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激動の幕末期、今日の国際摩擦などとは比較にならないほど強大な外圧の下でまさに水平線に沈もうとしていた日本―だが、その「日をまた高々と昇らせた」のは、徳川譜代の藩士ではなく外様の志士たちだった。長州毛利藩の大債を整理し、維新回天の軍資金をつくった村田清風、長崎警備の禍を転じて、国内無双の軍備を持ちながら武装中立の藩是を守った鍋島直正など、薩長土肥を初めとする維新パワーの原動力となった男たちの生きざまと思想を説き、近未来日本の進路を示す力作。第1章 実力主義で維新の軍資金をつくった毛利重就と村田清風(長州)第2章 会社更生法?と洋学で雄藩を再建した調所笑左衛門と島津斉彬(薩摩)第3章 人材開発で歴史を変えた野中兼山と吉田東洋(土佐)第4章 技術革新で覇権に割り込んだ鍋島直正と古賀穀堂(肥前)終章 デモクラシー日本を構想した横井小楠と吉田茂のあいだ   Honya Club.com


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坂本龍馬の遺鉢を継いでたたかい抜いた人々の生涯を追う!龍馬脱藩の責を一身に追って自害し、百数十年の抹殺から今よみがえる次姉の栄。龍馬を励まし慰め、その活力源となった末姉の乙女。龍馬に命を救われ、のちにニコライ堂の創建者となった沢辺琢馬。2代目・同志社学長からアメリカの大農場主となった西原清東。北海道開拓の不屈の先駆者・坂本直寛。かれらの生涯こそは坂本龍馬の血と精神の苦しくも輝かしい軌跡にほかならなかった。雲龍奔馬―姉栄女自裁して龍馬を庇い家名を守る回天の大業成る―龍馬を支えた"新しい女"乙女、お龍龍馬の志を継ぐものたち―琢馬ヤソ教に入信、新島襄密航す荒野に呼ばわる者―北海道開拓の先駆者坂本直寛国会を駆け抜けた男―西原清東、弾圧と闘い同志社学長に龍馬の化身、アメリカ大陸へ―西原農場に輝く黄金の稲穂龍馬復活―"世界の龍馬"正当な歴史的位置づけ遺恨千秋―栄女、今こそ晴れて歴史の桧舞台に追録・柴田舛吉追跡―その晩年と死と2本の銘刀「吉行」   Honya Club.com