現代フランス最高の詩人で批評家のミシェル・ドゥギーが2012年のコレージュ・ド・フランスでのボードレール講義をもとに断章ふうに書き下ろした詩人論。フランス近代の代表的詩人であるボードレールが詩集『悪の華』で問うた詩の「観念の明晰さ」と「希望の力」という問題系を、デリダやバンヴェニストなどを参照しつつ現代世界の諸問題を前にした最新の詩学というかたちで応答した、詩的・哲学的論考。訳者による長篇インタビュー付き。ピエタ ボードレール悪の華いまなお、わたしたちのためのボードレール謎の男と天上の者たちわたしたちのために…?読解の矢―詩は射抜く、詩は波打つ、詩は棄教する二元性ボードレールのカント思想にふれて高翔の原理倦怠〔ほか〕現代フランス最高の詩人で批評家のミシェル・ドゥギーが2012年のコレージュ・ド・フランスでのボードレール講義をもとに断章ふうに書き下ろした詩人論。フランス近代の代表的詩人であるボードレールが詩集『悪の華』で問うた詩の「観念の明晰さ」と「希望の力」という問題系を、デリダやバンヴェニストなどを参照しつつ現代世界の諸問題を前にした最新の詩学というかたちで応答した、詩的・哲学的論考。訳者による長篇インタビュー付き。目次目次はじめにピエタ ボードレール悪の華いまなお、わたしたちのためのボードレー謎の男と天上の者たちわたしたちのために……?読解の矢――詩は射抜く、詩は波打つ、詩は棄教する二元性ボードレールのカント思想にふれて高翔(エレヴァシオン)の原理倦 怠マラルメの墓直観と象徴象 徴寓意について脱信仰の実践「世界は終わろうとしている」、歴史性、文化ナダール、「写真」、イメージイヴ・ボヌフォワとボードレール「詩的言語」は存在するか「隠喩」のもとで、話すことで(みずからを)形象する
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