JPY ¥1,175
モモは、古代の円形劇場の廃墟に住む身よりのない少女が時間どろぼうに盗まれた時間を人々にとり戻す物語である。エンデによって生み出された一人の少女が、なぜ国を越え、世代を越え多くの人々に愛されるのか。「如意宝」と話型分析のユニークな方法論の導入によって、物語の構造とエンデのくれた宝物を読み解き、日本の昔話との共通性・普遍性を探り出す独創的作品論。『モモ』を読むために(「如意宝」;『モモ太郎』の話型分析)『モモ』への旅立ち(モモの登場;モモをめぐる人間関係;灰色の男たちの出現;モモの1回目の旅;モモの一時的な帰還;モモの2回目の旅)   Honya Club.com


JPY ¥556
激動の幕末を、流れる雲のようにサラリと生きる"大江戸楽天人伝"。 ▼第1話/怪国論議▼第2話/宝の持ち腐れ▼第3話/如意女房▼第4話/美しい秋▼第5話/お手紙▼第6話/恋しくて▼第7話/こころのたびじ▼第8話/ゴロゴロゴロ▼第9話/ふられた女▼第10話/だんごの涙 ●登場人物/浮浪雲(品川宿の問屋場、夢屋の頭。柔軟かつ強靱な精神の持ち主)、新之助(雲の長男。大人物を夢見る熱血少年)、カメ(雲の妻)、欲次郎〈とっつあん〉(夢屋の帳場をまかされている老人) ●あらすじ/開国か鎖国かで日本中が大騒ぎのなか、相変わらずブラブラしている浮浪雲。しかし雲はそれだけの人間ではないだろうと踏んだ青田師範は、雲に一度議論をしようと誘いをかけるのだが……(第1話)。▼浮浪雲の能力に目を着けた勝海舟が、ある日雲に幕府の重役にならないかと使いの者をよこしてきた。絶対にそんなことはしないというごろね奉行は、ならば雲を試してみようと一席設ける(第2話)。▼愛人と一緒になるために、妻と別れたがっている男。なんとか妻を怒らせて、きっかけをつくろうとするのだが……(第3話)。   Honya Club.com


JPY ¥1,760
仏像と寺に生命をかけて対峙した写真家の魂とともに。東北・関東の寺と仏(中尊寺;毛越寺 ほか)中部・近畿の寺と仏(永保寺;向源寺 ほか)京都の寺と仏(鞍馬寺;高山寺 ほか)奈良・飛鳥の寺と仏(法華寺;圓成寺 ほか)西日本の寺と仏(餘慶寺;三佛寺 ほか)「生涯の一仏・一寺に出会う本」。一生を寺と仏像の撮影に捧げ、「写真の鬼」といわれた世界的写真家の、写真と名文章による全国の寺・仏像案内。52寺・71仏の写真と文章を掲載。専門家によるわかりやすい各寺のガイドを掲載。 中尊寺・金色堂内陣・一字金輪坐像/毛越寺/羽黒山・五重塔/瑞巌寺/瑞泉寺/深大寺/釈迦如来椅像/勝常寺・薬師如来坐像・日光菩薩立像・十一面観音立像・増長天立像/円覚寺・舎利殿/大谷寺・薬師如来坐像・千住観音立像・阿弥陀三尊像/永保寺/向源寺・十一面観音立像・大日如来坐像/浄瑠璃寺・九体阿弥陀如来坐像・吉祥天立像・持国天・薬師如来坐像/興福寺・阿修羅立像/平等院・阿弥陀如来坐像/三十三間堂・千体千手観音群/天龍寺/西芳寺/広隆寺・弥勒菩薩半跏像/神護寺・薬師如来立像・蓮華虚空菩薩坐像・宝光虚空菩薩坐像高山寺・明恵上人坐像/東寺・不動明王坐像・持国天/大徳寺/龍安寺石塔寺・/法隆寺・釈迦如来坐像・百済観音・救世観音/中宮寺・観音菩薩半跏/飛鳥寺・釈迦如来坐像/薬師寺・薬師如来坐像・日光菩薩立像・月光菩薩立像・観音菩薩立像/聖林寺・十一面観音立像/東大寺・盧舎那仏坐像・月光菩薩立像・/唐招提寺・盧舎那仏坐像・千手観音立像/園城寺・大日如来坐像/室生寺・金堂・薬師如来立像・十一面観音立像・十二神将・釈迦如来坐像・弥勒菩薩立像・//観心寺・如意輪漢音坐像/余慶寺・薬師如来坐像/観世音寺・大黒天立像/三仏寺・地蔵堂・投入堂・蔵王権現立   Honya Club.com


JPY ¥1,540
海に浮かぶ花果山のいただき、卵形の大きな石が爆発し、猿がとびだした。この石猿、生まれてまもないというのに、美しい金色の毛につつまれ、その図体は人の背丈ほどもある。またたくまに、花果山の猿たちの王となるや、みずからを美猴王と名のり、不老不死の術を得るために、仙人の元で修行、孫悟空という名をもらい、三十六の棒術と七十二の変化の術などを習得する。地下におりては、東海竜王の宝、如意棒を手に入れ、閻魔王と対決。天界にあがっては、斉天大聖と名のり、傍若無人なふるまい。弼馬温という役職がとるにたりない職とわかるや、こんどは大あばれ。中国でもっとも愛される「西遊記」の天上編。石から生まれた孫悟空はたちまち猿たちの王となり、妖魔を制圧し、仙人に術を習い、閻魔王と対決。果ては天界で大暴れして…。中国で最も愛される「西遊記」の天上編。小学校上級ー中学生向。   Honya Club.com


JPY ¥2,670
懐かしい記憶のように私たちの心に秘められた〈御伽草子〉。様々な変貌を遂げながらも現代にまで語り継がれた中世物語〈御伽草子〉の成立と遍歴を〈話型分析〉によって明らかにする注目の一冊。第1章 心の領域―御伽草子の本質(はじめに―問題意識;『浦島太郎』―喪失と獲得の物語;『鉢かづき』―如意宝の両義性;隠された神としての如意宝―御伽草子の教訓の本質;おわりに―古典と現代)第2章 『酒呑童子』論序説―自己否定と自己確認(藤原千方;四天王型への道;目と目が出合う時;酒をめぐって)第3章 短篇物語論―凝縮された本格的物語(『二十四孝』;『さざれいし』;『七草草紙』)第4章 御伽草子のめざすもの―反復される如意宝(『御曹子島渡り』―女性の援助;『一寸法師』―本書の総括も兼ねて)   Honya Club.com


JPY ¥825
人はなぜ旅に出るのか。旅は人に何をもたらすのか。日本の古典文学において、旅は「心の成熟」の過程であった。心になにか欠損をいだいた若者は、旅に出て、旅の中で大きな困難を克服することによって〈如意宝〉を獲得する。無限の幸福を象徴する〈如意宝〉を携えて帰郷した若者は、家を構え定住することで大人になる。本書は『伊勢物語』『源氏物語』など古典文学に通底する典型的な話型を分析することによって日本人の心の深層に迫り、文化としての旅のかたちを抽出する。序章 精神の奥処へ第1章 神話の旅(スサノオ・大国王・山幸彦―『古事記』1;ヤマトタケル―『古事記』2)第2章 王朝の旅(『伊勢物語』;『源氏物語』)第3章 中世の旅(『平家物語』;御伽草子)第4章 近世の旅(『奥の細道』;『丹波与作待夜の小室節』)第5章 現代の旅(『銀河鉄道の夜』;『阿房列車』)   Honya Club.com


JPY ¥52,800
三宝院流憲深方四度次第では、十八道は延命院元杲作の如意輪次第を用い、金・胎・護摩はすべて成賢作の次第を用いる。本書は長谷寶秀先生直筆の原本を忠実に複製した和綴本。 ※本書は「長谷寶秀全集」の別巻を単体で復刊したものです。   Honya Club.com


JPY ¥2,750
韓国民衆の心と生活を豊かに伝える民話を紹介するとともに、話型をグローバルな基準にしたがって体系的に分類。2 本格昔話(婚姻・致福・財物(木道令(ナムトリョン);太陽の神と月の神;黄政丞(大臣)の娘 ほか);呪宝(金の甕と銀の甕;人知の限界;如意珠と青大将 ほか);怪物退治(怪物と三人の王女;将軍水;尻尾五尺で睾丸五尺の鳥 ほか))韓国民衆の心と生活を豊かに伝える民話を紹介するとともに、話型をグローバルな基準に従って体系的に分類。韓国民話の独自性を示すと同時に、各国の民話との国際比較を可能にした画期的業績。本巻は本格昔話。   Honya Club.com


JPY ¥19,800
1 大戯の研究(『楚漢春秋』について;『鼎峙春秋』について―清朝宮廷における三国志劇;『鼎峙春秋』古本戯曲叢刊九集本と北平図書館本の関係について;大阪府立中之島図書館本『昇平宝筏』の特色について;北京故宮博物院本『昇平宝筏』の研究;旧北平図書館本『昇平宝筏』の研究;清廷の『西遊記』単折戯と『昇平宝筏』との関係;『勧善金科』について―清朝宮廷の目連戯;『鉄旗陣』と『昭代簫韶』;『如意宝冊』について)2 節戯・小戯の研究(「節戯―月令承応戯―」について;東北大学所蔵乾隆内府劇「如是観」等四種と乾隆帝の戯曲観)3 宮廷本及び資料研究(明清内府本看過録;『中国地方戯曲集成』の編集出版について)4 清朝と東アジア文化(北京への途―外藩モンゴル王侯による「年班」と清朝宮廷文化の受容;朝鮮燕行使が見た清朝の演劇―東アジアの視点から;大清グルンの支配秩序と宮廷演劇―マンジュ王朝の祝祭と王権)5 資料紹介(南巡盛典図と新出『迎鑾図』について)17世紀清朝の演劇テキストを詳細に比較検討。同時代そして後世へ与えた歴史的・文化的影響を多角的に検討し、清朝宮廷演劇の歴史上における位置を明示する。清朝の文化政策から東アジア史を読み解く1冊。   Honya Club.com


JPY ¥556
激動の幕末を、流れる雲のようにサラリと生きる"大江戸楽天人伝"。 ▼第1話/怪国論議▼第2話/宝の持ち腐れ▼第3話/如意女房▼第4話/美しい秋▼第5話/お手紙▼第6話/恋しくて▼第7話/こころのたびじ▼第8話/ゴロゴロゴロ▼第9話/ふられた女▼第10話/だんごの涙 ●登場人物/浮浪雲(品川宿の問屋場、夢屋の頭。柔軟かつ強靱な精神の持ち主)、新之助(雲の長男。大人物を夢見る熱血少年)、カメ(雲の妻)、欲次郎〈とっつあん〉(夢屋の帳場をまかされている老人) ●あらすじ/開国か鎖国かで日本中が大騒ぎのなか、相変わらずブラブラしている浮浪雲。しかし雲はそれだけの人間ではないだろうと踏んだ青田師範は、雲に一度議論をしようと誘いをかけるのだが……(第1話)。▼浮浪雲の能力に目を着けた勝海舟が、ある日雲に幕府の重役にならないかと使いの者をよこしてきた。絶対にそんなことはしないというごろね奉行は、ならば雲を試してみようと一席設ける(第2話)。▼愛人と一緒になるために、妻と別れたがっている男。なんとか妻を怒らせて、きっかけをつくろうとするのだが……(第3話)。   Honya Club.com


JPY ¥53,900
『新編国歌大観』第6巻私撰集編2歌集部に収める各集は、原則として、広く一般に流布している系統の中から最善本(切として残存するものを含む)を選んで、底本とした。金葉和歌集初度本秋萩集継色紙集如意宝集麗花集御裳濯和歌集楢葉和歌集現存和歌六帖現存和歌六帖抜粋本秋風抄秋風和歌集雲葉和歌集別本和漢兼作集新和歌集東撰和歌六帖東撰和歌六帖抜粋本人家和歌集和漢兼作集閑月和歌集遺塵和歌集続門葉和歌集拾遺風体和歌集柳風和歌抄続現葉和歌集松花和歌集臨永和歌集藤葉和歌集安撰和歌集六華和歌集津守和歌集菊葉和歌集新三井和歌集題林愚抄林葉累塵集麓のちり難波捨草鳥の迹新明題和歌集霞関集八十浦之玉大江戸倭歌集   Honya Club.com


JPY ¥1,430
いつもの毎日、普段の習慣、何気ないしぐさ…14人が語った「あたりまえ」の中にある「きれい」の再発見。対談 佐藤卓×伊勢谷友介―一歩先のあたりまえをデザインする1章 今ここにあるきれい(竹山聖 建築と日本文化―無の豊かさ、白の温かさ;辰巳渚 くらしと子育て―くらしのなかの理を見つめる;野村友里 食と旅―人がつながり広げる美味しさ)2章 失われつつあるきれい(石川英輔 江戸のきれい―花鳥風月を楽しむ身の程のくらし;島内景二 古典文学のきれい―如意宝を求め、重ね高める美の世界;甲野善紀 武術のきれい―身体に備わる言語化できない力)3章 変わりゆくきれい(ジュリア・カセム×横須賀道夫 デザインと社会―排除しない社会を目指して;石田秀輝×中島デコ 自然とくらし―自奏のものさしに変えていく;河合俊雄×鎌田東二 日本のこころと未来―きれいが動かすこころと共に)日本独自の文化、精神、デザインから多様な「きれい」の視点で、未来につながるものづくりや、これからのライフスタイルのヒントを探る。様々な分野で活躍する14人の「あたりまえ」の中にある「きれい」の再発見。   Honya Club.com