汚水が流れる薄暗く、臭気漂う地下の世界…3K(汚い・キツイ・危険)といわれることをいとわず、どんなときでも人々の安心・快適な暮らしを維持し続ける―1960年代、高度経済成長まっただ中の日本。上下水道の整備は、近代国家に脱皮するための最優先課題だった。創業60余年。下水道管理機器の輸入販売から下水道維持管理業へ―日本の下水道を支え続けた、ある会社の物語。第1章 人と社会に欠かせない仕事―「下水道維持管理」 始まりは一九六四年東京オリンピック(日本に下水道がやってきた;メンテナンス時代の到来 ほか)第2章 業界のリーディングカンパニーたらしめたのは「ブルーオーシャン戦略」と「技術革新」(徹底した現場主義と自立のススメ;現場運営は経営そのもの ほか)第3章 戦略と技術を支えるのは社員―知られざるエッセンシャルワーカーたちの矜持(「ありがとう」の連鎖;感謝される仕事がここにある ほか)第4章 人と社会のためだけでなく、未来の子どもたちにバトンをつなぐ―三百年企業を目指して(災害支援は、平和な社会への入り口;これからが本当の出番 ほか)マンホールの下から人々の暮らしを支える!下水道管理業者の知られざる闘いの記録高度経済成長期まっただ中の1960年代――日本の下水道処理、そして管清工業の歴史が始まった。独特なブルーオーシャン戦略、独自技術の開発、SDGsへの取り組み……時代の流れを読んだ事業展開で業界を牽引してきた企業の歩みと、社員たちの矜持に迫る!私たちの生活に必要不可欠である下水道管理業は、世間では「3K」、つまり「汚い、キツイ、危険」な職業といわれることが多い。実際に、下水道管が正常に機能しているかを確認する際や、詰まりなどのトラブルがあった際には、汚れた水のそばで作業を行わなくてはならず、決
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