本書は、授業中における教師の内言や発問、指示、板書といった言語活動に焦点を当てた。算数の授業中、教師が何を考えながら授業を展開しているのか、そしてどのような判断を即時的に下しているのかという教師の本音をさらけ出したのが本書である。子どもと教師の言葉で編む算数授業を実現するために 算数授業における教師の言語活動数学的な考え方を価値づけるために「○○さんはどうしてこう考えたと思う?」主体的に学びに向かう力を育むために「答えは一つじゃないんだね」子どもの考えを明確にするために「やっている動きを、言葉にできるかな?」どの子も様々な考えをもつことができる教室にするために「どう数えたの?(一人の考えを共有しよう)」場面の状況を、子ども自らがつくり出していくために「何が同じ?」子どもの問いを引き出すために「それってどういうこと?」子どもの考えを明確にするために「どうしてその数が3の段と言えるのかな?」意味理解を深めるために「(寄り添い、揺さぶり、惚ける)」問いをつくるために「辺の長さで教えて欲しい数はいくつ?」友だちの論理をクラス全員が共有化するために「ここまでの○○さんの考えは分かるかな」つまずきを解決するために「どこを直したらいいかな」いつでも使える方法に気付くために「もし〇〇なら、どちらの考え方を使いますか?」子どもの「なぜなら…」を引き出すために「(子どもの考えに対峙する)もっとあるよね」子どもが統合的・発展的に考えるために「○○さんのよいところはどこでしょうか?」子どもの発想を広げるために「ばらはどうかいたらよいの?」一人の考えを受けとめるために「どうしてそうしようと思ったの?」課題を明確にするために「この場面でも使えるかな」全員参加の授業を創り上げるために「途中の計算のしかたを
Honya Club.com