JPY ¥1,980
「兵庫・神戸のヒストリアン」としておなじみの田辺眞人さんが訪ねる小さな歴史旅100話。神戸、阪神間、明石、三田、三木の史跡など身近にある歴史の舞台を解説します。四百年ごとの大地震記録地名と地形に、中世の御影城をたどる国際港発祥の地 敏馬の浦旧神戸外国人居留地花隈城と信長の時代平安時代以来の名勝、布引の滝奈良時代、神戸にあった法隆寺の領地高取山北麓の鹿松峠―熊谷次郎や足利軍が通った峠道尊氏が切腹しかけた松岡城須磨浦と多井畑〔ほか〕   Honya Club.com


JPY ¥2,200
未解決殺人事件、人が消えた家、心霊スポット統計学…不可思議な世界をさまざまな視点と綿密な調査で紐解く、オカルトファン必読の書!ディアトロフ峠事件―ロシア史上最も不可解な未解決事件熊取町七名連続怪死事件―日本版『ツイン・ピークス』の謎青年は「虹」に何を見たのか―地震予知に捧げた椋平廣吉の人生セイラム魔女裁判―村に魔女は本当にいたのか…坪野鉱泉肝試し失踪事件―ふたりの少女はどこへ消えたのか「迷宮」―平成の怪事件・井の頭公園バラバラ殺人事件「人間の足首」だけが次々と漂着する"怪"―セイリッシュ海の未解決ミステリー事件「謎多き未解決事件」―長岡京ワラビ採り殺人事件ミイラ漂流船―「良栄丸」の怪奇科学が襲ってくる―フィラデルフィア実験の狂気岐阜県富加町「幽霊団地」―住民を襲った「ポルターガイスト」の正体八丈島火葬場七体人骨事件―未解決に終わった"密室のミステリー"獣人ヒバゴン―昭和の闇に消えた幻の怪物ファティマに降りた聖母―7万人の見た奇蹟赤城神社「主婦失踪」事件―「神隠し」のごとく、ひとりの女性が、消えたもうひとりのサジェ―170年以上前、北ヨーロッパで起きた「ドッペルゲンガー事件」の深層数奇なる運命に翻弄された一家―城崎一家8人全滅事件山荘の怪事件―10人が黒焦げで発見された「第二の帝銀事件」君と僕と呪われた脳―世界の幽霊屋敷数字で学ぶ日本の異世界―心霊スポット統計学2018年に刊行され、好評を博すも絶版となった伝説の「超濃厚オカルト研究読本」が増補新装版として復活!膨大な資料の分析と独特の文体で異彩を放つ、オカルト研究サイト「オカルト・クロニクル」の書籍が新装版で復活!朝里 樹氏推薦!(『日本現代怪異辞典』笠間書院刊・著者)未解決殺人事件、人が消えた家、心霊スポット統計学……不可思議な   Honya Club.com


JPY ¥1,210
おうち時間で肝試し。憎しみを持って現世に残っている霊体は極めて危険である。ふつうの人間は、霊の姿を見ることも、話すこともできない。だが、霊は人間の姿が見え、その会話を聞き、時にはとり殺そうとする…20のお話。祖母の予知夢父の死とある部屋の奇妙なお話鰻獲りの怪談話自分を守る方法コテージの怪しい足跡引き寄せの法則警備夜勤での恐怖体験向かい鏡犬鳴きトンネルプール事故物件の怪峠の怪体を乗っ取られる偕老同穴橋の怪江戸の夏の怪談幽霊の掛け軸帰ってきたおばあちゃんあなた、もしかしておうち時間で肝試し……身の毛もよだつ20のお話。皆さんもくれぐれも悪い霊にはお気をつけください……。*憎しみを持って現世に残っている霊体は極めて危険である。ふつうの人間は、霊の姿を見ることも、話すこともできない。だが、霊は人間の姿が見え、その会話を聞き、時にはとり殺そうとする……【目次】●祖母の予知夢もんぺの姉さんがいる誰かが火に焼かれる夢この世の常識では、測れないもの 決定的なことが起こって祖母の結婚と予知夢株の下落が原因かスーパーおばあちゃんに変身●父の死もうあかん、全部俺が悪い!文集に載った作文不気味な絵祖母の家に泊まる 踊り場の父お父さん、死んではる葬儀前夜に心不全では なかった本当に怖いこと●とある部屋の奇妙なお話二人の中国人明け方の電話地震があった場所人の気配赤い靴を履いた女性 ありがとう 今ハ怖クナイ●鰻獲りの怪談話お盆が来ると思い出すこと山椒団子を田んぼに投げ込む江戸の鰻怪談●自分を守る方法憎しみの感情が苦手霊体が信号待ちをしている自分を守る方法1思い出さない・ 近づかない 信号に引っかかる自分を守る方法2相手にしない腕が赤く腫れる失血死した人?車にひかれる夢●コテージの怪しい足跡長い髪の毛の束足跡 ミミズ   Honya Club.com


JPY ¥1,870
3.11、激震の損保業界。地震損害処理最前線の試練と決断とは…。保険毎日新聞連載ルポを書籍化!車窓ルート246仙台2時46分白い闇津波試練の予感M9.0蛍渦巻く不安違和感〔ほか〕3.11、激震の損保業界.地震損害処理最前線での試練と決断とは…〈保険毎日新聞連載ルポを書籍化!〉2011年3月11日、未曽有の大災害は日本を震撼させ、損害保険業界に激震をもたらした。その日、損害保険制度や運用を支える日本損害保険協会は、地震保険創設以来初となる「大規模地震損害処理体制」を敷き、損保協会本部内に地震保険中央対策本部を、東北支部に地震保険現地対策本部を設置した。地震保険処理の実務を統括し組織的対応の前線基地としての役割を担うことになる。しかし、超巨大地震はこれら対策本部に次々と試練のハードルを仕掛けてきた。地震発災時、現地の震災対応の要となるはずだった東北支部では建物の立ち入りが禁止となる。通信インフラは壊滅的被害を受け東京との連絡は途絶えたままであった。このため、現地では独自の判断で現地対策本部を立ち上げざるを得なかった。一方、東京の中央対策本部では、全損地域調査のために予定したセスナ機の飛行が、折からの悪天候によって阻まれ、そこに、福島第一原発事故による航空規制や東京電力の計画停電が追い討ちを掛け、作業は壁に突き当たった。対策本部には、その後も予期せぬさまざまな課題が火の粉のように降りかかってきた。消せるものもあればくすぶり続けた課題もある。それでも前に進まなければならない。いかに素早く物事を決断し、実行に移していくか。マニュアルになければ動きながら考える。そうした対応力が求められていた。地震保険の大震災対応という名の未踏峰には、まだこの先、いくつもの越えるべき峠が待ち受けていたのである。   Honya Club.com


JPY ¥1,320
「まっぽすさん」、田原坂、吉次峠、立田山、天草パールラインホテル、熊本城…熊本には奇譚が多い。神や白蛇にまつわる伝承も…。神と寄り添う土地の恐怖。田原坂の湧き出す抜刀隊の霊―熊本市北区植木町吉次峠の薩摩兵の霊―玉名郡玉東町大地震の予兆―熊本市中央区、南区他熊本城・井戸に現れる女性―熊本市中央区本丸大洋デパート火災の鎮魂―熊本市中央区傷痍軍人霊と防空壕―熊本市西区本当に出るお化け屋敷―荒尾市6・26水害での白川湖畔霊群―熊本市中央区新屋敷阿蘇赤橋は自殺橋―阿蘇郡南阿蘇村通潤橋に見えた2つの魂―上益城郡山都町〔ほか〕   Honya Club.com


JPY ¥2,860
1 歴史的にみる(鴨川を越えた大火―建長元年三月二十三日の火災;環境史からみた東北地方・太平洋沖地震の津波被害)2 阪神・淡路大震災と東日本大震災(大規模災害と人文地理学―阪神・淡路大震災と東日本大震災を事例として;阪神・淡路大震災の復旧・復興過程から「まちづくり」を考える―神戸市都心部におけるオフィスビルの立地変化を通じて)3 日本と海外の事例(都市水害と建造環境の改変―戦後那覇におけるガーブ川「水上店舗」をめぐって;台湾原住民族原郷におけるツーリズムと自然災害―黄昏の仁愛郷廬山温泉をめぐって;アイルランド共和国・County Corkにおける大飢饉のfolk memory―1845ー1939;カナダ・ロジャーズ峠における雪崩災害と日本人労働者―忘れられたカナダ日本人移民史)4 新しい展開(東日本大震災の復興に向けてのジオデザインの適用―福島県相馬市を対象としたワークショップの事例;地理情報システムによる東日本大震災の文化財被災地図―震災による文化財被災リスク分布の把握に向けて;災害発生を想定した歴史的景観の復興に関する経済評価―文化遺産の事前復興の視点から;ミクロな地理スケールでの地震被害想定シミュレーションの可能性)   Honya Club.com


JPY ¥2,640
アンデス山中とチリの大地震を経て、いよいよガラパゴス諸島へ。若き日のダーウィンの体験が、生き生きとよみがえる新訳完結!第12章 中央チリ第13章 チロエおよびチョノス群島第14章 チロエ島とコンセプシオン、大地震第15章 コルディエラの峠道第16章 北部チリとペルー第17章 ガラパゴス諸島第18章 タヒチとニュージーランド第19章 オーストラリア第20章 キーリング島―サンゴ礁の形成第21章 モーリシャス島からイングランドへ南米大陸最南端のホーン岬を回って、チリの大地震を経験したダーウィンはいよいよガラパゴス諸島へ。ここでのちの進化論に結実する貴重な観察をする。その実際をわかりやすい新訳で。   Honya Club.com


JPY ¥1,980
懐疑と肯定の狭間そこにこそオカルトの本当の魅力と真実が眠っている!膨大な資料と独自の視点で読み解く「超濃厚オカルト研究読本」。はじめに―信奉者はタフなロマンを!信奉者の敵は懐疑論ではなく安易な否定論だ!ディアトロフ峠事件―ロシア史上最も不可解な謎の事件熊取町七名連続怪死事件―日本版『ツイン・ピークス』の謎青年は「虹」に何を見たのか―地震予知に捧げた椋平廣吉の人生セイラム魔女裁判―はたして、村に魔女は本当にいたのか…坪野鉱泉肝試し失踪事件―ふたりの少女はどこへ消えたのか…「迷宮」―平成の怪事件・井の頭バラバラ殺人事件「人間の足首」が次々と漂着する"怪"―セイリッシュ海の未解決ミステリー事件「謎多き未解決事件」―京都長岡ワラビ採り殺人事件ミイラ漂流船―良栄丸の怪奇科学が襲ってくる―フィラデルフィア実験の狂気岐阜県富加町「幽霊団地」―住民を襲った「ポルターガイスト」の正体八丈島火葬場七体人骨事件―未解決に終わった"密室のミステリー"獣人ヒバゴン―昭和の闇に消えた幻の怪物ファティマに降りた聖母―7万人の見た奇蹟赤城神社「主婦失踪」事件―「神隠し」のごとく、ひとりの女性が、消えた一方的に懐疑するでもなく、盲目的に信じるでもなく、ひたすらに収集分析するというフォーティアン的な立ち位置のオカルト読本!インターネット・サイト『オカルト・クロニクル』の書籍化。ネットや評論家の間では、その分析力と文章のセンスは高く評価されており、内容も徹底的な資料分析による高濃度かつ抜群の面白さ。老舗雑誌『ムー』や過去のオカルト本が取り上げながらも、言及をさけてきた「真相」をレポートする内容は圧巻にして秀逸。主宰者・松閣オルタ氏は『怪奇秘宝』でもレギュラー執筆者として活躍中。   Honya Club.com


JPY ¥3,520
日本海に面する庄内の棚田―山形県鶴岡市暮坪蔵王山西斜面にある棚田―山形県山形市蔵王堀田・上野会津裏磐梯の棚田―福島県北塩原村川前高原山の東麓、山県第二農場の棚田―栃木県矢板市平野兵庫畑都心に近い秩父盆地の棚田―埼玉県横瀬町苅米寺坂魚沼丘陵にある普段着の棚田―新潟県長岡市北荷頃グリーンリース事業が支える棚田―新潟県長岡市法末中越地震震央部の棚田―新潟県長岡市川口木沢日本一の棚田卓越地頚城の棚田―新潟県十日町市星峠トキが舞っていた棚田―新潟県佐渡市岩首〔ほか〕棚田の保全を標榜する都市住民の団体である棚田ネットワークの会報誌「棚田に吹く風」に掲載された「棚田博士は今日も行く」をまとめた書。棚田を守る人々、保存会とそれに類する団体のことなどを綴る。   Honya Club.com


JPY ¥1,709
本書のねらいは、自然の楽しみ方、自然との付き合い方、自然への知的探検などによって、少しでも自然や、自然と人間とのかかわりを理解してもらいたいところにあります。古代人に学ぶ山城に立つ峠越えをする方位磁石による探検石灰洞にもぐる直下型地震にいどむ星空を楽しむ雲の撮影と観天望気アウトドアと天気予報地形を読む〔ほか〕   Honya Club.com


JPY ¥660
近年、人気が高まる日本各地のパワースポット。しかし、その背景には恐ろしい歴史や、驚きの伝説が存在していることをご存知だろうか。本書では全国各地に存在する「いわく付き」のパワースポットを紹介。東京スカイツリー建設に隠された陰陽道、世界遺産「熊野」に潜む裏歴史、ダークスポットと地震被害予想地との奇妙な一致などを、ルポ、図解、漫画、インタビューで多方面から検証する。第1章 大都市と建造物との奇妙な関係(スカイツリーは陰陽道で建てられていた;江戸幕府の黒幕・天海僧正が張った結界「江戸五色不動」の謎;"漫画"東京・京都が栄えた裏歴史;関東ダークスポットと地震被害予想地の奇妙な一致;津波を防いだ稲荷神社の白狐)第2章 悲しき伝説が残るパワースポット(漫画 大地のエネルギーが造り上げた"山"のパワー;「神の泉」と崇められる忍野八海伝説;世界遺産「熊野」最大の御神体 那智の滝周辺の謎と伝説;負のパワーが満ち溢れる清正井)第3章 離島に伝わる口外できない島の掟(漫画 パワー島と称される沖縄の孤島;琉球王朝時代から伝わる禁断の秘祭が残るタブー島;口外できぬ祭事が脈々と受け継がれる神の島)第4章 巨大断層"中央構造線"のパワー(漫画 奇跡の地ゼロ磁場の驚異;奇跡のゼロ磁場「分杭峠」ルポルタージュ;中央構造線上に日本を代表するパワースポットが点在していた!;日本大陸を横断する巨大断層の軌跡)第5章 神々が住まう霊峰(漫画 巨石に宿る聖なるパワー;伝説に彩られた信仰厚き奇岩怪岩;神秘に満ちた太陽信仰と巨石崇拝;史跡が眠る伝説多き霊山;最凶の呪術"丑の刻参り"発祥の山)   Honya Club.com


JPY ¥1,870
ヒマラヤ登山での窮地から救われた―恩返しで始めたネパールでの植林活動。現地の人々との絆に支えられ、軌道に乗ったかに見えたのだが…。汚れた水で命を落とす子供を救う森の泉復活への使命を盾に、ゲリラとのぎりぎりの交渉が続けられた。さらに大地震の窮地が襲った…。子供たちを救う「命の水」を取り戻せ―失われた森と泉の再生を果たした医師とネパールの人々30年の記録。マネ村E斜面毛沢東の旗闇からの声(回想より)シバ神の岩太郎疑惑王室の悲劇神などいないオリーブの一葉スミットラとショクンタラ逃げろ、スマン地雷と花と深夜の訪問者峠への道長老たちの死ゴルカから来た女寺院建立大地震救援復興子供たちを救う命の水を取り戻せ――。医師である著者は、ネパールで出会った少女を養女に迎えたのをきっかけに、同国の子供たちが汚れた川の水を飲んで死んでいく実情を知る。森林乱伐で枯渇した泉の復活をめざして1990年から取り組む植林活動は、日本の小学生による牛乳パック回収資金提供を得ながら10年後にはで成果をおさめた。しかし、軌道に乗ったかに見えた活動は、ネパール内戦下で勢力を広げる毛派ゲリラの妨害を受けることになる。脅迫や植林地への地雷設置など生命の危機にも直面する中、現地の村人たちとの絆を深めながら乗り切っていく医師。内戦がおさまりかけたころに襲った巨大地震では、育てた森の木が住民を救うことになる。20年余で100万本の植林が実現するまでを描く。   Honya Club.com


JPY ¥1,320
人間って、たいしたもんだ!救援に取り組んだ―「共同の感動」。被災者と救援に駆けつけた人々の多様な交流をリアルに伝えるドキュメント。私たちも救援したいあんたの出番ださあ、出発だ私はボラボラどうしてここへ「ありがとう」に「ありがとう」「共同」は「協働」ひとり暮らしを包んで現地の人を煩わせるな急ぐな徒歩で峠を越えて新幹線も開通してふたたび鳴り出した電話大地が呼んでいる新潟県中越地震の救援に取り組んだ「日本共産党救援センター」の記録。被災者と、救援に駆けつけた人々の多様な交流をリアルに伝えるドキュメント。自然の大災害に立ち向かう人間賛歌の物語。   Honya Club.com


JPY ¥1,540
1 救援・復興の現場を歩きながら―防災研究者からの提言(室崎益輝)(今回の被害の新しい特徴は何か―過去の経験にとらわれず特別の対応が必要;被災者支援の緊急施策を進めつつ復興計画の議論を急ぐべき;復興をいかに国あげてのとりくみにするか―震災が顕在化させた国土・社会構造のひずみを克服する)2 今回の大津波から考える地震・津波防災の今後(都司嘉宣)(「一〇〇〇年に一度の災害」の衝撃;三陸津波防災の将来を考える;南海地震と大阪の防災)3 フクシマ―収束への道と記憶すべきこと(報告と討論)(野口邦和、立石雅昭、吉井英勝)(何が起きたのか、何が必要か―安全神話によるゆがみが招いた事故(収束へ峠を越すために;地震と津波の想定の甘さ;二重の人災と情報隠し;放射能汚染と生活面での対応);苛酷事故の教訓を今後に生かすために(規制機関のあり方、防災対策を見直し原発の総点検を;安全神話と推進先にありきの研究体制を変える;「原発利益共同体」をうちやぶる契機に))大津波災害はどのように起きたのか、人災としての原発事故はなぜ起き、今後をどう展望すればいいのか。震災復興の論点を探る上で欠かせないこうしたテーマを、それぞれ第一線で取り組んでいる著者らが論じる。   Honya Club.com


JPY ¥1,650
信濃国と美濃国の国境の神坂峠は、都からはるか遠い東国へとつづく古代東山道随一の難所であった。頂から東を望めば、けわしい山々が幾重にも連なる。この峠こそは、東国へのきびしい旅の始まりであった。旅の成就を願って峠の神に捧げた人びとの祈りの形を追う。第1章 東と西を分ける神坂峠(高い山・深い谷の峠の国;古代の官道、東山道;東山道の難所、神坂峠)第2章 峠は祭祀遺跡(鳥居龍蔵と大場磐雄の踏査;祭祀遺跡を掘る;祈りの場にのこされたもの;峠での祭祀)第3章 峠のふもとの里(園原の里;杉の木平遺跡;発見された古代・中世の家と道;ふもとの人びとの営み)第4章 神坂峠越えの道の歴史(縄文時代からつづく道;東国の馬匹生産と貢馬の道―古墳時代;納税の道、防人の道―古代律令時代;経済的効果を生み出す道へ―中世;天正地震と道の終焉)第5章 古道の復活信濃国と美濃国の国境の神坂峠は、都からはるか遠い東国へと続く古代東山道随一の難所であった。頂から東を望めば、けわしい山々が幾重に連なる。旅の成就を願って峠の神に捧げた人々の祈りの形を追う。〈受賞情報〉毎日出版文化賞企画部門(第65回)   Honya Club.com