつある。財政の悪化、「市場の選別」による自治体間の競争・利害対立の顕在化などさまざまな圧力に、地方はいま直面しつつある。地方政府は、「地方分権一括法」によって拡大した権限を活用してこれらの課題にいかに対応し、またどのような理念や哲学にもとづいて政策資源を振り向けていけばよいのか。ヨーロッパの政治学者も参加、この問題に根本的な考察を加える。研究者のみならず、自治体関係者必読の書。グローバル化時代の地方ガバナンス第1部 分析視角(地方政府にとってのグローバリゼーション―危機か好機か;中央‐周辺関係の転換―グローバル時代の新しい領域政治)第2部 グローバル化と地方財政(地方行財政のグローバル化と政策形成;WTO政府調達協定の地方政府に対するインパクト―日米比較の視点から)第3部 地方分権の日欧比較(ヨーロッパ民主主義諸国における分権化傾向;日本における分権改革の成果と限界)第4部 日本周縁部における地方ガバナンス(沖縄のガバナンスのゆくえ―国際都市形成構想から新沖縄振興計画へ;北海道における国際化・グローバル化と地方政府改革―戦後北海道開発政策との関連で)第5部 脱ナショナルな概念的考察(下からの連邦主義―初期近代の政治理論からの示唆;日本における補完性原理の可能性―重層的なガバナンスの概念化をめぐって)グローバル化は、地方自治のあり方にもインパクトを与えつつある。「市場の選別」に抗して、地方政府はどのように対応すべきか。EUの実例や政治思想史的な観点も取り入れて、根本的な考察を加える。   Honya Club.com


JPY ¥3,080
過去70余年、誰が権力を握り、誰が民衆を抑圧してきたか?韓国の支配エリートを構成する親日派の歴史的起源を掘り起こし、『反日種族主義』の虚構を明らかにする実証的韓国史。1章 民衆は国を失い、国は主人を失って―植民地と分断(独立と開化のジレンマ―安重根/尹致昊/日露戦争;朝鮮の近代化と解放の二つの道―共産主義/キリスト教;再び8・15の性格を問う―光復節/建国節/分断/信託統治;大韓民国 保守の期限―米軍政/韓民党/親日警察;なぜ国家保安法は憲法の上に君臨してきたのか?―政府樹立/左翼粛正/国家保安法)2章 「自由世界」の最前線―国家宗教になった反共・親米(朝鮮戦争が残したもの―制限戦争/爆撃/反共国家;大韓民国は越南者たちが作った―信川虐殺/反共主義/宣教奇跡;反共が国是になった理由―自由党/不正選挙/金昌龍;韓米関係は外交関係か?―血盟/駐韓米軍/戦時作戦権/;なぜ日本は謝罪しないのか?―歴史問題/請求権/日韓協定)3章 「闘いながら働いて、働きながら働え」―近代化の影(復活する植民統治 朴正煕の維新とその後―満州人脈/維新憲法/公安統治;教育天国と教育地獄―家族/学歴看板/教育爆発;なぜ大韓民国は「財閥共和国」になったのか?―対北競争/財閥形成/労働弾圧;偉大なる民主化運動はなぜ半分だけ成功したのか?―民主化運動/グローバル化/新自由主義)日本語版への補論 日本における『反日種族主義』旋風を批判する解説 「反日種族主義」という虚構を越えて―過去への懴悔と新時代への決意があるというなら、誰もが読まねばならない気鋭の韓国の社会学者による、日本における『反日種族主義』批判の書解説・李泳采(恵泉女学園大学大学院教授)韓国現代史の連続性と断絶性、その原因と背景を緻密に分析して明らかに   Honya Club.com


JPY ¥776
誰が、なぜアメリカの若きリーダーを殺したのか?一九六三年十一月二十二日にジョン・F.ケネディ大統領が暗殺され、五〇年が過ぎた。その裏の謀略にいち早く注目した著者が、真相に迫った衝撃作『決定版二〇三九年の真実』を増補文庫化。米政府が多くの証拠物件を「二〇三九年まで公開しない」とする中、数々の事実や背後関係を発見していく。実際に引き金を引いたのは誰だったか?重要証人が相次いで変死、大統領を恨むマフィアたち、ある重要人物がついていたアリバイの嘘―真の改革者を消し去った超大国アメリカの深い闇を暴く。第1部 「二〇三九年の真実」(アメリカが犯した二つの罪;囮にすぎなかったオズワルド;タブーに挑戦したケネディ兄弟;大統領を憎んだ男達;カストロ暗殺計画の失敗;リチャード・ニクソンの陰謀;エピローグ)第2部 ポストスクリプト一九九三ケネディ暗殺の「真犯人」は誰だ? ケネディ没後50年特別企画。2013年11月22日でアメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディの暗殺から50年が経った。ダラスでの暗殺劇の謎に日本人ジャーナリストとして最も早く注目し、その真相に迫った落合信彦氏の衝撃作『決定版 二〇三九年の真実』を増補文庫化。多くの証拠物件が政府により「2039年まで公開されない」と制限されている中、本書は丹念な取材と検証により数々の事実を暴いていく。・オズワルド単独犯行説の矛盾・重要証人の相次ぐ変死・不可解なダラスでのパレードルートの変更の裏側・説明がつかない「大統領を撃ち抜いた弾丸」の軌道・ケネディに恨みを持つマフィア・コネクションの存在・ある重要人物が暗殺当日のアリバイで「ウソ」をついていたケネディ暗殺の背景にある超大国・アメリカの巨大な闇に迫った。   Honya Club.com


JPY ¥1,540
「反日」と「覇権主義」を振りかざす隣国とどう向きあうべきなのか。過去を一方的に反省する必要はない!日本人が知っておくべき日中関係史の真髄。日本文明とシナ文明―神道を守り抜けば日本人は文明の誇りを維持できる皇神の厳しき国―聖徳太子が記したシナと対等以上の関係を持つ資格江戸・漢学者の論争―日本精神を発見して維新の土壌をつくった儒者たち日清戦争―近代日本はなぜシナ文明と対決せざるをえなかったか三国干渉とシナの悲劇―清国の衰退が東アジアに危機的状況をもたらした日露戦争―日本海海戦の勝利は清国に大きなショックを与えたシナをめぐる日米の対立―対日反感という暗雲が日本の東方から湧き上がったコミンテルンの赤い魔手―日本との関係悪化の引き金を引いた孫文の容共路線満洲事変前夜―満洲にいた日本人への攻撃を幣原外相は見過ごした満洲建国の正統性―リットン伯は「日本の侵略とはいえない」と報告した盧溝橋事件の真相―日本政府は事件後三週間、不拡大方針を維持しつづけたシナ事変―一級資料のなかに「南京大虐殺」を示すものは一つもなかったシナとどう向きあうか―われわれが歴史のなかから学ぶべきことは何か「反日」と「覇権主義」を振りかざす隣国と、私たちはどう向き合うべきなのか。過去を一方的に反省する必要はない。日本人が知っておくべき日中関係史の真髄を、若い世代に向けて語った1冊。   Honya Club.com


JPY ¥2,420
経済的な相互依存関係を深める世界のなかにあって、わが国はその恩恵に浴しつつ国のプレゼンスを高めてきた。国際社会に生きるわが国の真の国際貢献とは、たしかな時代認識のもとで"共存共栄のシナリオ"を世界に向けて提言し、そのための施策遂行の努力をさまざまな分野を通じて行うことである。そのシナリオは必ずしも単純ではなく、さまざまな必要が複合的に関連しているはずである。そのシナリオのグランデッサンをより具体的にイメージするために、大きく3つのアプローチに分けて問題を整理することにした。序章 国際貢献の3つのアプローチ1 国際関係軸のリエンジニアリング(世界の中の日本と日米関係;日中関係にみる日本の外交;旧ソ連経済と対ロ支援;西太平洋の経済発展と日本)2 問題解決のグローバリゼーション(日本の政府開発援助;外国人労働者問題;地球環境問題―環境・エネルギー・経済成長)3 競争と協調のニューフロンティア(日本の鉄鋼業と国際産業協力;日本の電子機器産業と国際産業協力;日本の石油化学工業と国際産業協力;外国企業からみた日本市場)   Honya Club.com


JPY ¥5,060
世界初の本格的国際非政府組織である太平洋問題調査会(IPR)は、何を成し遂げたのか。本書では、日本人として初めてアメリカで正教授となった朝河貫一、第二次世界大戦終結に際して連合国側の日本人研究に指導的な役割を果たしたジェフリー・ゴーラーなど、IPRに関係の深かった人物の実績を通して、IPRの国際交流活動、調査研究活動を考察する。第1部 論文集(Last Chance:The Institute of Pacific Relations and the Final Quest for Peace in the Pacific;Fair Exchange:The Institute of Pacific Relations (IPR) and the Economic Muddle of the 1920s;第1回太平洋問題調査会の参加者、小松隆の生涯―戦前の国際交流活動を中心に ほか)第2部 大城ジョージ教授の思い出(Remembering George Oshiro;The Memory of George Oshiro;In Memory of George Oshiro ほか)第3部 IPR研究のあゆみ:研究部会活動の記録(日本におけるIPR研究のあゆみ;日米関係部会(1992年度ー1993年度);アジア太平洋部会(1994年度ー1995年度) ほか)世界初の本格的国際非政府組織、太平洋問題調査会が成したこととは。日本人として初めてアメリカで正教授となった朝河貫一など、IPRに関係の深い人物の実績を通して、IPRの国際交流活動、調査研究活動を考察。   Honya Club.com


JPY ¥7,150
第1部 基礎理論(憲法と独占禁止法―序論的考察;競争市場の構築と政府規制に対する考察―EC競争法からの検討;EC委員会の公共サービス事業に関する規制政策の展開)第2部 経済的規制と独占禁止法(政府規制と反トラスト法―連邦法レベルでの調整;State Action Doctrine(州行為の法理)と連邦反トラスト法―州の産業規制と連邦反トラスト政策の衝突;独禁法と事業法による公益事業規制のあり方に関する一考察;独禁法と事業法の関係―イギリス法における両法の関係を参考として;イタリアにおける放送法の最近の動向―ガスパッリ法をめぐる議論の紹介を中心に)第3部 規制産業における独禁法の適用(私的独占の禁止に関する解釈論と立法論;支配的事業者による単独の取引拒絶とEC競争法;規制産業における支配的事業者の排除型行為の規制とその立証負担―欧米の最新の理論・先例の比較と日本法への示唆;日米加独の航空産業における略奪的価値設定;英国の電力市場における市場支配力の規制)小泉「構造改革」「規制改革」の推進論議と一線を画し、基礎理論的視角からその是非を論じる。あわせて経済的規制と独禁法適用の関係を、比較法的視点も踏まえ、批判的・多角的に研究する。   Honya Club.com


JPY ¥2,000
アフターコロナの世界、日中交流の鍵を握るのは、第一線で活躍する人々、そして私たち一人一人。特別追悼(科学技術で協力し合い、東洋文化を大切にする―元文部大臣・元東京大学総長有馬朗人氏に聞く)政治家(至誠一貫、日中関係の絆をより強く―公明党代表山口那津男氏に聞く;「和」の文化をもっと世界へ発信―政府開発援助(ODA)等に関する特別委員長・参議院議員松下新平氏に聞く ほか)文化人(継続は力なり!文化交流を続けることが大切―元文化庁長官青柳正規氏に聞く;映画は現代の遣唐使船―夢枕獏氏インタビュー ほか)経営者(「報恩感謝、利他の心」で社会貢献型物流ネットワーク構築へ―株式会社丸和運輸機関代表取締役社長和佐見勝氏に聞く;論語と算盤の両立へ、事業は社会のために―柏物産株式会社社長陳熹氏に聞く ほか)第20号の『温故知新』に続く単行本第二弾。2020年、世界で猛威を振るう新型コロナウイルスは人々の価値観や仕事、ライフスタイルを大きく変えました。日中間の往来と経済・貿易協力はコロナ禍によって大きな転換を余儀なくされ、米中対立が激しさを増すことは日中関係にも影を落としています。ポストコロナ時代に向けて日中両国がアジアの地域交流と協力をリードする国になることは間違いありません。今号では、共に一陽来復を迎え、日中相互理解の一助になる1冊になることを願って22名の政治家、文化人、経営者のインタビューをまとめました。   Honya Club.com


JPY ¥1,210
「在野精神」「反骨の精神」を掲げた大学が問題文に込めた思いとは何か―私大最高峰の一角、早稲田の入試問題から現代日本の抱える問題点が見えてくる!1 日本人なら知っておきたい政治と歴史(憲法第9条―押しつけ憲法にすぎないのか、それとも守るべき至宝なのか;日本の軍国主義化―政府の景気浮揚政策が招いた戦争への機運;大東亜戦争―近衛文麿が語る戦争への道筋とは;原子力問題―現在の原子力問題を招いた戦前の電力行政;政治家の汚職―大正・昭和期政治家の倫理からみる日本近現代史)2 「経済大国日本」はなぜ誕生したのか(日本経済前史―「貿易」からみる近代以前の日本経済史;戦後の財閥解体―銀行からみる戦後経済史;未曾有の経済復興―先の見えない不況から脱却する方法とは;高度経済成長―日本はなぜあれだけの成長を成し得たのか;環境問題―華やかな経済成長の裏にひそむ毒、公害;成長期の終焉―日本はかつての栄光を取り戻せるのか)3 日本を悩ます国際問題の淵源を探る(日韓併合―日本人なら知っておきたい併合の「真実」;戦後賠償問題―日本は何を償ったのか、今後償うべきものは?;近現代の日露関係―北方領土問題が勃発した背景とは;戦後日米関係―アメリカは日本の救世主か、それとも侵略者か)早稲田の入試問題から、現代日本の抱える問題点が見えてくる。原子力問題、憲法第9条など現在も大きな論点となっている部分について、早稲田が何を知ってもらい、何についてもっと深く学んでいるかを問題提起する。   Honya Club.com


JPY ¥1,870
反骨のジャーナリスト、怒りの法哲学者、紛争解決人が激突!自民党改憲案はなぜダメなのか。本物の論議がここにある。第1章 自民党がこれまで憲法を改正しなかった本当の理由(憲法問題から逃げたがる自民党議員;歴代自民党政権はなぜ憲法を改正しなかったのか ほか)第2章 なぜいま憲法改正が必要なのか(憲法を破壊し続ける「護憲派」憲法学者;実は自民党は国会での改憲論議を避けていた? ほか)第3章 いまこそ日米安保の見直しを!(米朝合意がはらむ日本にとっての危険性;自衛隊法では軍事犯罪を裁けない ほか)第4章 なぜ政府は日米地位協定の「正常化」を求めないのか(ジャーナリストとしてのルーツは国家への不信感;アメリカの「覇権」が終わり「覇道」が復活する ほか)第5章 日本はどんな国を目指すのか(なぜ安倍一強体制が続くのか;いまの野党に政権を取る意欲はない ほか)9条も日米地位協定も改定できる!米国の覇権がゆらぐ中、日本はいつまで属国でい続けるのか?反骨のジャーナリストが、怒りの法哲学者と紛争解決人と激論を交わす。戦後民主主義への疑問からジャーナリストとなった田原総一朗氏は、60年安保から安倍政権までの対米従属の歴史を総括。自国中心主義のトランプ時代に、日米関係は果たして国益なのかを多角的に論じる。歴代総理大臣(宇野宗佑氏を除く)とサシで議論し、本音を引き出してきた田原氏ならではの政治的観点を遺憾なく発揮する。井上達夫氏は、護憲派の「欺瞞」が日米安保の維持に貢献していることを論証。同時に、本来は自主防衛を悲願とする保守派が、いつしか親米保守にすりかわったことを指摘。「安保ただ乗り」どころか、在日米軍基地は米国の核心的利益であって、日本の国益ではなく、安全保障上のリスクを拡大すると主張する。伊勢崎賢治   Honya Club.com


JPY ¥1,175
第1章 現代の日米問題の起源は開国時にさかのぼる―明治維新の背景と日米関係第2章 幕末維新の英傑たち―龍馬・晋作・西郷・大久保は幕末をどう生きたか(維新を見ずに死んだ坂本龍馬と高杉晋作;西郷隆盛と大久保利通は、なぜ対立したのか)第3章 幕末から維新を生き抜いた人々―彼らはどのようにしてサバイバルしたのか(旧幕臣勝海舟と榎本武揚の生き方の違い;維新後の旧長州藩士たち)第4章 会津戦争に太平洋戦争突入時の日本の姿を見る―会津藩はなぜ新政府に最後まで抵抗したのか(孝明天皇が松平容保を朝敵にした?;会津藩はなぜ負け戦に突入したのか)第5章 維新から終戦まで、日本は軍部に占領されていた―明治以来の軍人と文人たち(悪貨が良貨を駆逐した日本の軍隊;漱石、鴎外はどう生き、芥川はなぜ死んだのか)第6章 太平洋戦争を起こしたのは誰か―日米開戦の火蓋はこうして切られた第7章 戦後の日本をリードしたのはどんな人たちか―戦後の内閣総理大臣と財界人(民主化とともに大衆化した日本の総理たち;創業経営者から2世経営者の時代へ)   Honya Club.com


JPY ¥3,080
著者がインタビューした北朝鮮元政府高官や軍人を含む数多くの証言。「妻に密告された」「やはり金日成には感動します」「軍人は金正日に従うのを嫌がっています」「経済制裁は大打撃にはならない」「同僚兵士はみな戦争を願っています。経済状況があまりに厳しいので、なにか変わってほしいというのも理由の一つです」「ディスコ音楽を知って人々は尻を振って踊りはじめた」「アメリカが体制を脅かさないことを保証してやることがとても重要です」多数の関係者や亡命者を取材、その証言を吟味し、ぼう大な資史料を分析して、北朝鮮の現状と未来、日米の今後の対応のあり方について貴重なヒントを与える傑出したノンフィクション。疲弊しきった国民―北朝鮮再訪(一)猛スピードの建造―北朝鮮再訪(二)「新しき人」―思想教育はどこまで有効かシベリア伐採場―祖国への見方が変わる身にふりかかった不運―亡命者、朴秀賢の証言北朝鮮の怯え―第一次核危機おれが死ぬなら、お前も死ぬ―亡命者、金正敏の証言母国に円を送る―ある在日朝鮮人誘惑の風が吹いても―北朝鮮再々訪(一九九二年)火の海―第二次核危機あなたなくして国はない―指導権の世襲弾丸となり、爆弾となり―兵士と闘争精神クーデター未遂事件―頻繁に起きる反体制活動苦難の行軍のとき―飢餓ぜいたく三昧に暮らす売国奴も―企業家、交易者収容所の真実―体制の敵を待つ北朝鮮版の朴正煕―経済改革の模索(二〇〇〇年)先軍政治―社会主義から民族主義へ後継者問題―息子にできなければ孫にエピローグ 平壌二〇〇五年十月元政府高官や軍人などの関係者、亡命者を取材。その証言を吟味し、膨大な資史料を分析して、北朝鮮の現状と未来を解き明かす。日米の今後の対応のあり方について重要なヒントを与える傑出したノンフィクション。〈受賞情報〉   Honya Club.com


JPY ¥1,495
統一ドイツの出現で統合ECはどうなるか、そして社会主義体制の負の遺産に悩むソ連・東欧との今後の関係は…。旧秩序が崩壊し不確定要素に満ちたヨーロッパの先行きを第一線の実務家・研究者が明確に見通す。1 欧州新秩序と安全保障2 ソ連・東欧の経済事情3 東欧諸国の経済変革の現状と方向4 ソ連の経済変革の現状と方向5 アメリカの対欧戦略と日米関係6 日本政府の東欧支援政策―ポーランド、ハンガリーを中心に7 東欧・ソ連の経済改革と日本の対応   Honya Club.com


JPY ¥4,400
「越境」現象が進展し、「市民社会」が発展する中で、「政策」形成の主体であり続ける国家が果たすべき適切な役割とは何かを明らかにする。現代アジアが抱える政策課題と対策第1部 外交・安全保障政策(中国の国防政策;日米同盟の「主体」と「客体」;核不拡散義務不遵守と多国間協議の力学―国際不拡散レジームと地域安全保障との相関関係;アジアの協調的安全保障―「ASEAN地域フォーラム」から「東アジア共同体」へ;ミャンマーをめぐる人権・民主化政策―制裁と関与の有効性)第2部 経済・産業政策(自由化・改革から育成へ―東アジアの金融システムをめぐる政策論とその変転;アジア諸国の財政発展;21世紀型の産業政策―中国の事例を中心に;中国における「三農政策」とその転換;インドにおける労働政策の展開と労働改革)第3部 社会政策(地域政策―地方政府のインセンティヴと地域間の再分配をめぐって;中国における貧困、失業、所得格差およびその対策;東アジアの人口変動と人口政策―タイの事例を中心に;グローバル化のもとでの中国の社会保障政策―少子高齢化時代のソーシャル・セーフティネット;アジアにおける教育の国際化と教育政策)日本におけるアジア研究の到達点と可能性を示すシリーズ「現代アジア研究」全3巻、同時刊行。設立50周年を超えた伝統あるアジア政経学会が、総力をあげてその研究成果を世に問う。アジア研究が隆盛を見せている今、学会員を中心とした気鋭の研究者による総合的実証分析のシリーズ。   Honya Club.com


JPY ¥8,224
1 IMF‐GATT体制と日米関係―1950年代後半の諸問題2 吉田外交と国内政治―通産省設置から電力借款導入まで3 55年の政治意識―「文化政治」の意識構造4 戦後前半期の社会党―指導者の経歴を手掛かりに5 行政機構における占領改革・再改革の成果と政策過程6 1950年代における地方財政調整制度の構造と変容7 日本銀行の選択―中央銀行制度改革の試みとその挫折8 鳩山・岸時代における「小さい政府」論―1950年代後期における減税政策9 戦後労使和解体制の形成―戦後日本政治経済のマイクロ―マクロ・リンク10 「逆コース」と戦後体制の形成   Honya Club.com


JPY ¥2,750
21世紀の現在と同様、内政と外交の両面でさまざまな変転を迫られながら、新しい秩序を模索していた1920年代の日本を多角的に再検討する。第1章 ワシントン体制と健康保険制度の連動―政府と医師会のコーポラティズム的関係形成過程を中心にして第2章 優生学の拡大と人種意識第3章 第一次世界大戦後の日独関係におけるドイツ東洋文化研究会(OAG)の役割第4章 吉野作造と満蒙特殊権益―門戸開放と中国「保全」第5章 民間交流のパイオニア渋沢栄一―民レベルにおける米国日本人移民排斥問題への取り組みを中心として第6章 ホーンベックの非政府組織への期待と初期太平洋問題調査会(IPR)第7章 一九二〇年代アジア太平洋地域にかんする「知」の構築―日米知的交流と「アップリフト」思想第8章 日ソ関係をめぐる後藤新平と幣原喜重郎―体制共存・変容をめぐる政治経済史の視点から21世紀の現在と同様、内政と外交の両面で変転を迫られながら、新しい秩序を模索していた1920年代の日本を、様々な学問的バックグラウンドを持つ研究者がそれぞれの眼で再検討する。   Honya Club.com


JPY ¥880
2000年初夏。ソウルの日本大使館付き武官(陸自一尉)幸田秀彦は、突如侵入した北朝鮮兵士と銃火を交えた。折しも北の軽水炉建設地では、現地部隊が日米韓の関係者を人質にとり籠城。さらに新潟沖を工作船が侵犯、自衛艦に拿捕された。北朝鮮政府はいずれも軍人たちの暴走と表明、陳謝した。ついに帝国の自壊が始まったのか。だが直後、恐るべき日本襲撃計画が発覚、密命を帯びた幸田は原発地帯・敦賀へ飛んだ…。半島問題の第一人者が今こそ放つ緊急シミュレーション!驚愕の極東近未来図。   Honya Club.com


JPY ¥792
国民経済の目的は「世を經(おさ)め民を濟(すく)う」ことにある。そのために政府はあらゆることをする。やっと安倍政権が成長路線に舵を切ったが、なぜかくも長い間、民主党政権はデフレ対策をせず国民を苦しめたのか。著者は「経済にも自虐史観が根付いている」と言う。国民に害を及ぼす「経済の自虐主義」を明らかにし、徹底論破する快書。第1章 「経世済民」に背いた日本国内閣総理大臣(経済、つまり経世済民とは何か;政府と企業を混同している愚論 ほか)第2章 日本銀行―経済自虐主義の巣窟(中央銀行の独立性とは;世界の中央銀行は失業率改善も仕事 ほか)第3章 国益を損ねる経団連(米倉経団連会長と米モンサント社との関係;「日本は輸出依存国、貿易立国」のウソ ほか)最終章 悪魔は嘲笑されることを最も恐れる(「企業経営」と「国民経済」を混同していた松下幸之助氏;日本破綻論はカタストロフィ・ビジネスだ ほか)国民経済の目的は「世を經め民を濟う」ことである。経済にはびこる自虐主義者こそ真の敵だった…。国民に害を及ぼす「経済の自虐主義」を明解に説明し、彼らを実名で徹底論破する快書。   Honya Club.com


JPY ¥1,430
在日米軍も日本政府も沖縄も、この案なら合意可能だ!序にかえて 万国津梁会議「提言」が訴える三つのメッセージ(柳澤協二)(辺野古に固執せず、普天間の危険性除去の原点に戻ること;海兵隊のあり方と基地の抜本的縮小 ほか)対談 日本政府が「提言」の立場にたつ条件と可能性(山崎拓×柳澤協二)(「オール沖縄会議」の精神を受け継いだ「提言」;沖縄と本土が対話できる共通のベースをつくりたい ほか)鼎談 日米両政府と沖縄の対話へ共通の土台をつくる(野添文彬×山本章子×元山仁士郎)(沖縄問題へ、それぞれの関わり;「提言」の全体に関わる三つの大事な問題 ほか)インタビュー 「提言」を受けて沖縄県は何をやっていくのか(玉城デニー)(沖縄が世界の架け橋になるという意図を持って;「辺野古が唯一の選択肢」の論理が成り立たなくなる中で ほか)資料 在沖米軍基地の整理・縮小についての提言(辺野古新基地計画と普天間飛行場の危険性除去・運用停止について;沖縄米軍基地の抜的な整理縮小に向けて ほか)普天間基地の辺野古移設が計画されてもうすぐ25年。地盤の問題がみつかり、あと12年と1兆円をかけても完成は見通せない。その上、海兵隊は戦略を見直し、固定化した基地ではなく分散型を求めている。この変化した状況下で、日米両政府にも沖縄にも受け入れ可能な新たな提言が。関係者がその中身と意味を明らかにする。   Honya Club.com


JPY ¥1,760
日中・1500年の真実、わが国は「中国」と、どう付き合ってきたのか。日本は過去をまったく反省する必要はない。日本文明とシナ文明―神道を守り抜けば日本人は文明の誇りを維持できる皇神の厳しき国―聖徳太子が記したシナと対等以上の関係を持つ資格江戸・漢学者の論争―日本精神を発見して維新の土壌をつくった儒者たち日清戦争―近代日本はなぜシナ文明と対決せざるをえなかったか三国干渉とシナの悲劇―清国の衰退が東アジアに危機的状況をもたらした日露戦争―日本海海戦の勝利は清国に大きなショックを与えたシナをめぐる日米の対立―対日反感という暗雲が日本の東方から湧き上がったコミンテルンの赤い魔手―日本との関係悪化の引き金を引いた孫文の容共路線満洲事変前夜―満洲にいた日本人への攻撃を幣原外相は見過ごした満洲建国の正統性―リットン伯は「日本の侵略とはいえない」と報告した盧溝橋事件の真相―日本政府は事件後三週間、不拡大方針を維持し続けたシナ事変―一級資料のなかに「南京大虐殺」を示すものは一つもなかったシナとどう向きあうか―われわれが歴史のなかから学ぶべきことは何か「反日」と「覇権主義」を振りかざす隣国と、私たちはどう向き合うべきなのか。過去を一方的に反省する必要はない。日本人が知っておくべき日中関係史の真髄を、若い世代に向けて語った1冊。   Honya Club.com


JPY ¥755
聖徳太子の隋への国書、「シナ絶対論」をめぐる江戸・漢学者の論争、近現代以降の幾度の戦争…。激動の予感がこれからも漂う時代に、「反日」と「覇権主義」を振りかざす隣国とどう向き合うべきなのか?本書は保守論客の第一人者が、日本文明とシナ文明の一五〇〇年にわたる歴史と交流を繙き、"両国のあるべき関係"を説く渾身の論考。過去は未来へと繋がっており、すべては正しい歴史認識から始まる。日本文明とシナ文明―神道を守り抜けば日本人は文明の誇りを維持できる皇神の厳しき国―聖徳太子が記したシナと対等以上の関係をもつ資格江戸・漢学者の論争―日本精神を発見して維新の土壌をつくった儒者たち日清戦争―近代日本はなぜシナ文明と対決せざるをえなかったか三国干渉とシナの悲劇―清国の衰退が東アジアに危機的状況をもたらした日露戦争―日本海海戦の勝利は清国に大きなショックを与えたシナをめぐる日米の対立―対日反感という暗雲が日本の東方から湧き上がったコミンテルンの赤い魔手―日本との関係悪化の引き金を引いた孫文の容共路線満洲事変前夜―満洲にいた日本人への攻撃を幣原外相は見過ごした満洲建国の正統性―リットン伯は「日本の侵略とはいえない」と報告した盧溝橋事件の真相―日本政府は事件後三週間、不拡大方針を維持しつづけたシナ事変―一級資料のなかに「南京大虐殺」を示すものは一つもなかったシナとどう向きあうか―われわれが歴史のなかから学ぶべきことは何か聖徳太子が送った隋への国書、「シナ絶対論」をめぐる江戸・漢学者の論争、近現代以降の幾度の戦争……。靖国参拝問題や尖閣諸島など、激動の予感がこれからも漂う時代に、「反日」と「覇権主義」をふりかざす隣国と、日本はどう向き合うべきなのか?▼本書は保守論客の第一人者である著者が、「日本文明とシナ   Honya Club.com


JPY ¥1,980
深い闇に包まれてきた日米「核密約」―。その存在が指摘されながらも自民党政権は一貫してこれを否定してきた。唯一の被爆国であるにもかかわらず、なぜ日本政府は国民を欺いてまで、米国による核の持ち込みを黙認してきたのか?民主党政権による日米密約調査の引き金を引いたジャーナリストが、日米双方の関係者一〇〇人以上の証言と、膨大な数に上る一次資料を駆使し、その真実に迫る。密約解明の決定版。今なお米国の「核の傘」の下にあるわが国の、将来の安全保障を考える上でも必読の書である。第1章 なぜ今、「核の傘」、そして「核密約」なのか(「核の傘」をめぐる謎;「核密約」を日米双方の視座からあぶり出す;議論の進め方)第2章 「核の傘」はいかにして築かれたか(幻の日本核配備構想;沖縄の戦略的役割;在日米軍基地の核戦略上の意義と役割;全面核戦争計画と日本;抑止力としての核艦船寄港;米国にとっての「核密約」;対日封じ込めのための「傘」;本章のまとめ)第3章 日米密約と「非核」の内実(日本にとっての「核密約」;継承された「核密約」;「核の傘」宣言政策化;「非核政策」の形成;小笠原変換と新たな秘密合意;先例となった「小笠原核密約」;「沖縄核密約」の深層;本章のまとめ)第4章 「核なき世界」への道標(主要な問いへの「解」;「核の傘」の問題点と「同盟管理政策」としての密約;「第二次核時代」への提言)深い闇に包まれてきた日米「核密約」。唯一の被爆国であるにもかかわらず、なぜ日本政府は、米国による核の持込を黙認してきたのか。日米双方の関係者の証言と、膨大な資料を駆使し、核密約の全貌を明らかにする。   Honya Club.com


JPY ¥2,750
GHQメンバー8人を含む、「歴史の証人」45人へのインタビュー記録。第34回「正論大賞」受賞。第1編 日本国憲法はこうして生まれた―日本人が果たした、それぞれの役割(憲法改正への幕開け―内大臣府での作業;憲法問題調査委員会(松本委員会)の設置と政府案の作成;総司令部との関係で―終戦連絡中央事務局での体験;ひらがな・口語体の政府案作成;枢密院での審査;第9条の発案者をめぐって;帝国議会での審議)第2編 マッカーサー草案はこうして生まれた(マッカーサー草案の作成経緯;マッカーサー草案を起草した人たち;連合国総司令部(GHQ)に所属していた人たちなど)第3編 文民条項はこうして生まれた日本国憲法は、どのような人たちが、どんな場面で、何を考え、どんなふうにかかわって作成されたのだろうか。著者は、1984年から85年にかけて米国で在外研究のおりに、実際に連合国総司令部(GHQ)で日本国憲法の原案を起草した8人を含む関係者たちにインタビューをしてきました。またその前後に、日本において憲法の成立にかかわった人、身近で見聞した人たちにもインタビューを試みました。日米領国の当事者たちの、生の声が記されています。本書は、ファクト(事実)とエビデンス(証拠)を明示しておくことが必要だと考え、専門書として堪えることができるように出典を明記しました。同時に、一般読者の理解の助けになるよう、写真を入れ、原史料を掲載し、登場する人物の略歴を極力多く記載しております。   Honya Club.com


JPY ¥1,540
本土から沖縄へ。軍用地主と交渉担当者が語る、基地移転・集中の真相とは。序章 なぜ沖縄なのか、という問い第1章 基地集中の原点―一九五〇年代‐六〇年代(戦後、沖縄にはいなかった海兵隊;半世紀前の辺野古の選択;日本政府の黙認)第2章 固定化―一九七〇年代‐八〇年代(進む本土の基地整理縮小;沖縄返還と軍用地契約;軍用地主の"葛藤")第3章 海兵隊「抑止力」の内実(海兵隊の中枢へ;変貌する海兵隊;沖縄の海兵隊)第4章 期待と裏切り、そして迷走へ―一九九〇年代‐現在(再び「移設先」となった名護;鳩山政権の迷走;「沖縄問題」とは何か;半世紀後、辺野古の再びの選択;アメリカの本心はどこにあるか;知事選、そして―)もとは本土にあった米軍基地が、なぜ沖縄に集中していったのか。これまで発言を控えてきた沖縄の軍用地主や日米政府関係者の証言と新資料から、その真相を明らかにする。米軍の抑止力の実態などについても詳述。   Honya Club.com


JPY ¥3,850
グローバル化といわれている現在の世界状況の中で、国家という枠組みの内側と国家を越えた枠組みにおいて、マス・メディアを介したコミュニケーションが、それぞれの国のあるいは国の枠組みを超えた「文化」現象によってどのような影響を受けているのか。直接、間接の視点からアプローチを行い論じた成果をまとめた。国際コミュニケーション研究の枠組みの全体像、国から国への国際コミュニケーションの形式であるODA(政府開発援助)の歴史と意義、中国共産党とジャーナリズムとの関係、インドネシアの大統領選挙の際の国民・候補者とメディアの関わり、社会調査データに基づいた日韓両国における国民の意識とメディアの報道姿勢の意味、タイにおける日米のテレビ番組の放送実態、「ポップ・カルチャア」としての「オタク」「コスプレ」を事例とした文化の錯綜性・複雑性、オーストラリアのジャーナリズムの変貌と社会変動、などをテーマにした論考を掲載。<執筆者>山本賢二、伊藤陽一、本多周爾、内藤耕、奥野昌宏、ウォラワン・オンクルタラクサ、小林義寛、鈴木雄雅、小川浩一目次第1章 国際コミュニケーション研究の枠組み第2章 ODAの過去・現在・未来−日本と欧米の開発援助アプローチの違いを超えて第3章 ジャーナリズムの中国モデル−習近平時代の言論空間を中心にして第4章 インドネシアにおけるポピュリズムとメディア第5章 日韓関係をめぐる日韓両国の意識とメディア第6章 タイテレビ業界における米国および日本メディアの影響第7章 「文化(the cultural)」の文脈化−あるいは雑種化と土着化第8章 オーストラリア国家の成立とメディアが果たした役割第9章 まとめに代えて   Honya Club.com


JPY ¥770
世界中で増え続ける感染者。しかし、この流行が1997年に起きていたならば、被害は今日のような数では済まなかった。私たちはウイルスに対して何ができるのか。このウイルスから人類は何を学ぶべきなのか?新型インフルエンザの現場の最前線に立つ2人が問題の深部を解き明かす。第1章 今、何が起きているのか?(この状況を歴史的にどう捉えるのか)第2章 2009年パンデミックの始まり(「感染」の第一報;情報収集;メキシコの状況を把握する;WHOのフェーズ引き上げと滑降の思惑;「6」を阻止しようとした日本とイギリス;WHO警戒レベルの問題点)第3章 日本の行動計画の問題点(日本の対応をどう見たか?;日本の行動計画の問題点;過去のパンデミックとは全く異なる流行パターン;ワクチンの問題)第4章 日本は今、何をすべきか?(国内感染拡大で懸念される事態;明らかになりつつある新型ウイルスの正体;重症化と年齢の関係;日米、政府の対応の違い;「1万人」の意味;人工呼吸器は足りているのか;私たちが備えるべきこと;「封じ込め」の是非)第5章 各国の対応と途上国へのまなざし(本格化する各国の対応;途上国の問題;他者へのまなざし)世界中で増え続ける新型インフルエンザの感染者。人類はこのウイルスに対して何ができるのか。WHOで活躍する医師と、最前線に立つジャーナリストが、問題の本質と今後の対策を語りつくす。   Honya Club.com


JPY ¥1,320
私はアメリカ政府の政策に抗議し、商務省を辞任した。このままではアメリカは没落する。そして日米関係も悪化の一途をたどる。日本も内需を拡大し、後進国の援助額を増やすべきだ…。第1章 アメリカの貿易赤字は「メイド・イン・USA」(「私はアメリカの対日政策に納得できない」;「貿易問題におけるわれわれの共同謀議」;ドルの下落は必要なクスリか;商務省も輸出には熱心ではなかった;日本との競争がアイアコッカを有名にした)第2章 ワシントンは"全知全能"ではない(地方事務所のポストが50以上も空席だ;大阪でのUSAフェアが流れた理由;ソニーに見習え、外国でのPR戦略;少数の会社が輸出60%を占有している;ゲップハート条項は危険な相互主義だ)第3章 私のアメリカ没落論(民生品の応用開発を怠ったわが祖国アメリカ;日本は、いまこそ第三世界を援助せよ!;近視眼的なアメリカ人経営者たち;ベトナム戦争介入の大いなる損失;肯定的イメージ、それがレーガンの持ち味だった;アメリカは日本の援助なしでは蘇生できそうにない)   Honya Club.com


JPY ¥2,640
「教科書問題」から「従軍慰安婦問題」「戦時労働者問題」など―韓国との間で数十年間悩まされてきた不当な要求は、日本国内の反日勢力が仕掛け韓国が呼応するという構図だった。1980年代を起点とすれば40年、あるいはもっと前からの歴史を振り返り、ようやく解明されつつある政治構造を第一人者が記録し、考察した日韓関係論の決定版。はじめに 日韓「歴史認識問題」の全体像第1部 なぜ日韓関係はこんなにも悪化したのか(日韓「歴史認識問題」の起源と構造;朝日の慰安婦プロパガンダと植村隆記者;慰安婦=性奴隷説と戸塚悦朗弁護士;戦時労働者不当判決と和田春樹教授;岩波書店と「T・K生」の罪 ほか)第2部 令和元年から始まったアンチ反日の反撃(『反日種族主義』の衝撃;慰安婦運動のウソと内紛;韓国に広がる「アンチ反日」;米教授の慰安婦=公娼説へのでたらめな批判;慰安婦不当判決と日本政府の反論 ほか)おわりに 韓国と日本の未来に向けて歴史認識問題というのは歴史問題ではない。歴史学上の問題ではなく、歴史上のある事象をどう認識するか、そして、それにまつわる二国間の政治上の争点をどう解決するかという問題である。著者は韓国および日韓関係史を専門とする学者で、1970年代の韓国への留学体験やその後の外務省での調査員としての体験、雑誌「現代コリア」編集、拉致問題「救う会」活動などを通じて、この半世紀ほどの日韓関係を自ら肌で感じてきた。それは今日ほどに日韓関係が悪化した時代はないという認識である。 ではなぜそうなったか。1980年代初めに教科書問題というものが起こった。戦前の日本の大陸侵略を政府の干渉で「進出」と書き換えたという毎日新聞の誤報を端緒に、韓国政府が日本に謝罪を求め、日本の援助を引き出した事件だ。さらに1992年に朝日新聞   Honya Club.com


JPY ¥6,930
二十一ヶ条要求から第二次大戦戦後処理まで、日中衝突三十年のあいだ日中外交本街道を歩み、そのうち二十年を続けて現地の実務当事者、責任者として過ごした稀有な体験から「道義派と拡張派の抗争」の歴史を語る。現地社会に密接した具体的経済外交とそれに伴う日中関係の推移、軍事的勢力の拡張が徐々に英米権益を圧迫し破局へと向かう状況、そして日本降伏後の中国における復興事業の記録。序に代えて―何故私は筆をとったか私の出発幣原外交第一期北京関税特別会議開催さる幣原外交第二期満洲事変勃発す幣原外交第三期―有吉、汪精衛国交調整日華事変前後嵐の中の天津北京で―軍への抵抗事変処理への努力再び嵐の現地へ―上海対華新政策遂に空し投降後の中国残留三年半中華人民政府の実態結び脱稿の後に   Honya Club.com


JPY ¥3,080
【アジア・太平洋賞(第19回)】北朝鮮元政府高官や軍人を含む関係者や亡命者を取材、その数多くの証言を吟味し、ぼう大な資史料を分析して、北朝鮮の現状と未来、日米の今後の対応のあり方について貴重なヒントを与える。〈ブラッドレー・マーティン〉1942年生まれ。『ブルームバーグ・ニュース』の東京駐在特派員。    HMV&BOOKS online


JPY ¥1,430
こんな「美しくない国」に誰がした?安倍・ブッシュ時代の「日米関係」の核心を、各界の第一人者が斬る。独占!巻頭ダブル対談1 小林よしのり(漫画家)×関岡英之(ノンフィクション作家、『拒否できない日本』著者)―思考停止の「親米論」を疑え! 「売国マスコミ」との終わりなき戦い!独占!巻頭ダブル対談2 佐藤優(起訴休職外務事務官)×関岡英之―アメリカが押しつけた「東京裁判史観」が封印した、戦前日本の知的遺産 「昭和の巨人」大川周明に学ぶ戦前日本の世界戦略とインテリジェンス巻頭特別収録 近代主義の堕落と「魂の復興」―「武士道」という日本人が持つ記憶の意味1 アメリカに「国益」を売った者の正体!―なぜ、政府は「年次改革要望書」を拒否できないのか?2 「グローバリゼーション」という名の虚構―誰も幸せにしない「構造改革」の真実3 日本人が「美しさ」を取り戻すために―「節度と品格」を蘇らせるための提言巻末特別収録 保守論壇を叱る―経済と政治は一体である独占!巻末特別インタビュー 西部邁(評論家)―西部先生、「保守思想」でいかに日本を守りますか? 「アメリカ帝国主義」に立ち向かうために日本人が知っておきたいこと知られざる日米関係のタブーに20人の豪華執筆陣が挑む!【独占!巻頭ダブル対談】小林よしのり×関岡英之■思考停止の「親米保守」を疑え!佐藤優×関岡英之■アメリカが押しつけた「東京裁判史観」が封印した、戦前日本の知的財産【巻末特別インタビュー】西部邁■西部先生、「保守思想」でいかに日本を守りますか?森田実、副島隆彦、紺谷典子、小林興起、三浦展 ほかこんな「美しくない国」に誰がした?安倍・ブッシュ時代の「日米関係」の核心を、各界の第一人者が斬る!   Honya Club.com


JPY ¥2,200
9.11以降の人間安全保障。世界の中の一市民として、私たちにできることをグラウンド・ゼロから考える。日米の専門家・市民リーダー・政府関係者の見解。第1章 9.11事件とその歴史的背景(アメリカ外交政策の系譜と反テロ戦争;テロリズムによって世界の安全保障はどう変わったか)第2章 日米のテロ対策(日米の協調;日本の対応;アメリカの対応)第3章 そのごのアメリカ社会「私が目撃したアメリカ」(9.11に遭遇した国会議員たち;9.11のニューヨークシティ;テロ直後のアメリカを訪れて;アメリカ社会2002)9・11以降のテロ問題専門家による論文、テロの脅威に対する反応を目撃した日本の国会議員、学者、ジャーナリストらの見解を収載。世界の中の一市民として、私たちにできることをグラウンド・ゼロから考える。   Honya Club.com


JPY ¥1,047
拉致問題、核開発疑惑、工作船銃撃事件…北朝鮮問題は不可思議な問題ではない。専門の視点から冷静に分析すると問題の本質がみえてくる。第1章 拉致問題の今日まで(西岡力)(テロ支援国と名指しされた北朝鮮;拉致被害者帰国までのドキュメント;日米韓の対北朝鮮策)第2章 核弾頭は完成している(西岡力)(最終段階にある北朝鮮の核開発;緊張高まる日朝関係;核開発をめぐる各国の対応)第3章 12・22工作船追跡銃撃ドキュメント(後藤光征・小川和久・重村智計)第4章 中国の変化と北朝鮮(清水美和)(北朝鮮への中国の対応変化;日朝関係のかぎを握る中国)第5章 南北朝鮮関係に変化はあるか(尹徳敏)(韓国歴代政府の北朝鮮政策;北朝鮮に対して韓国ができること)北朝鮮問題は不可思議な問題ではない。専門の視点から冷静に分析すると、問題の本質が見えてくる。拉致問題、核開発疑惑、工作船銃撃事件といった北朝鮮問題に焦点を当てた、専門家による講演の概要を整理収録。   Honya Club.com


JPY ¥1,100
安倍・トランプ会談で目論見が外れた習近平の世界戦略。トランプが仕掛けた台湾総統との電話会談に中国はパニック状態。アメリカのTPP離脱と欧州の保護主義化で中国経済は壊滅する!トランプの「アジア離れ」を期待する中国の猛烈な外交攻勢。世界で失敗が相次ぐ中国のインフラ外交の実態。中国・韓国のロビー活動はもうアメリカに通じない。激化する権力闘争と2017年党大会で決まる「次の権力者」とは。トランプ大統領で日本は戦後を完全脱却し、アジアの覇者となる!ほか。世界の大転換とアジアの新秩序が習近平と中国の息の根を止める!エキスパート2人が完全分析。第1章 トランプ大統領で激変する米中とアジア情勢(台湾も中国もトランプ政権誕生を歓迎したワケ;アメリカのTPP離脱は本当に中国のチャンスか ほか)第2章 トランプショックで中国経済は破綻する(トランプ大統領の誕生で外貨準備高が枯渇する中国;中国政府のごまかしも限界 ほか)第3章 崩壊する中国外交(失敗続きのインフラ外交;TPP消滅ならインドとの連携が最重要となる ほか)第4章 2017年、権力闘争から始まる中国大乱(習近平が「核心」になった裏側;党中央でうごめく「反習近平」の動き ほか)第5章 世界急変で日本が中国を叩き潰す(トランプが台湾総統との異例の電話会談をした意味;旧来メディアとリベラルの没落 ほか)2017年秋の党大会を前に窮地に陥る習近平政権と中国の経済、社会の混乱を完全予測。トランプ大統領がもたらすアジア秩序や中国情勢の大変化から、日中・米中関係の今後まで、徹底的に論じ合った1冊。   Honya Club.com


JPY ¥4,593
〈冷戦の終焉・地理の終焉・歴史の終焉〉のいわれる今日、日本はアジア太平洋、世界とどのような関係をつくるのか、複雑な国際政治のなかでの日本外交の現在と今後を論じる。複合的な視点と重層的な分析とに基づいた現代国際政治と現代日本外交論。第1部 環境変化と適応努力(世界秩序の弁証法;国際社会における日本の役割;自然な役割を求める日本;冷戦後世界秩序と日本対外政策;人類共同体を守るための日米関係;宮沢・クリントン会談にみる日本外交)第2部 アジア太平洋外交(協調体制構築のアジア太平洋的様式;世界的視野からみる日中外交;新世界秩序のなかの韓国と日本;日本の対韓国政策;アジア太平洋における日米競争;アジア脱却的な協調外交)第3部 多国間外交(多国間外交の視点;通商問題の政治学;政府開発援助における日米協力;冷戦後世界における軍縮と経済発展;国連平和維持活動と国連改革;アジア太平洋における人権)第4部 日本外交の国内的基盤(政策形成者としての官僚制;自民党派閥力学と一党優位体制;自民党一党優位体制の崩壊;政治空洞化の日伊比較;湾岸危機にみる日本世論;日本外交の方向づけ論争)   Honya Club.com


JPY ¥4,400
新視角から幕末日本を取り巻く国際関係の再構築と解釈の修正!オランダ、インドネシア、アメリカ、イギリスの史料を駆使して、これまで欠落しがちであったオランダの対日外交政策を検証し、開国日本の側面史に新風を吹き込む。はじめに―ナポレオン戦争以降のオランダ対外政策を対日政策から再解釈ナポレオン戦争以降のオランダ対外政策の再解釈「東方の盟主」としての英蘭関係―第一次・第二次ロンドン条約を中心にして「東方の盟主」としての英蘭関係―英蘭ロンドン条約内の日本問題を中心にして日本開国の前史―オランダの日本開国への試み日本開国以前のアメリカとオランダの対日政策アメリカのアジア政策に対するオランダの対抗ペリー司令官日本来航とオランダにとって望ましい状況日蘭条約締結への努力とその成功アジアにおける英蘭同盟関係―オランダ対日外交政策の協力者としてのイギリス日本問題における不一致幕末期のオランダ対日外交政策における蘭領東インドの役割オランダ政府の失望と新展開―一八五八年日米修好通商条約オランダ対日外交政策の巻き返し―対アメリカ蘭英仏"協商"関係を軸にして既得権確保の努力オランダ対日積極外交の終焉―日本用件移管問題アメリカ合衆国ペリー司令官日本遠征の再検討とその真意オランダ的外交政策―十九世紀中葉アメリカ合衆国ペリー司令官による日本遠征に対して国外の資料を駆使し、等閑視されていた幕末におけるオランダの役割を具体的に浮き彫りにした国際的に見る開国日本側面史!   Honya Club.com


JPY ¥990
GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)による日本の「経済民主化」は、増税をはじめ今日まで続く緊縮財政策の起源の一つだった。GHQが掲げる緊縮主義に日本の緊縮主義者が相乗りし、経済や社会、文化をめぐる考え方にマイナスの影響を与えてきたのだ。本書は国家を脆弱化、衰退化させる経済思想を、占領期のGHQと日本の経済学者の関係から再考察する。さらにアフター・コロナの「戦後」において、日米欧は中国共産党の独裁・統制主義の経済に対峙すべく、自由主義の経済再生に全力を尽くさなければならない。「100年に1度」の危機を乗り越える方向性を示す。第1章 経済学はいまでもGHQが占領中(新型コロナ危機を戦時経済に例える;「戦後」は遠い ほか)第2章 緊縮財政の呪縛(石橋湛山の「小国主義」;表裏一体のリフレ主義 ほか)第3章 集団安全保障と憲法改正の経済学(マッカーサーたちのトンデモ防衛論;集団的自衛権とは何か ほか)第4章 占領史観にただ乗りする中国と韓国(米国の影、中国の影;反民主的・反人権的な動きに「レッドカード」を ほか)第5章 学術会議、あいちトリエンナーレに映るGHQの影(学術会議問題―政府からコントロールされるのは当たり前;「学界の民主化」政策の一環 ほか)GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)による日本の「経済民主化」は、増税をはじめ今日まで続く緊縮財政策の起源の一つ、すなわち「経済弱体化」政策だった。GHQが掲げる緊縮主義に日本の緊縮主義者が相乗りし、経済や社会、文化をめぐる考え方にマイナスの影響を与えてきたのだ。「財閥解体や独占禁止法、過度経済力集中排除法の成立、さらには有力な経営者の追放が行われた。これらの政策は、競争メカニズムを形成するというよりも、戦争の原因になった大資本の解体による日   Honya Club.com


JPY ¥1,045
歴史には時代の流れを決定づけたターニングポイントがあり、それが起こった原因を探っていくことで「日本が来た道」が見えてくる。満州事変から敗戦までの十五年、政府と軍部が繰り返した"誤算"とは―戦局拡大の要因を1944年→1941年→1937年→1933年の"指導者たち"の姿に見出す。第1章 敗戦への道―1944年(昭和19年)(西太平洋の小さな島々;緒戦の大勝、そして暗転 ほか)第2章 日米開戦 決断と記憶―1941年(昭和16年)(国力と精神力;「泥沼」からの脱出めざして南進へ ほか)第3章 日中戦争長期化の誤算―1937年(昭和12年)(長江をさかのぼって;自衛と膺懲 ほか)第4章 満州事変暴走の原点―1933年(昭和8年)(「起こった」と「起こされた」;「満蒙」の誕生 ほか)現代を出発点に時代をひとつずつ遡ることで、時代と時代の因果関係を浮き彫りにする日本通史。本書では、日本が戦争を拡大・長期化させた理由ともいうべき"指導者の誤算"に焦点を当てる。   Honya Club.com


JPY ¥8,800
日本のコンテンツはどこへ向かうのか?個人の創造性が発揮され、多様性がある、豊かな未来とは?最先端で活躍する執筆陣が、文化創造産業の行方をシャープに分析。コンテンツ産業の変化を読み解く視点第1部 コンテンツ産業における変化の実態―制作・流通・消費(音楽市場の低迷がもたらす音楽制作への影響―変貌する音楽制作スタイル;音楽コンテンツ産業におけるライブ・コンサートの未来―産業の原点回帰からみえてくるもの;デジタル技術の発展は文化的多様性への福音か?―アニメ産業における産業構造変化とデジタル化の関係性;映画産業の変貌における日米の共通性と相違―新規参入による「競争」と参入障壁となる「寡占」;ゲームソフトの変化と多様性―イノベーションの観点から;ゲーム業界におけるオンライン化とカジュアル化―ビデオゲームからソーシャルゲームまで)第2部 コンテンツ産業を取り巻くマクロな環境―経済・政策・グローバル(消費者によるコンテンツの創作活動―消費者調査からみる消費活動と創作活動の関係;ユーザーの創作活動と著作権法の相克―ビデオゲーム改変事件をめぐる日米著作権法の対応;ヒット曲は景気を語る(唄う)か?―実証分析にみるマクロ経済と社会心理の相関関係;コンテンツ産業とメディア寡占―文化に競争はなじまないのか?;アジアデジタルコンテンツ産業の発展―韓国、中国における産業形成とASEAN諸国への展開;コンテンツ創造のための政策デザイン―企業、政府、グローバリゼーション)コンテンツ産業政策の発展に向けてグローバル化の中、日本のコンテンツはどこへ向かうのか。個人の創造性が発揮され、多様性がある、豊かな未来とは。最先端で活躍する執筆陣が、文化創造産業の行方をシャープに分析する。   Honya Club.com


JPY ¥1,540
鳩山首相(当時)はなぜ県外移設案を撤回したのか、そこに至る舞台裏の経緯とは。米海兵隊の県外・国外移転ははたして抑止力の低下になるのか。普天間の県外移設を検討することは、ほんとうに「日米同盟」の危機につながるのか。辺野古移設を強行する日本政府の非現実性を、日米関係者・専門家への総力取材で初めて明かす。第1部 官僚の壁(妨害の始まり;「民主党は夢見ている」 ほか)第2部 米国の深層(重鎮、代替案を提起;米、代替案「聞く用意」 ほか)第3部 揺らぐ「承認」(承認取り消し可能;移設へ「成果」急ぐ ほか)第4部 「県外」阻むもの(「抑止力」の虚構;かすむ「地理的優位性」 ほか)普天間の県外移設を検討することは、本当に日米同盟の危機につながるのか。県外・海外を可能と考えるアメリカの専門家と、辺野古に固執する日本政府。問題の深層を総力取材でさぐった「琉球新報」連載の書籍化。   Honya Club.com


JPY ¥1,650
傍若無人なる米国の支配から離脱する時がきた。政府・外務省関係者が恐れる禁断の書。序章 いまこそ対米従属から自立すべき時第1章 国家主導の「対米従属政策」第2章 日米同盟ありきの外交が日本の未来を閉ざす第3章 米国は日本を守らない第4章 戦争を「つくり出す」米国第5章 「パレスチナ問題」の真実第6章 日本独自の安全保障政策はあるのか第7章 自主、自立した安全保障政策を求めて終章 日本が日米同盟から解き放たれる日日米関係は今、米国政府と日本国民の壮絶な攻防に差し掛かっている。対等な同盟の維持・深化ではなく「自主、自律した日米関係」を目指さなければならない。鳩山退陣緊急出版。政府・外務省関係者が恐れる禁断の書。   Honya Club.com


JPY ¥836
普天間基地移設と辺野古新基地建設を巡り、政府と沖縄県の対立が深刻化している。そもそも長年の過重な基地負担を軽減し、沖縄と"本土"の紐帯を取り戻すための「返還合意」が、なぜ民意を踏みにじる辺野古新基地建設の強行に転じてしまったのか。「普天間返還」を引き出した橋本首相の「トップダウン」は本当か?突如浮上した「海上基地」の謎。「最低でも県外」を葬った「六五海里」の出所は?不可解さに覆われた「普天間・辺野古二〇年」の実相に迫る。第1章 橋本龍太郎の「賭け」と「代償」(「少女暴行事件」の衝撃;繰り返される悲劇 ほか)第2章 小泉純一郎政権下の「普天間」(沖縄国際大学にヘリ墜落;「米軍再編」との連動 ほか)第3章 鳩山由紀夫政権と「最低でも県外」(「県外」明言の背景;民主党の「対等な日米関係」 ほか)第4章 「粛々と実行を」―安倍晋三政権(「有史以来の予算」で「良い正月」;全候補者が「県外移設」 ほか)終章 「歪められた二〇年」(「そもそも間違いだった」;手練手管と過剰な「政治化」 ほか)20年前「沖縄の負担軽減」の目玉として日米合意したはずの普天間返還が、なぜ辺野古の海を埋め立てる「新基地建設強行」にすり替えられたのか。交渉の舞台裏を検証、その実相と全体像を明らかにする。   Honya Club.com


JPY ¥2,640
第1部 追い詰められる角栄(発覚の真相;三木の怨念と執念;ロッキード事件はなぜ浮上した;キッシンジャーの「秘密兵器」;角栄の運命を決めた日;L資料の秘密)第2部 なぜ田中を葬ったのか(日中国交正常化に困惑した米国;北方領土で米ソが密約;田中文書を渡した真意)第3部 巨悪の正体(児玉の先に広がる闇;日米安保体制を揺るがす)「われわれがそれ(角栄潰し)をやった」。K長官が漏らした真意とは!?「自主外交」で角栄はアメリカに潰された。国際ジャーナリストが15年に及ぶ取材で掴んだ、数多くの決定的新事実!田中角栄はなぜ逮捕されたのか? その理由は「角栄の外交」に隠されていた。アメリカは「日中国交正常化」などの「角栄の外交」をひどく嫌っていたのだ。その後発覚した、戦後最悪の国際的疑獄となったロッキード事件。そこでアメリカ政府高官は、密かに角栄の訴追を可能にする「ある細工」をした。外交の対立も、角栄訴追に関わる秘密も、米機密文書には記されていたが、日米の根幹に絡む『巨悪』の深い闇は文書が公開されず、解明されなかった。本書は「陰謀説」の真偽を徹底検証し、初めて証拠を挙げて解明する!ロッキード事件の全容は、上記のように長らく解明されてこなかった。結果、数多くの陰謀説が流布する事となる。「誤配説」、「ニクソンの陰謀」、「三木の陰謀」、「資源外交説」、「Kの陰謀」……。米国立公文書館、ニクソン・フォード各大統領図書館、CIA、日本側資料、日米関係者らを取材・調査。インテリジェンスの機微を知り尽くした国際ジャーナリストが15年に及ぶ取材から、初めて真の「巨悪」の正体を描き、巨悪の訴追が阻まれた理由に迫る!なぜ、首相の犯罪は繰り返されるのか? その構造までが浮かび上がる巨弾ノンフィクション――。【目次】まえがき田   Honya Club.com


JPY ¥2,860
第一線の研究者が提示する「もう一つの選択肢」。「米中対立」時代に日本が生き残る道。日本、東南アジア諸国、オーストラリア、ニュージーランド、太平洋島嶼国などによる「柔らかな民主主義の連合体」構想。西太平洋連合を構想する第1部 ASEAN加盟国(インドネシアの西太平洋連合構想;フィリピンの地域主義外交と西太平洋連合;ベトナムの「非対称性の管理」と対外関係 ほか)第2部 豪州、NZ、太平洋島嶼国(日豪は、戦略的パートナーたり得るか;太平洋島嶼国)第3部 その他関係国・地域(西太平洋の国際関係と台湾)アジア地域主義の展開の中の西太平洋連合「米中対立」時代に日本が生き残る道とは。日本、東南アジア諸国、オーストラリア、ニュージーランド、太平洋島嶼国などによる「柔らかな民主主義の連合体」構想。第一線の研究者が提示する「もう一つの選択肢」。中国の膨張に対抗するためには、大きなグループを作ることが必要である。国際社会の構成要素は、依然として主権国家であるが、現在の国際社会で一定の発言権を持つためには、数億人の塊が必要である。私が提唱する西太平洋連合(WPU)は、日本、A S E A N諸国、オーストラリア、ニュージーランド、太平洋島嶼国など、つまり、中国政府高官が述べ、習近平が示唆した、中国の影響下に入るべき地域が、1つのグループとして自立性を持ち、発言しようとするものである。(「序章」より)【主要目次】序 章西太平洋連合を構想する〈第1部 ASEAN加盟国〉第1章インドネシアの西太平洋連合構想第2章フィリピンの地域主義外交と西太平洋連合第3章ベトナムの「非対称性の管理」と対外関係第4章タイの外交政策と生存戦略――バランスと国益の追求第5章ポスト軍政のミャンマー――「民主化」、経済成長、クーデター第6章マレーシ   Honya Club.com


JPY ¥3,740
各国政府の政策や創業者の経営理念を踏まえつつ、各企業がどのような成長軌跡を辿ってきたのかを詳細に分析する。またアジア企業と日米欧企業との密接な関係を指摘するとともに、いま直面している課題についても検証する。第1章 アジア企業の地位と企業統治構造(アジア企業の世界ランキング;日米欧・韓台中企業の企業統治比較)第2章 韓国財閥の興亡(韓国政府の産業政策と財閥の肥大;通貨金融危機と財閥の役割;金大中政権の財閥・金融改革;LG持ち株会社設立とSK経営権紛争;現代グループ分裂と現代自動車の急成長;世界企業となった三星電子)第3章 台湾ハイテク産業の成長とその背景(産業政策の推移;アジア通貨危機の影響は軽微;大企業グループの現状と特徴;半導体・液晶パネル産業の育成;台湾教育行の対中投資戦略;パソコン産業の成長と特徴)補論 中国家電・ITメーカーの現況と経営戦略各政府の政策や創業者の経営理念を踏まえつつ、各企業がどのような成長軌跡をたどってきたのかを詳細に分析。またアジア企業と日米欧企業との密接な関係を指摘するとともに、今直面している課題についても検証する。   Honya Club.com


JPY ¥1,650
夜逃げ激増、あぶれる農民工、仇討ち讃美…米中新冷戦の激化で急変する中国のリアル。米中対立の行方から国内景気、若者文化、対日意識の変化まで流動する中国の政治・経済・社会・世論動向の実態を明かす!序章 米中衝突で大激動する中国の実情第1章 米中新冷戦の正体と行方第2章 激変した中国経済のリアル第3章 積年の矛盾が噴き出す国内問題第4章 混沌とする中国社会と若者たち第5章 過酷な農村の現実第6章 急変する対日感情と日中関係の今後米中貿易戦争で中国の国内経済は大きく変化し、中国企業にも深刻な影響が出始めている。物価は急上昇、企業倒産が激増し、自己破産の制度がない中国では、ローン返済不能となり夜逃げが頻発。農民工はあぶれ、社会不安が高まっている。最新&驚愕の中国事情を現地からレポート!序 章 米中衝突で大激動する中国の実情・「為替操作国」認定で中国に何が起こるか・繰り返される休戦と開戦への警戒感・中国が発表した新たな反米宣言「新九評」・厳しい対中金融制裁が発動する可能性・外国人裁判官が主導権を握る香港・香港暴動の真の原因と今後の行方 ほか第1章 米中新冷戦の正体と行方・中国国内では報じられないペンスの対中攻撃発言・頓挫した「新型大国関係」・「中国製造2025」はアメリカの眼中之釘・中国は5G優位でもチップ製造の次元が低い・質が低いままの中国製造業・アメリカは中国の崩壊を望んでいない ほか第2章 激変した中国経済のリアル・中央政府「生活が苦しくなる」と警告・財政難でインフラ投資が中断・30年間で制御不能になった中国経済・5000万人失業予測とリストラの嵐・「環境保全」「長江経済帯」で失業者が続出・チャイナショックに巻き込まれる日本企業 ほか第3章 積年の矛盾が噴き出す国内問題・中国の消費者   Honya Club.com