JPY ¥12,100
序論 三つの通史―花と日本人とのかかわり(日本文学史のなかの花;キクの日本文化史概説;ウメとサクラの植物文化史)第1部 日本的自然観の古代的枠組み(花の思想;古代日本人の天空観;サクラと白楽天詩集;平安王朝びとのサクラ美学;古代日本児童文学史序論;古代文芸史の基礎知識)第2部 中世、そして近世へ―日本的自然観の変化過程(桜博士による「サクラの公理」を手がかりにして;美しいサクラは、鎌倉期、関東農民により開発された;日本禅文化を再点検する;「いけばな」成立期の時代精神と背景社会;花を立てる―近世初期管理社会のなかで;芭蕉と元禄期社会文化;サクラと近世本草学者三人―貝原益軒・新井白石・小野蘭山のサクラ理解について;近世社会の植物文化交流史―「バラの歴史」を読みなおす;「とりあわせ」の近世美学;「きまり」の記号学的考察;菅江真澄における絶えざる内部変革)第3部 明治近代―日本的自然観を相対化したひとびと(E・S・モース『日本人の住まい』訳者解説;《進歩的》思想家としてのラフカディオ・ハーン像;若き南方熊楠における《自然研究》の意味;正岡子規「写生」説の精神的基盤;牧口常三郎の教育思想家像;若き牧口常三郎と現代;山村暮鳥話『鉄の靴』の神話的思考)   Honya Club.com


JPY ¥1,100
日本の近代詩の出発点となった島崎藤村の詩は、近代日本の自覚期ともいうべき歴史的青春と、詩人および人間としての人生の青春と、詩の文芸ジャンルとしての若さとが相まって生み出された比類のない青春文学である。『若菜集』『一葉船』『夏草』『落梅集』などより自選。新たに各詩集初版本目次と校異を付す。『若菜集』より(序のうた;草枕;二つの声 ほか)『一葉舟』より(鷲の歌;白磁花瓶賦;銀河 ほか)『夏草』より(小兎のうた;晩春の別離;うぐひす ほか)『落梅集』より(常盤樹;寂寥;千曲川旅情の歌 ほか)   Honya Club.com

(PR) 言振り

JPY ¥3,080
さきに沖縄タイムス芸術選賞大賞を受賞した『魂振り―琉球文化・芸術論』との姉妹篇。詩人・批評家としての本来の主戦場である詩と文学において、その琉球からの野太い声を存分に響かせた評論集。吉本隆明や谷川雁、吉増剛造、藤井貞和などヤマトからの来訪者への応答もふくめ、沖縄出自の言語感覚を思いきり開ききったことばのポリフォニー。1 琉球弧からの詩・文学論(言語戦争と沖縄近代文芸;沖縄戦後詩史論 ほか)2 琉球弧の詩人・作家論(詩人論(地球詩人の一〇〇年―山之口貘生誕一〇〇年;日本の本当の詩は…―山之口貘生誕一一〇年祭記念 ほか);詩・俳句・短歌書評(記録と沈黙―『牧港篤三全詩集・無償の時代』書評;大きな文化プレゼント―書評『南風よ吹け―オヤケ・アカハチ物語』 ほか);小説・記録文学・散文書評(日本・人間を問う移民文学―大城立裕『ノロエステ鉄道』;オキナワから世界へ―評論・又吉栄喜の文学 ほか))3 アジアの詩・文学論(日本の詩人・作家論(中也の苦い思い出;宮沢賢治と沖縄 ほか);東アジアの詩・文学論(アジア文学案内―文学者との交流史;沖縄からみた韓国詩 ほか))   Honya Club.com


JPY ¥2,530
大阪芸術大学特別講義(二〇〇五年十一月十五日) 一九七〇年代後半から現在までを展望する大阪芸術大学文芸学科特別講義(二〇〇六年十二月一日) 読む詩、聴く詩大阪文学学校特別講座(二〇〇七年十月十一日) 詩の朗読と翻訳をめぐって大阪芸術大学文芸学科特別講義(二〇〇七年十月十二日) 最新作を読む大阪芸術大学文芸学科特別講義(二〇〇八年十一月十三日) 詩の話、歌の話、そのほかに「びーぐる―詩の海へ」第5号(二〇〇九年十月)より "こども"の詩を語る第十一回三好達治賞授賞式第二部(対談)(二〇一六年三月二五日、於・大阪中之島中央公会堂) 詩に就いて詩で語ること(『谷川俊太郎詩選集 3』集英社文庫、二〇〇五年八月) 詩を書くことは私の天職である付録 谷川俊太郎全詩集ツイート日本語で詩と信じる何かを書くことしか残されていない私にとって、この本はこれからの私にとって一つの、しかも多様なメルクマールになるだろう。(谷川俊太郎「あとがき」より)   Honya Club.com


JPY ¥1,980
すき ゆうがたのはやしがすき まよってるありんこがすき りんごまるごとかじるのがすき ひざこぞうすりむくのも いたいけどすき…。子どもたちへのあたたかなメッセージがつまった、書き下ろし詩集。〈谷川俊太郎〉1931年東京生まれ。詩誌『櫂』同人。詩人。読売文学賞、萩原朔太郎賞、朝日賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞などを受賞。詩集に「二十億光年の孤独」「定義」「どきん」など。    HMV&BOOKS online


JPY ¥1,100
解きほぐし難い冷たさ、麻痺したばかりの重り……文芸評論家・岡和田晃の第一詩集。19世紀ロマン主義文学に随伴する長短の形而上詩、イマジズムとしてのSF(スペキュレイティヴ・フィクション)詩、現代詩や前衛短歌・俳句への応答、北園克衛の詩誌「VOU」へのオマージュ、アイヌ民族否定論へのカウンターデモの現場を「報道」するプロレタリア詩など、長短13編の詩を収める。もとは東條慎生氏のプライヴェート・レーベル幻視社より限定80部のみ刊行されたが、2019年度の茨城文学賞詩部門を受賞したほか多方面から好評を得たため、誤字脱字を修正したうえ、書苑新社から再発売されることとなった。「さまざまな語り口で現代詩の新分野を切り開いた」――茨城文学賞審査評(「茨城新聞」2019年10月27日)「われわれは19世紀の貴族ブルジョワではないから、この貧しく無残な現状から遊離して夢見ることはできないしそうすることは欺瞞である。だがわれわれの意識は何かの形而上への憧れを捨てることはできない。この詩集はそこを誠実に示している。今、憧れることとは怒ることでもあるのだ」――高原英理氏(書評、2019年8月31日)「狼煙であり、的確な連射の弾(バレット)であり、定型に抗い言葉を砕く疾走であり、Zack de la Rochaの革命であり、イェイツの黄金の暁を背に、北限の、極の一角獣のごとく戦ってくれている。」――柴田望氏(書評、2019年8月29日)「引喩の名手ともいうべき若い岡和田晃の批評性フル回転の詩集も見逃せまい。なかでも、ただ今のジャパンの首都における恐るべき憎悪言説情況に全力で突っ込む自称「プロレタリア詩」の肉声は、今後の展望となる根源だ! 」――工藤正廣氏(「北海道新聞」2019年10月30日)   Honya Club.com


JPY ¥2,970
第三次「三田文学」、河出書房、中央公論社、そして関西のエディション・カイエ、「航海表」などに関わった編集者の喜怒哀楽の数々を、古本との奇妙な出逢いを通して語る!第1部 編集部の豊穣なる空間(砂子屋書房編輯部の面々―「文筆」の随筆から;第三次「三田文学」編集部の面々―山川方夫と四人の仲間たち ほか)第2部 編集者の喜怒哀楽(彌生書房、女性社長の自伝を読む―津曲篤子『夢よ消えないで』から;あるヴェテラン児童文学編集者の喜怒哀楽―相原法則氏の歌集を読む ほか)第3部 神戸文芸史探検抄(エディション・カイエの編集者、阪本周三氏の生涯と仕事―幻の詩集を見つけるまで;戦後神戸の詩誌「航海表」の編集者とその同人たち―竹中郁と藤本義一、海尻巌を中心に ほか)第4部 知られざる古本との出逢い(海港詩人倶楽部の詩人と土田杏村・山村暮鳥往復書簡―橋本実俊『街頭の春』をめぐって;鴨居羊子さん再び/田能千世子『金髪のライオン』を読む―付・港野喜代子さんのこと ほか)   Honya Club.com


JPY ¥2,750
世界主義/反戦平和/人権尊重。一世紀を経た今こそ問う!新時代を切り拓いた文芸雑誌の歴史的、今日的、未来的意義とは何か。『種蒔く人』の誕生と展開『異国の戦争』における世界史認識―小牧近江の言葉による連帯の実践ドイツから見た『種蒔く人』―ある私的回想韓国における『種蒔く人』考察ロシア飢饉救済運動をよびかけた『種蒔く人』文芸雑誌としての『種蒔く人』―労働文学とプロレタリア文学の狭間で「思想集団」としての種蒔き社『種蒔く人』と部落解放運動関東大震災と『種蒔く人』『種蒔く人』と表現座一〇〇年前に蒔かれた種―小牧近江の留学体験と日本プロレタリア文学運動の源流『種蒔く人』の精神を受け継ぐもの―一九五六年夏、小牧近江と椎名其二の再会を足がかりに小牧近江と西洋文学小牧近江著藤田嗣治挿絵装飾 フランス語詩集『詩数篇』を巡って再考『種蒔く人』の頃の金子洋文今野賢三の出立畠山松治郎と近江谷友治―地方における社会運動の実践沸騰し爆発するシンボルマーク―『種蒔く人』の柳瀬正夢装幀絵図を読む反戦平和、人権尊重を掲げ、日本のプロレタリア文学運動の新時代を切り開いた雑誌「種蒔く人」。1921年2月25日、現在の秋田市土崎港で産声を上げ、創刊から1世紀を経た今もその評価は高まり続け、研究の幅は広がっています。本書は誕生してから100年を記念し、「種蒔く人」顕彰会(秋田市)が編纂しました。東大の小森陽一名誉教授、ハイデルベルク大(ドイツ)のヴォルフガング・シャモニ名誉教授ら国内外の文学研究者人が執筆。「種蒔く人」の歴史と未来的な意義を、多彩な視座から読み解きます。   Honya Club.com


JPY ¥704
日本の近代詩の出発点となった島崎藤村の詩は、近代日本の自覚期ともいうべき歴史的青春と、詩人および人間としての人生の青春と、詩の文芸ジャンルとしての若さとが相まって生み出された比類のない青春文学である。『若菜集』『一葉船』『夏草』『落梅集』などより自選。新たに各詩集初版本目次と校異を付す。『若菜集』より(序のうた;草枕 ほか)『一葉舟』より(鷲の歌;白磁花瓶賦 ほか)『夏草』より(小兎のうた;晩春の別離 ほか)『落梅集』より(常盤樹;寂寥 ほか)   Honya Club.com


JPY ¥4,400
『荒地』の詩人として、あるいは劇作家、文芸批評家として、20世紀の英語文学に圧倒的な影響を及ぼしたT.S.エリオット。その影響力の強さゆえに、偶像破壊的な批判の対象ともなったエリオットのテキストを読み直す。『プルーフロックとその他の観察』『三月兎の調べ』―映画的世界の見方と表し方『一九二〇年詩集』―『荒地』への道『荒地』―テクノ・モダニズムが生んだポリフォニー『うつろな人々』―スウィーニーとの決別『灰の水曜日』『四つの四重奏』―二つのアングリカン信仰と詩想の深まり詩劇―共同体の再生をめざして『ポッサムおじさん猫語り』―猫とヴァースの楽しい秘密伝記―創造とその母胎エリオットと形而上詩人―英文学の「創られた伝統」エリオットとモダニズム―内面化したクウェストの終焉〔ほか〕『荒地』の詩人として、あるいは劇作家、文芸批評家として、20世紀の英語文学に圧倒的な影響を及ぼしたT.S.エリオット。彼の"モダンにしてアンチモダン"な肖像を、23名の著者が描き出す。   Honya Club.com


JPY ¥1,282
しおまねきは、潮のひいた磯で大きな右足をふりあげ潮をまねいている。百姓さんがたんぼをたがやしているようだ…。「文芸春秋」「健康」「中学生文学」他に発表した作品を7つのグループに分けて収録した少年詩集。   Honya Club.com


JPY ¥1,650
「死ぬ術は生涯をかけて学び取らねばならないものなのである」(セネカ)、「不知、生れ死ぬる人、何方より来たりて、何方へか去る」(鴨長明)、「『サヨナラ』ダケガ人生ダ」(井伏鱒二)―キケロやモンテーニュから古井由吉、山田風太郎まで、文芸誌の元編集長が、内外の名著から、より善く老いるための箴言を厳選して懇切にガイドする。晴れやかな老年を迎えるために―キケロ『老年について』/セネカ『生の短さについて』老いの正体、ここにあり―テオプラストス『人さまざま』/モンテーニュ『随想録』/ラ・ロシュフコオ『箴言と考察』無用者の存念―鴨長明『方丈記』/吉田兼好『徒然草』/『芭蕉文集』幸と不幸は綯い交ぜ―シェイクスピア『リア王』ほかありのままの死とは―トルストイ『イワン・イリッチの死』/チェーホフ『退屈な話』/正宗白鳥『一つの秘密』「老いづくり」から真の老いへ―永井荷風『新帰朝者日記』『日和下駄』『断腸亭日乗』上手に年をとる技術―アンドレ・モロア『私の生活技術』/ケストナー『人生処方詩集』/井伏鱒二『厄除け詩集』死からの呼び声に目覚める―ハイデガー『存在と時間』残炎の激しさ―川端康成『眠れる美女』『片腕』/谷崎潤一郎『鍵』『瘋癲老人日記』/室生犀星『われはうたえども やぶれかぶれ』いよよ華やぐいのち―宇野千代『幸福』/瀬戸内寂聴『かの子撩乱』ほか/田辺聖子『姥ざかり』『姥勝手』〔ほか〕一度きりの人生、読まずに死ねない本がある。「死ぬ術は生涯をかけて学び取らねばならないものなのである」(セネカ)、「不知、生れ死ぬる人、何方より来たりて、何方へか去る」(鴨長明)、「『サヨナラ』ダケガ人生ダ」(井伏鱒二)――ギリシア哲学から現代日本文学まで、内外の名著から、より善く老いるための箴言を厳選して懇切にガイドす   Honya Club.com


JPY ¥1,320
【丸山豊記念現代詩賞(第15回)】「少年詩」にふさわしい直截な生命の歌とともに、自身のケ(褻)の部分の表明と、個性でもあるシニカルさとがコミになり、独自の詩の世界をつくりだしている詩集。〈西沢杏子〉佐賀県生まれ。日本児童文学者協会会員、日本文藝家協会会員。作品に「虫の落とし文」「トカゲのはしご」ほか。    HMV&BOOKS online


JPY ¥1,282
「在処」「部屋」「そこから先へ」「微笑する月」など既刊詩集の全てのほか、未完詩篇、エッセイ・評論を収録。金子光晴、村野四郎らによる作品論・詩人論も掲載。〈最匠展子〉東京市生まれ。日本女子大時代より現代詩や俳句を創作。日本現代詩人会、日本ペンクラブ、日本文藝家協会会員。「微笑する月」で日本現代詩歌文学館賞受賞。ほかの詩集に「そこから先へ」など。    HMV&BOOKS online


JPY ¥836
1910年の日韓併合以来の不幸な状況下で来日した金素雲は、朝鮮古来の民謡や童謡を日本語訳することで、日本文壇へのデビューを飾った。それによって日本の文人たちの支持を得た彼の活動は、韓国近現代詩の日本語訳へと向かう。本書は、近代文芸の一ジャンルとして確固たる位置を獲得した二十世紀前半の韓国新体詩を日本人に紹介した金の仕事を再評価し、文化交流とはなにかを考えるものである。第1章 哀傷調の恋歌第2章 故郷喪失から祖国喪失へ第3章 名訳か、越権か第4章 寓意と抒情の迷路―藤間生大との論争を中心に第5章 韓国と日本の狭間に生きて第6章 アンソロジーとしての『朝鮮詩集』第7章 その他の日本語訳詩集終章 『朝鮮詩集』の評価―親日文学の是非を中心に日本による植民地支配のもと、韓国近現代詩と詩人を日本人に紹介しつづけた金素雲の仕事を再評価し、文化交流とは何かを考える。   Honya Club.com


JPY ¥1,708
二人の主人公、津田貞一、田中榊を合わせ鏡のようにして、30年前後から、60年安保後の、69年現在の中野重治の、日本共産党との様々な関係を、痛烈な自己告発を含めて、ねばり強く検証する、野間文芸賞受賞の記念碑的力作。「村の家」「五勺の酒」「萩のもんかきや」などの中・短篇、「むらぎも」「梨の花」などの長篇、そして「中野重治詩集」等、昭和期日本文学を代表する中野重治晩年の長篇。   Honya Club.com


JPY ¥16,500
我が国の比較文学研究の草創期に偉大な足跡を残した著者の選集。批評とは何か、批評と創作とは区別されるべきなのか否かを一貫して追究した「近英文芸批評史」のほか、英文学関係の全5作品を収録。〈矢野峰人〉明治26?昭和63年。岡山県生まれ。詩人・英文学者。東京都立大学総長などを務めた。著書に「近代英文学史」「蒲原有明研究」、詩集に「黙?」など。    HMV&BOOKS online


JPY ¥5,554
昭和16年初めから夏頃までに、新聞、雑誌等の需めに応じて執筆された文章と、12年以降の短いエッセイを併せて71篇を一本としたエッセイ集。他に書評を含む単行本未収録の短文76篇を付す。日本武尊の御名の唱武士的精神と鎌倉美術文学史的空白時代の再検木山君の小説事大主義の傾向について大川博士の「亜細亜建設者」西沢一鳳のこと村田了阿のこと斎藤史夫人の歌について黒板勝美著「義経伝」文学者の死榊原中佐のこと東京駅頭に檀一男を送る明治天皇御製謹話藤田徳太郎「日本文学の精神と研究史」岡山巌「帝都の情熱」と「短歌鑑賞論」佐藤春夫「戦線詩集」林房雄著「転向について」白鳥敏夫著「戦ひの時代」文学と個人主義短歌維新の説―アララギを批判す日本文学の方向佐藤春夫氏の従軍詩集大東亜戦争と文化維新小説の世界鎖国と攘夷「大東亜文芸」観〔ほか〕   Honya Club.com


JPY ¥1,282
ときどき耐えられないくらい喉が乾く 水を飲む ごくごく飲む 臭いをたよりにそれを探す(「日の光のように輝く白猫」より) 既刊詩集をはじめ、未刊詩篇、散文、自筆年譜、作品論・詩人論などを収録。〈伊藤比呂美〉1955年東京都生まれ。78年現代詩手帖賞受賞。「ラニーニャ」で野間文芸新人賞、「河原荒草」で高見順賞、「とげ抜き」で萩原朔太郎賞、紫式部文学賞を受賞。    HMV&BOOKS online


JPY ¥1,320
若い詩人達が新詩運動に熱中していた明治四十二年三月、近代詩を画す白秋『邪宗門』刊行。荷風『ふらんす物語』発禁。臨風、宙外ら反自然主義の文芸革新会発足。五月、ベンガル湾船中で二葉亭客死。七月、鴎外「ヰタ・セクスアリス」発表、月末に発禁。九月、露風、詩集『廃園』刊。十月、花袋は名作『田舎教師』刊行。鴎外等その立場を異とする人々の中からも自然主義文学の影響のもと香気溢れる文学作品続々誕生。   Honya Club.com


JPY ¥11,000
本書は清岡卓行に関する諸氏の評論・エッセイを二冊にまとめたものである。第一巻には「論考」「横顔」「追悼」を、第二巻には「書評その他」をおさめた。「論考」には清岡卓行の人と文学に対する総括的な評論をまとめ、「横顔」にはその人となりに関するエッセイ類を、「追悼」には歿時の追悼文をおさめた。「書評その他」には清岡卓行の個々の著作に対する書評・文芸時評などをおさめた。1(論考(高橋英夫;宮川淳;清水徹 ほか);横顔(清岡卓行(奥野健男);パイプはプライヤア(伊達得夫);清岡卓行のこと(伊達得夫) ほか);追悼(清岡卓行さんを悼む(中村稔);清岡卓行氏を悼む(菅野昭正);清岡卓行さんを悼む(平出隆) ほか))2(書評・その他(詩集『氷った焔』;『詩と映画/廃墟で拾った鏡』;詩集『日常』 ほか);書誌;年譜)清岡卓行に関する諸氏の評論・エッセイを集成。詩・小説・評論など、多彩な表現形式を駆使した作家の全貌に迫る。第1巻には「論考」「横顔」「追悼」を、第2巻には「書評その他」を収めた。   Honya Club.com