JPY ¥4,950
ヨルダンは、資源に恵まれず紛争地域に囲まれた小国でありながら、中東戦争、難民問題、アラブの春で揺れる中東国際政治を巧みに生き抜いてきた。本書では、ハーシム家を国家の柱とするヨルダン政府がどのように体制防衛を成功させてきたのか、比較政治学、国際政治学、中東地域研究の分析枠組を駆使し、その全貌に迫る。序章 強い「弱国」をめぐるパラドクス第1章 建国史―ハーシム家王制の正統性を巡る議論第2章 政治体制の強靱性―「アラブの春」の事例から第3章 もうひとつのヨルダン史―ムスリム同胞団運動の発展第4章 社会運動―ヨルダンの「アラブの春」は終わったのか第5章 緩衝国家における「国王陛下の軍隊」の構造第6章 開発援助と安全保障―日本の対ヨルダンODAの事例から終章 体制の現在と未来中東の混乱と共存する国家の肖像激動する中東の只中にありながら、なぜヨルダンの王制は今日まで生き残れたのか。体制防衛という視点から、その全貌に迫る。ヨルダンは、資源に恵まれず紛争地域に囲まれた小国でありながら、中東戦争、難民問題、アラブの春で揺れる中東国際政治を巧みに生き抜いてきた。本書では、ハーシム家を国家の柱とするヨルダン政府がどのように体制防衛を成功させてきたのか、比較政治学、国際政治学、中東地域研究の分析枠組を駆使し、その全貌に迫る。   Honya Club.com


JPY ¥990
ロシア研究の第一人者が遺したプーチン論の決定版!「勝利をもたらす小さな戦争」の愛好者、その闘争哲学を人間学的アプローチで読み解く。はじめに プーチンを知る必要性第1章 背景―日本とは対照的な地勢的環境第2章 性格―自由を求め、かつ混沌を嫌う二面性第3章 政治―「力は正義なり」が中央集権化を生む第4章 外交―強い国にも強気、弱い国にも強気第5章 軍事―不安ゆえの「過剰防衛」癖第6章 交渉―交渉は闘争の手段第7章 連続―体制変化で「新しい人間」は必ずしも生まれず第8章 労働―資源依存症で働くことは大嫌い第9章 技術―外国からの拝借思想の限界第10章 社会―奇妙な結託、プーチンと国民は共犯者おわりに 人間学的アプローチを超えてロシア研究の第一人者が遺したプーチン論の決定版! 「勝利をもたらす小さな戦争」の愛好者、その闘争哲学を人間的アプローチで読み解く   Honya Club.com


JPY ¥4,180
非暴力"の政治学。市民一人ひとりを主体とする非暴力闘争により独裁体制を無力化し、武器なき社会を実現するための戦略とは。アラブの春をはじめとする多くの民主化革命において人々に指針を示してきた理論家による実践の書。第1章 戦争なき防衛?(防衛の必要性;市民力による防衛 ほか)第2章 権力の源泉を利用する(予想外の力量;他人頼みの支配者たち ほか)第3章 権力を行使する(非暴力の武器体系;非暴力行動の方法 ほか)第4章 市民力による防衛(新しい防衛政策を発展させる;国土への侵略あるいは集団殺害 ほか)第5章 「超軍備」に向けて(事前の準備なき非暴力闘争と"市民力による防衛";"市民力による防衛"を行う動機 ほか)武器を持たずに外国の侵略に抵抗し、国内の独裁体制を抑止・打倒することは可能か。国家ではなく市民ひとりひとりを主体とする非暴力抵抗運動により悪しき体制の権力の源泉を無力化し、軍事システムを超える武器なき防衛体制を実現するための道筋を示す。「アラブの春」においても大きな注目を集めた「非暴力の政治学」の先駆的研究者による、憲法第9条を考えるうえでも必須の書。   Honya Club.com


JPY ¥924
武力とは?軍とは?安全保障の基礎を徹底的に考え抜くことで、目前の国際情勢までもが一気に読み解ける。自衛隊元最高幹部の折木氏と橋爪氏の対話のなかで浮かび上がる、日本人がどうしても知らなければいけない新しい「教養」。第1部 軍事学の基礎知識(そもそも軍とは;自衛隊とは;軍事ニュースを読み解く)第2部 安全保障とは何か(日本の安全保障と政治;日本の防衛力整備;軍事同盟の本質)第3部 東アジアの行方(北朝鮮の実力と戦略;中国の覇権主義;米朝会談後の東アジア)社会学者の橋爪大三郎氏と元自衛隊最高幹部の折木良一氏が、軍事の基礎から米朝会談後の東アジアの安全保障までを、語り尽くす!「自衛隊は軍隊なのか、そもそも軍隊とは何なのか」「安全保障に軍事力は必要なのか」「国際法が国民への教育義務を謳う、国土占領時の振る舞い方とは何か」「憲法9条がありながら、日本が非武装中立を選ばないのはなぜか」「なぜ中国や北朝鮮の脅威ばかり語られ、日本に基地を置くアメリカ軍の脅威は語られないのか」「専守防衛の理念が国民に求める覚悟とは」「なぜ政府は反対の声が少なくないなか、平和安全法制の合意を目指したのか」本書は、軍事に関する素朴な疑問から、日本の安全保障政策の根幹までを見通す対話を、収録している。軍事学とはこれからも「平和な日本」で生きるために、日本人が知っておくべき必須教養である。【目次】第1部 軍事学の基礎知識 第1章 そもそも軍とは 第2章 自衛隊とは 第3章 軍事ニュースを読み解く第2部 安全保障とは何か 第4章 日本の安全保障と政治 第5章 日本の防衛力整備 第6章 軍事同盟の本質第3部 東アジアの行方 第7章 北朝鮮の実力と戦略 第8章 中国の覇権主義 第9章 米朝会談後の東アジア   Honya Club.com


JPY ¥1,155
社会科学とは社会について研究する学問であり、政治学、経済学、社会学、人類学、国際関係論などが含まれる。その古典を読み返したところで、当時とは時代が違うのだから役に立つことはないと思われるかもしれない。ところが驚くべきことに、現代を理解するためにはこれらの古典の知見について知る必要があり、さらに言えば現代で起こる様々な失敗は、古典の知恵を知らないために起こったものが多い。組織が官僚化することによる停滞、「抜本的な改革」に潜む罠、株式市場を活性化させることの危険性…。「教養にして実用」である社会科学の知見を明快に解説。なぜ組織改革は失敗するのか―マックス・ウェーバー効率性の追求が非効率を生む―マックス・ウェーバー数値だけで測定できない価値―マックス・ウェーバー急がば回れ―エドマンド・バーク漸変主義こそ、実は近道―エドマンド・バーク民主政治の怖さ―アレクシス・ド・トクヴィル平等が進むほど全体主義化する―アレクシス・ド・トクヴィル人々の絆が社会を豊かにする―アレクシス・ド・トクヴィル新しい資本主義―カール・ポランニー新自由主義と「社会防衛の原理」―カール・ポランニー自殺はどうすれば防げるのか―エミール・デュルケーム突然の社会変化が自殺を減らす―エミール・デュルケームどうして戦争は起こるのか―E・H・カー―ロシアがウクライナを侵攻したわけ―E・H・カー「軍事力」「経済力」「意見を支配する力」―E・H・カーどうして臨機応変に行動できないのか―ニコロ・マキャベリ人はどのようにして必然的に破滅するか―ニコロ・マキャベリ世の中、何が起きるか分からないから…―ジョン・メイナード・ケインズいったい経済学はどうなってしまったのか?―ジョン・メイナード・ケインズ社会科学とは社会について研究する学問であ   Honya Club.com


JPY ¥1,431
米ソ覇権時代の終わりの始まり。ペレストロイカのソ連とパクス・アメリカーナの終焉を大胆に予測したリアル・タイムの動向分析1979−1988。1 非極の世界像―旅とトポス(原風景をめぐって;距離の政治学―2枚の地図(ヨーロッパとアジア);第三の地図―南と北;下から地図を見る;歴史は理論の宝庫)2 豊かさと戦後―知のあり方(戦後を考える;豊かさと「戦後の総決算」;日本型イエ社会の影)3 核と飢えと―第三世界から(いま第三世界とは何か;紛争と第三世界;飢えと兵器)4 軍縮へ―東西のはざまで(軍拡と恐怖;変貌するソ連;軍縮へ向けて)5 日本の進路―防衛を考える(軍事同盟への道;防衛費の虚構;国家戦略なき外交)   Honya Club.com


JPY ¥1,980
交渉は闘争、交渉は戦争、交渉は武器。ロシア人の国境観、領土観、戦争観は日本人とまったく異なる。彼らには「固有の領土」という概念はない。防衛的膨張主義―防衛の名目のもとに、結果においてはれっきとした膨張に終わる―に代表されるロシア人の本質を知らなければプーチンは解けない。今後6年間、トータル24年、ロシアのトップに君臨する男は、どんなトリックで自国を実力以上に見せているか!はじめに プーチンを知る必要性背景―日本とは対照的な地勢的環境性格―自由を求め、かつ混沌を嫌う二面性政治―「力は正義なり」が中央集権化を生む外交―強い国にも強気、弱い国にも強気軍事―不安ゆえの「過剰防衛」癖交渉―交渉は闘争の手段連続―体制変化で「新しい人間」は必ずしも生まれず労働―資源依存症で働くことは大嫌い技術―外国からの拝借思想の限界社会―奇妙な結託、プーチンと国民は共犯者おわりに 人間学的アプローチを超えて   Honya Club.com