戦後の混乱を経て、建築界の黄金期がはじまった。現在の住宅の原型が生まれた1950年代から、その発展の歴史を辿る。1960年以前―小住宅の時代1960年代―建築界の黄金期1970年代―都市住宅の時代1980年代―環境意識の高まり1990年代―バブル崩壊と住意識の変貌2000年以降―住宅の進むべき道とは"戦後の混乱を経て、建築界の黄金期がはじまった。現在の住宅の原型が生まれた1950年代から、その発展の歴史を辿る。1959年創刊の建築実務誌「建築知識」が編む住宅設計の実務史。時代とともに、人びとの暮らす住宅のあり方は変わり続けてきました。「変化」とは天然または無作為の現象ではありません。そこには必ずエポック・メイキングな住宅があり、建築家がいました。建築業界に強烈なインパクトを与え、後の住宅設計に大きな影響を及ぼした住宅と建築家を、その発想、プラン、工法、材料などに着目しつつ、「建築知識」ならではの視点で、過去50余年、日本の住宅の"期を画した瞬間"をひも解きます。建築家の思い、匠の技が込められた、日本の戦後建築史が学べる本です。■構成1960年以前 小住宅の時代斎藤助教授の家:清家 清/浦邸:吉阪隆正傾斜地に建つ家:林 雅子/No.38(石津邸):池辺 陽スカイハウス:菊竹清訓/ケーススタディハウス(伊東邸):増沢 洵ミゼットハウス:大和ハウス工業/晴海高層アパート:前川國男1960年代 建築界の黄金期SH-30:広瀬鎌二/正面のない家(N氏邸):西澤文隆集成材ハウスU15(15坪型)・U19(19坪型):飯塚 五郎蔵呉羽の舎:白井晟一/塔の家:東 孝光白の家:篠原一男/猪股邸:吉田 五十八札幌の家(上遠野邸):上遠野 徹1970年代 都市住宅の時代桜台コートビレジ:内井昭蔵/セキスイハイムM-1:大野勝彦松川ボックス:宮脇 檀/私の家:阿部 勤幻庵:石山修武/GOH-7611 剛邸:鈴
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