五十歩百歩、出藍の誉れ、塞翁が馬…。日常的に使っている「中国故事」ですが、誰かにその意味を語ることができるほど深く理解していますか?広島大学学長と副学長が今すぐ使える中国故事を解説。朋有り遠方より来たる(論語)吾十有五にして学に志す(論語)後生畏るべし(論語)剛毅木訥、仁に近し(論語)憤せずんば啓せず、〓せずんば発せず(論語)学びて思わざれば、則ち罔し(論語)伯牛疾有り。子之を問う(論語)助長(孟子)五十歩百歩(孟子)其の天爵を修めて、人爵之に従う(孟子)〔ほか〕時代の趨勢で漢文は言うに及ばず、古典が大学入試に占める比率も徐々に小さくなり、青少年が論語の素読を、という時代も遠いものになりつつある。しかし長い日本語の歴史を通じ、漢文や中国古典の教養が私たちの生活に深く浸透したのも事実で、近年では「論語」などを現代的に解説したもので多くのヒット書籍が生まれた。そこで今作では広島大学副学長で漢文学者の佐藤氏が中心となり、どこかで耳にしたり、読んだことがあったような、代表的な中国故事を選出。越智広島大学学長とともに、明日誰かに話したくなる内容で解説を展開する。コロナ禍で混沌とする時代だからこそ、磨き抜かれた「古典」に学べ!
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