日本誕生の物語『古事記』にゆかりのある地名は、出雲や明日香、諏訪湖などの有名どころばかりではなく、日本各地に数多く残っている。本書では、今もなお使われている『古事記』由来の地名を、そのストーリーを紐解きながら紹介。耳慣れた地名にまつわる悲喜こもごものドラマを知るとき、古代日本人の息吹が身近なものとして迫ってくるに違いない。索引地図付き。第1章 神々の時代(海の神々の誕生―大阪市住吉区住吉・墨江など、大阪市住之江区;天照大御神と須佐之男命の対決―福岡県宗像市 ほか)第2章 大和平定への道(九州を出発―大分県宇佐市/福岡県北九州市八幡西区岡田町;近畿に上陸―大阪府東大阪市日下町/大阪市中央区難波、大阪市浪速区 ほか)第3章 英雄たちの足跡(危機を告げる歌―京都府木津川市市坂幣羅坂;反乱軍の敗走―大阪府枚方市北楠葉町など ほか)第4章 国のあけぼの(仲哀天皇の急死―福岡市東区香椎など;仮の宮殿―山口県下関市豊浦町川棚など、山口県下関市長府豊浦町 ほか)第5章 王家のいさかい(履中天皇の宮殿―奈良県桜井市の磐余橋など;皇位争い―大阪府羽曳市埴生野 ほか)地名を探ると「日本のなりたち」が見えてくる。本書では、南は鹿児島から北は福島まで、今もなお使われている「古事記」由来の地名を、そのストーリーをひもときながら紹介する。索引地図付き。
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