JPY ¥1,870
日本の経済・社会を破壊した「緊縮」財政主義を超えて、いまこそ未来への希望を語ろう。反緊縮って何だ!?おすそ分けのすすめなぜ消費税を社会保障財源にしてはいけないのか他者を殴る棒わたしにとっての反緊縮―生活から政治を語る政府の借金なくしてデフレ脱却なし反緊縮経済学の基礎リベラル再装填のために日本におけるポピュリズムの困難と可能性―「アジア」という視座ヨーロッパを救うひとつのニューディール世界中の革新派勢力への呼びかけ   Honya Club.com



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松尾匡/「反緊縮!」宣言    HMV&BOOKS online


JPY ¥1,870
日本のリベラル・左派の躓きの石は、「経済」という下部構造の忘却にあった!アイデンティティ政治を超えて、「経済にデモクラシーを」求めよう。バージョンアップせよ、これが左派の最新型だ!第1章 下部構造を忘れた左翼第2章 「古くて新しい」お金と階級の話補論1 来るべきレフト3.0に向けて第3章 左と右からの反緊縮の波第4章 万国のプロレタリアートは団結せよ!補論2 新自由主義からケインズ、そしてマルクスへバージョンアップせよ、これが左派の最新型だ! 日本のリベラル・左派の躓きの石は、「経済」という下部構造の忘却にあった! アイデンティティ政治を超えて、「経済にデモクラシーを」求めよう。左派の最優先課題は「経済」である。「誰もがきちんと経済について語ることができるようにするということは、善き社会の必須条件であり、真のデモクラシーの前提条件だ」欧州の左派がいまこの前提条件を確立するために動いているのは、経世済民という政治のベーシックに戻り、豊かだったはずの時代の分け前に預かれなかった人々と共に立つことが、トランプや極右政党台頭の時代に対する左派からのたった一つの有効なアンサーであると確信するからだ。ならば経済のデモクラシー度が欧州国と比べても非常に低い日本には、こうした左派の「気づき」がより切実に必要なはずだ。(ブレイディみかこ/本書より)   Honya Club.com


JPY ¥2,670
不況に説明はいらない。必要なのは解決策だ。それはケインズ経済学の中に隠されている。正統派ケインジアンが鮮やかに取り出してみせた、不況脱出のための方法。はしがき―人類が二つのニヒリズムから解放されるとき暴挙なり、不況期の「緊縮財政」ケインズは誤解されている経済不況と政策思想の混迷不況永続化の原因は何か日本経済の活路、ケインズ型「機能的財政」の復権目にあまる誤謬にみちた経済論の跳梁「反ケインズ主義」の論理はすべて間違っている「反ケインズ的」評論家の無知蒙昧「興隆期の経済政策思想」の復権を貿易摩擦解消への根本的方策日銀の政策姿勢を改めさせることこそ焦眉の急レーガノミックスを考える米国は一日も早く「反ケインズ主義」の迷夢より醒めよ米国経済「双子の赤字」論は間違っている危機の真っ最中に到来した好運の「バブル」とその終焉あまり期待できそうもない米国クリントン政権の経済政策円高暴走の裏面に潜む「反ケインズ主義」の弊害円高阻止、財政健全化、景気振興への秘策「ケインズ主義」復権こそマルクスの呪詛克服の大道日本経済への悲観論を排す   Honya Club.com


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井上智洋/「現金給付」の経済学 反緊縮で日本はよみがえる Nhk出版新書    HMV&BOOKS online


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島倉原/Mmtとは何か 日本を救う反緊縮理論 角川新書    HMV&BOOKS online


JPY ¥1,870
アベノミクスを検証し、もう一つの市民的経済成長プランを提言。構想力に富む大物経済学者と新進気鋭の経済学者による、刺激的な対論。第1部 "講演"経済学ともうひとつの日本と地域(アベノミクスはなぜ失敗するのか、何をもたらすのか;反緊縮時代の世界標準経済政策)第2部 "対論"経済学と日本の進路について(松尾教授の質問と金子教授のそれへのコメント;金子教授の質問と松尾教授のそれへのコメント;会場からの質問に対する回答)第3部 "提言"経済学への異議申し立てから新たな創造へ(「レフト3・0」の経済学:何が同じで、どこが違うのか;多様性に基づく経済学の新たな創造へ)   Honya Club.com


JPY ¥1,870
はじめに―人口減少を受け止めない日本第1章 なぜ人口が減少しているのか?第2章 なぜ人口減少をもたらす経済になってしまったのか?第3章 なぜ誤った経済政策を続けてきたのか?第4章 政治を変えれば社会は良くなるのか?第5章 どのようにして低成長と人口減少に適応するのか?おわりに―社会を変えるのは、あなた今の政治や経済、社会の停滞のメカニズムを分かりやすく解き明かし、アベノミクスや「反緊縮」とは前提を異にする、まったく新しい見地からの経済政策と社会のビジョンを提示する。人口減少時代を迎え、従来の人口増加時代の経済認識やアプローチを転換させることが不可欠であり、インフレ誘導や国債発行などの対症療法ではなく、政策決定過程の透明化や民主化等を通じた根治的な経済・社会の体質改善が迫られていることを丁寧に説く。もう「野党支持者には対案が無い」なんて言わせない!   Honya Club.com


JPY ¥3,740
マクロ会計の基礎―1つの部門の赤字は、別の部門の黒字に等しい自国通貨の発行者による支出―租税が貨幣を動かす国内の貨幣制度―銀行と中央銀行自国通貨を発行する国における財政オペレーション―政府赤字が非政府部門の貯蓄を創造する主権国家の租税政策―「悪」に課税せよ、「善」ではなく現代貨幣理論と為替相場制度の選択―失敗するように設計されたシステム「ユーロ」主権通貨の金融政策と財政政策―政府は何をすべきか?「完全雇用と物価安定」のための政策―「就業保証プログラム」という土台インフレと主権通貨―「紙幣印刷」がハイパーインフレを引き起こすわけではない結論‐主権通貨のための現代貨幣理論―MMTの文化的遺伝子第一人者による「バイブル」、待望の邦訳!アメリカで大論争、国会でも議論白熱。いち早く日本に紹介した中野剛志氏と、「反緊縮の旗手」松尾匡氏によるダブル解説。貨幣観を一新!MMTは、イデオロギーでもなく、願望でもなく、現実なのである。【MMT(現代貨幣理論)の特徴】●日本や米国のように「通貨主権」を有する政府は、自国通貨建てで支出する能力に制約はなく、デフォルトを強いられるリスクもない。財政赤字や国債残高を気にするのは無意味である。●政府にとって、税金は財源ではなく、国債は資金調達手段ではない。政府が先に通貨を支出しない限り、民間部門は税金を納めることも、国債を購入することも論理的に不可能である。税金は所得、国債は金利にはたらきかけ、経済を適正水準に調整するための政策手段である。●政府は「最後の雇い手」として、希望する人々全員に、一定以上の賃金水準で就業する機会を約束することができる。この「就業保証プログラム」は、「完全雇用と物価安定」という公共目的に資する、強力な経済安定装置である。【内容紹介】「財   Honya Club.com


JPY ¥2,750
ギリシャのユーロ離脱を願う経済至上主義の声、極右政党のEU懐疑論、民主的な正当性を欠くEU統治に「怒れる人々」や「五つ星運動」。分断と紛争が大陸に再来するのか。EUの機能不全を、平常時の正式な「EU1」、メルケル独首相が主導する緊急時の「EU2」、野心的だが実行を伴わない「紙のヨーロッパ」、この三つの道具立てにより分析。反緊縮の福祉モデル、移民と市民、気候変動、安全保障の再考を迫る。英国政治の「第三の道」路線を欧州規模で追求する変革のためのビジョンがここに―。2014年ヨーロッパブック賞受賞の話題作!序章第1章 運命共同体としてのEU第2章 緊縮政策とその影響第3章 社会モデルはもうなくなったのか第4章 世界市民に必要なこと第5章 気候変動とエネルギー第6章 EUの安全保障政策の行方結論   Honya Club.com


JPY ¥4,400
緊縮vs.反緊縮終わりなき闘い。ケインズ主義、MMTの台頭、そしてパンデミック対策に至る論戦の見取り図を鮮やかに描く。第1章 いまなぜ反緊縮か第2章 緊縮と反緊縮―交錯する思想と理論第3章 変転するケインズ主義の政策戦略―ケインズ主義1から2へ第4章 保守派の転成―緊縮主義からオルトライト・ケインズ主義へ第5章 躍り出た現代貨幣理論(MMT)第6章 政府債務の将来負担と財政の維持可能性第7章 コロナ禍に対応する経済政策第8章 ケインズ主義3―反緊縮のための財政金融統合政策「よくわかる」「入門」では飽き足らない読者向けに、経済論壇および経済政策の現場で活躍する硬派エコノミストが、世界経済の現状を解説し、世界の経済論戦を展望する経済評論書。 世界経済の回復は遅々として進まず、近年はコロナ禍がそれに追い打ちをかけている。多くの国は財政赤字の拡大をおそれ、「不況下の財政引き締め」が世界的に蔓延している。他方で、世界の多くの経済学者たちは、このような深刻な不況下では「超拡張的な金融政策とマイルドな財政政策のポリシー・ミックス」を主張してきた。この流れをより大きな経済学説史の視点から見ると、これまで繰り返されてきた「緊縮派と反緊縮派の終わりなき闘い」のバリエーションとみることもできる。MMTの台頭も、その文脈でとらえることが可能だ。 本書は、2000年代からコロナ禍にいたる世界経済の状況と、世界の経済論戦を展望し、なぜ停滞が長引いているのか、これから世界経済はどこへ向かうのか、この間、世界の経済学者たちは何を議論してきたのかを明らかにし、世界経済の本格回復のために必要な政策を提言する本である。   Honya Club.com


JPY ¥1,100
コロナショックドクトリンでの中小企業淘汰と地域帝国主義への道は許さない!今一番注目されているのは「レフト3.0」。「大きな政府」への回帰を唱え、真っ当な給料の仕事がある社会をつくる!はじめに―反緊縮論だけではすまない段階に第1章 「人は生きているだけで価値がある」のポピュリズムを!第2章 日本支配層の将来ビジョン―コロナショックドクトリンが示す円高帝国への道第3章 レフト3.0の到達点と課題―欧米での失速の教訓第4章 体制変革としての反緊縮第5章 庶民がコントロールを取り戻すためにコロナ禍が日本社会に与えた影響は計り知れない。特に経済では消費税増税と重なり大不況となっている。日本の支配エリートはコロナでもたない企業は潰れて良いと思っている現実。「高プロ」も愛国教育も、支配エリートの新「帝国主義」への布石だと喝破する松尾匡氏は日本のマルクス経済学者の白眉である。松尾氏はこの悲惨な現実を読み解くにはマルクスの「疎外論」が重要だと説く。本書では「生きているだけで価値がある」生身の具体的人間を主人公にして、制度や決まり事などの社会的なことが、その主人公からコントロールできなくなって一人歩きする事態を批判する。ツールであったはずの制度や決まり事などの社会的なことが自己目的化し、生身の個人を手段化して踏みにじる、こうした事態を「疎外」と呼んで批判したのがマルクスの「疎外論」というわけです。「支配階級」や「搾取」も「疎外論」から読み直すことを従来提唱してきた松尾氏は、生身の個々人のもとに経済のコントロールを取り戻すことが大切であり、社会全体で生身の個々人みんなの事情にマッチするように、社会全体の設備投資もコントロールする必要があると述べる。まさにブレグジットの「コントロールを取り戻せ」です   Honya Club.com


JPY ¥748
EU離脱派勝利の顛末を、英国社会に生きる著者が独自にリポート。移民問題、格差、右傾化、排外主義、緊縮財政…欧米でくすぶる諸問題。英国のブレグジット、米国のトランプ現象は世界に波及して行くのか。…そして、日本は。1 ブレグジットはトランプ大統領誕生劇に似ていたのか2 ブレグジット疲れとデモクラシー疲れ3 ソフト・ブレグジットとハード・ブレグジット4 ブレグジット騒動の本質5 欧州の新左派・反緊縮派が目指すもの6 「パンと薔薇」7 階級社会とチャヴ差別8 反緊縮の旗頭コービンの立ち位置9 英国は日本の未来図かその時、英国で何が起こっていたのか。EU離脱派勝利の顛末を、英国社会に生きる著者が独自にリポート。移民問題、格差、右傾化、排外主義、緊縮財政……欧米でくすぶる諸問題。英国のブレグジット、米国のトランプ現象は世界に波及して行くのか。そして、日本は。【本書は2017年8月に開催された福岡ユネスコ講演会「英国のいま、そして日本は?」をもとに一部補筆したものです】   Honya Club.com


JPY ¥3,300
EUは2016年に深刻な危機を迎えた。たびたびの危機を乗り越えて統合を強めてきたEUだが、英国のEU離脱(ブレグジット)と、それを生み出した要因への対応の、どこに問題があったのだろうか。ブレグジットで顕在化した反EU運動の中で露呈したEU危機の経済要因だけでなく、社会的要因も分析。その上で、今後のEUのめざすべき道を探る。EU経済統合の深化と進化―EUは何をもたらし、何をもたらさなかったのか第1部 経済通貨同盟の問題点と課題(EU財政ガバナンスの問題と新たな展開―緊縮財政は何をもたらし、何をもたらさなかったのか;ECBの金融政策と企業の資金調達―金融政策は成長の基盤となりえたのか;ECBの非標準的金融政策の効果と副作用―量的緩和政策は実体経済にどのような効果をもたらしたのか ほか)第2部 社会的欧州の現実と課題(社会的欧州の理念と現実―社会的欧州は存在しているのか;社会的排除と社会的包摂―欧州社会政策は社会的包摂を推進できたのか;単一市場と労働問題―社会的規制は単一市場の発展に役立つのか ほか)第3部 反EU・反移民勢力の台頭とBrexit後の欧州統合の課題(フランスの極右、国民戦線―ポピュリズムはなぜ支持を拡大するのか;EUの移民アジェンダの理想と現実―EUは難民を受け入れられるのか;イギリスの移民政策とBrexitの選択―なぜイギリスはEU離脱を選択したのか ほか)EUは2016年に深刻な危機を迎えた。たびたびの危機を乗り越えて統合を強めてきたEUだが、英国のEU離脱(ブレグジット)と、それを生み出した要因への対応の、どこに問題があったのだろうか。本書はブレグジットで顕在化した反EU運動の中で露呈したEU危機の経済要因だけでなく、社会的要因も分析する。その上で、今後のEUのめざすべき道を探   Honya Club.com


JPY ¥1,650
1 なぜ反緊縮政策なのか(松尾匡)(安倍政権に勝つための課題は経済政策;質問に答えます)2 反緊縮経済政策モデルマニフェスト2019(「ひとびとの経済政策研究会」)(消費税を上げて不況が戻ってもいいのですか?;働きたい人が誰でもまっとうな職で働ける世の中に!;暮らしの苦しい庶民からこれ以上税金をとるな!政治が作った莫大なもうけからとれ!;力ある者の意のままで人の明暗が分かれない公平な世の中を;教育・保育の無償化、介護、医療の充実など)緊急出版! 欧米で大注目、反緊縮政策のススメリベラル派は安倍政権の景気対策に敗けてきた◇ 財政赤字や円の暴落は心配無用! 財政危機論は新自由主義のプロパガンダ。◆金融緩和、法人税増税や富裕層への増税で財源を作る。◇経済・雇用を最大の関心事とする若者たちが政治に求めるものとは。なぜ安倍政権の支持率が高いか。雇用改善など経済データで見事に解明。◆格差、最低賃金、増税、社会保障……気になる問題のひとつひとつに注目し、緊縮ではなく「お金を使うリベラル政治」の像を有権者と野党議員らに提案する。◇反緊縮政策は森永卓郎、池田香代子、山本太郎の各氏をはじめ、経済学者、識者、政治家に賛同が広がる。【内容】I なぜリベラル派は負け続けているのか若い世代の関心は「景気・雇用」/今出現しているのは古典的「窮乏」リベラル派はなぜ勝てないのか/「お金を出しませんよ」に反対する世界の民衆欧米の派手な反緊縮政策/消費税を上げずにすむ根拠は?II 反緊縮の経済政策マニフェスト消費税を上げない/雇用創出・最低賃金の大幅引上げ法人税の優遇措置をなくす・富裕層に増税/財政危機はまやかし地方でも常に仕事が続くインフラ事業を/教育・保育の無償化、介護、医療の充実リベラルが何度も失敗を繰り返してきたのは、「   Honya Club.com


JPY ¥748
アメリカ主導のグローバリズムが冷戦後の世界を席巻している。この思想を体現するIMFは、経済危機に瀕した国々に緊縮財政や構造改革の実現を厳しく迫った。だが、アジアに対してこの処方箋は有効だったのか。19世紀以来の歴史をみても、ヨーロッパが押しつけた自由主義モデルは、アジアに必ずしもなじんでいない。アジア経済が本来もつダイナミズムを積極的に評価し、新たな地域経済システムのあり方を考える。序 アジアの中の日本1 グローバリズムという「時代の錯誤」(資本主義;国民経済の原型を求めて)2 反市場原理主義の知的基盤(市場経済論の再検討;経済システムの社会文脈に特殊的な進化)3 東アジア型経済システム(自由主義プロジェクト;東アジア型経済システム)跋 21世紀の発展史観アジア経済が本来もつ、独自性やダイナミズムをどう捉えるべきか。欧米流のグローバリズムに代わる視点を獲得するための試み。   Honya Club.com


JPY ¥902
「経済最優先」そして「デフレ脱却」をスローガンに掲げた第二次安倍晋三政権発足から約五年。「三本の矢」からなるアベノミクスは、一九九〇年代以来の長期デフレによって縮小均衡に陥っていた日本経済を、本来あるべき成長軌道に引き戻すことに成功しつつある。世論調査等ではいまだ評価の低いアベノミクスだが、経済学的に検証を行えば、十分「日本経済を変えた」と言って差し支えない。本書は、その真実を論理とデータによって示しつつ、さらに、デフレ脱却が完遂されたあかつきには必要となるアベノミクスからの「出口戦略」をどう考えるべきかを提示する。第1章 アベノミクスとは何だったのか(アベノミクスが取り戻そうとしたもの;縮小均衡に陥っていた日本経済 ほか)第2章 世界大不況とアベノミクス(遅れてきた大不況克服策としてのアベノミクス;世界大不況の発端―サブプライム問題からリーマン・ショックへ ほか)第3章 異次元金融緩和政策の真実(黒田日銀の異次元金融緩和は「失敗」したのか;黒田日銀が物価目標達成を延期した真の理由 ほか)第4章 雇用政策としてのアベノミクス(日本経済はいつ完全雇用を達成するのか;日本は若年層の雇用格差を克服できるのか ほか)第5章 経済政策における緊縮と反繁縮(日銀債務超過論の不毛;国債が下落しても誰も困らない理由 ほか)   Honya Club.com


JPY ¥6,160
第1部 総論(体制転換の分析視角と課題―国家と経済の関係をどう捉えるか;ロシアから見た体制転換と国家浸透経済;移行経済論4つの教訓;指令経済から(周辺)資本主義へ―ハンガリーでの30年にわたる社会・経済面の移行からの教訓;ポスト共産主義期のチェコにおける国家と市場)第2部 各論(「緊縮と反緊縮」からみた中国の経済体制;中国の国家と資本―身分差のある競争と企業の戦略;ロシア国家資本主義と知識経済への転換;新興国のキャッチアップと国家資本主義論;欧州新興市場国におけるキャッチアップ戦略―チェコの事例から ほか)1989年ベルリンの壁崩壊から30年を振り返り中国、ロシア、中欧の体制転換を概観。特に政治と経済の関係、国家役割に着目する。   Honya Club.com


JPY ¥4,400
野口旭/反緊縮の経済学    HMV&BOOKS online


JPY ¥1,320
晴れた気分なんてなかなかやってこない現在の「私」‐イデオロギー言説‐固有の「私」(二)―固有の「私」から固有の「他者」へ水飲み鳥は幕末から明治憲法までの逡巡懊悩の上空を飛ぶ「反緊縮」は格差を縮められるか記紀の国家神学批判『いかにして抹殺の"思想"は引き寄せられたか』補遺―宮柊二『山西省』から木山捷平『苦いお茶』まで吉本隆明についてのセミネール17(最終回)―吉本主義者と反吉本主義者を葬送する全体の考察つまり、世界認識の方法にかんする試論―あるいは、ミシェル・フーコーと吉本隆明との対話自衛と自衛権についての試論特別企画 六〇年以前の左翼運動の状況―由井格氏に聞く(聞き手三上治、佐竹靖邦)BOOKS書評(『三島由紀夫と天皇』(管孝行)天皇制の現在と行方;『神聖天皇のゆくえ』(島薗進))   Honya Club.com


JPY ¥2,640
第1章 序論第2章 未来の実験室第3章 世界計画第4章 世界牛魔人第5章 魔獣の侍女たち第6章 金融崩壊第7章 侍女たちの逆襲第8章 牛魔人の後世への遺産第9章 牛魔人なき世界付録(ニューヨーク対談 財政民主化への道 ヤニス・バルファキス×ノーム・キョムスキー;バルファキスが語る、パンデミック以後の世界経済のゆくえ)"""世界を覆う陰鬱な空にバルファキスが描いて見せた「キャピタリズム歴史絵巻」この炯眼は無視できない このリーダビリティには逆らえない""―ブレイディみかこ世界的反緊縮経済運動のリーダー、ヤニス・バルファキスの思想的集大成、待望の翻訳完成。邦訳特典付録として、伝説の知識人ノーム・チョムスキーとの「ニューヨーク対談」、そして特別インタビュー「バルファキスが語る、パンデミック以後の世界経済のゆくえ」の二編を収録。付録のインタビューでバルファキスは「コロナパンデミック危機は、2008年リーマン金融危機と切り離して考えることはできず、2008年危機の延長線上で考えるべきだ」と主張する。世界資本主義史において戦後アメリカという帝国は、世界中の富を吸い上げ、それを世界中に循環させる中で肥え太るという、前代未聞の新システムつくりあげた。バルファキスはこのシステムをギリシア神話に登場する牛頭人身の怪人、ミノタウロスに喩えて鋭利に分析する。「牛魔人システム」が崩壊した2008年以後も、金融緩和により金融部門と実体経済の乖離が進み、極々一部の人々に金融資本主義の利益が集中し、超格差拡大社会が実現してしまっている。バルファキスによると、コロナ危機はこのトレンドを加速させ、資本主義を金融資本主義から「テクノ封建主義」へ変質させている。本書ではこうした分析が、経済理論のみならず古代ギリシア神話や近代文学   Honya Club.com


JPY ¥4,180
十五年戦争が泥沼化し、多くの女性運動家たちが戦争協力体制に絡めとられていくなかで、それに加担することがなかった山川菊栄。新編集の本巻には、1929ー42年の評論87篇を収める。山川の闘いの軌跡が浮かび上がる。サムライ外交と町人外交女工十三名の焼死事件済南問題―軍閥の遊戯失業の代価は誰が払う?田中内閣と謎の切腹深夜業禁止緊縮ごっこ教化総動員に反対せよ政治圏外に立つ婦人軍縮の行方〔ほか〕近代日本の稀代の社会評論家・思想家、山川菊栄の評論を集成。旧山川菊栄集に収録された女性論・社会評論に、第8巻・別巻を増補。本巻は、旧山川菊栄集に収録していない、1929ー42年の評論87篇を収録。   Honya Club.com


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アフターコロナの日本経済を活性化するためには、政府が膨大な現金をばらまいて需要を喚起し、緩やかなインフレ好況状態をつくり出すことが必要だ。いかにしてそれは可能か?そこにはどのような問題があるのか?日本経済の停滞が指摘されるなか、金融緩和でも構造改革でもない「ラディカルな解決策」を注目の経済学者が熱く説く!第1章 コロナ不況と経済政策(大切なのは経済か、命か;コロナ危機下の経済政策―コールドスリープせよ;GoToキャンペーンの是非を問う;反緊縮で日本は甦る)第2章 なぜ、ベーシックインカムが必要か(現状と歴史はどうなっているか;ベーシックインカムと「自助・共助・公助」;生活保護は廃止してもよいのか;二階建てベーシックインカムへの道)第3章 政府の「借金」はどこまで可能か(財政赤字をめぐる三つの立場;現代の貨幣制度とMMT;お金はいつ生まれ、いつ消えるのか;政府の「借金」はなぜ問題ないのか;補論 ドーマー条件と横断性条件)第4章 脱成長の不都合な真実(完全雇用が達成されればよいのか;デフレマインドが日本を滅ぼす;脱成長論とグリーン・マルクス主義;なぜ経済成長が必要なのか)いま、何が本当に必要なのか?アフターコロナの日本経済を活性化するためには、政府が膨大な現金をバラまいて需要を喚起し、緩やかなインフレ好況状態をつくり出すことが必要だ。いかにしてそれは可能か? そこには何の問題もないのか? 日本経済の行き詰まりが指摘される今、金融緩和でも構造改革でもない「ラディカルな解決策」を注目の経済学者が、主流派経済学とMMT(現代貨幣理論)の両面から説く!   Honya Club.com


JPY ¥3,080
英国のEU離脱、ポピュリズムの台頭…すべてはギリシャ危機が予兆していた。反緊縮と反権力の運動が吹き荒れる欧州情勢を予告していたかのようなギリシャの経済・社会・政治危機を精緻に分析し、欧州の統合と民主主義の真のあり方を問う。脆くも崩れつつある「民主主義的な欧州建設」を再び取り戻すための道を探る。ギリシャ危機で問われているもの第1部 緊縮政策が経済・社会・政治に与えた影響(ギリシャの経済システムの破綻;ギリシャの社会的保護体制の崩壊;ギリシャの政治的混乱の進行)第2部 新たな金融支援と超緊縮政策(ギリシャの債務危機とツィプラス政権の成立;ギリシャと債権団の金融支援交渉;ギリシャにおけるレファレンダムと第三次金融支援)欧州建設の課題と展望英国のEU離脱、ポピュリズムの台頭…。反緊縮と反権力の運動が吹き荒れる欧州情勢を予告していたかのようなギリシャの経済・社会・政治危機を精緻に分析。欧州の統合と民主主義の真のあり方を問う。   Honya Club.com


JPY ¥4,070
「個人の野心などまったくどうでもいい。これは、私たちの社会を、冷酷で分断されたものではなく、よいものに変えられる私たちみなの社会運動だ。前に進む道をみな知っている」32年にわたる万年ヒラ議員から、まさかの労働党党首へ。ジェレミー・コービンを押し上げたのは、反緊縮のうねりのなか生まれた、SNSを駆使する新しい市民参加型政治運動だった。この「コービン運動」は、旧来の労組をも巻き込み、ニューレイバーの失墜でどん底状態にあった労働党に奇跡を起こす。そしていま、EU離脱を巡る混乱に翻弄され、英国の政党政治は大きく変わろうとしている。気鋭のライターが綿密な取材に基づき活写した、とびきりエッジーなルポルタージュ。二〇一七年六月七日不承不承の党首誕生(二〇一五年九月一二日)絶体絶命の窮地―ミリバンド労働党の総選挙敗北(二〇一五年五月七日)絶望からどこへ?―「求む、反緊縮候補」(二〇一五年五月)投票用紙に名前を載せる(二〇一五年六月三ー一五日)チーム・コービン(二〇一五年六月ー八月)わが家を探していた一つの運動―反緊縮財政(二〇一五年夏ー秋)労組の持つ力(二〇一五年夏)採決のベル―社会福祉法案(二〇一五年七月二〇日)メディアのパニック(二〇一五年七月二一日)傲れるものは久しからず―ブレア派の運命(二〇一五年夏)コービン・ブーム(二〇一五年夏)帝国の逆襲(二〇一五年八月)勝利と試練(二〇一五年九月一二日)夏のクーデター(二〇一六年六月二七日)解散総選挙(二〇一七年四月一八日ー六月七日)「泡沫党首候補」から「首相候補者」へ――。EU離脱、反緊縮に揺れる英国の新しい参加型政治運動。SNSを駆使した若者の行動は、市民運動や旧来の労組をも巻き込み、ニューレイバーの失墜でどん底状態にあった労働党に奇跡を起こし   Honya Club.com


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EU離脱、広がる格差と分断、そしてコロナ禍―。政治、経済、思想、テレビ、映画、英語、パブなど英国社会のさまざまな断片から、激動と混沌の現在を描く傑作時事エッセイ集。2018(君は「生理貧困、ミー・トゥー!」と言えるか;#芸術がウザくなるとき;ブレグジットとUKコメディー 右翼漫談のリバイバル ほか)2019(モナキー・イン・ザ・UK‐Monarchy in the UK‐その2;『Brexit:The Uncivil War』に見るエビデンスと言葉の仁義なき戦い;Who Dunnit?マルクスの墓を壊したやつは誰だ ほか)2020(闇落ちしなかったジョーカー―『ポバティー・サファリ』のロキについて;「言」とレゲイン―『プリズン・サークル』が照らす闇;閉じて開いて―ブレグジット・ブリテンの次の10年 ほか)EU離脱、広がる格差と分断、そしてコロナ禍……。政治、経済、思想、アート、映画、テレビ番組、王室、英語、パブ…など英国社会のさまざまな断片から、激動と混沌の現在を描く、時事エッセイ集。〈目次〉君は「生理貧困、ミー・トゥー!」と言えるか#芸術がウザくなるときブレグジットとUKコメディ英国英語はしちめんどくさいエモジがエモくなさすぎてシェイクスピア・イン・エモジパブvs.フードホール抗争に見る地べたの社会学緊縮の時代のフェミニズムモナキー・イン・ザ・UK―ーMonarchy in the UK『Brexit: The Uncivil War』 に見るエビデンスと言葉の仁義なき戦いWho Dunnit ? マルクスの墓を壊したやつは誰だ『負債論』と反緊縮――グレーバーが「経済サドマドキズム」と呼んだものグレーバーの考察――労働者階級の「思いやり」が緊縮マインドを育てる「UKミュージック」なるものの終焉英国ワーキングクラス映画の巨匠が復活―   Honya Club.com


JPY ¥2,420
私たちは、借金しているのではない。金融資本主義によって、借金させられているのだ。なぜ私たちは、ローンのために働くのか?なぜ国家は、債務のために緊縮財政に追い込まれるのか?それは、金融資本主義とは、"負債"によって、私たちを奴隷化し、支配するシステムだからである。第1章 社会的基盤としての「負債」(「負債」による支配;なぜ「金融」ではなく「負債」を焦点化するのか?;新自由主義の戦略的核心としての「負債」;いかに"借金人間"は製造されるのか?)第2章 「債権者/債務者」とは何か?―「負債」による主観的主体化(「返済の義務」という道徳は、いかに成立したか?―ニーチェ『道徳の系譜学』;「信用」とは何か?―マルクスの二つの「信用」論;「信頼」と「信用」―未来創造の原動力となる「信頼」/無力化させる「信用」;"負債"の歴史的展開)第3章 新自由主義の戦略的核心としての「負債」(新自由主義の誕生―すべての人を資本家に、経営者に、そして「借金人間」に;「負債」による権力システムの再構成―主権権力・規律的権力・生政治的権力;いかに新自由主義は「債務危機」を乗り越えようとしているか?;"負債"は社会をどのように変えたか?;「反生産」「反民主主義」を超えるために)「借金/負債」とは何かを、経済学からニーチェ、ドゥルーズ/ガタリ、フーコーの哲学までも駆使して考察。そして現在では、グローバル資本主義による個人・社会への支配装置として機能していることを明らかにする。   Honya Club.com


JPY ¥990
GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)による日本の「経済民主化」は、増税をはじめ今日まで続く緊縮財政策の起源の一つだった。GHQが掲げる緊縮主義に日本の緊縮主義者が相乗りし、経済や社会、文化をめぐる考え方にマイナスの影響を与えてきたのだ。本書は国家を脆弱化、衰退化させる経済思想を、占領期のGHQと日本の経済学者の関係から再考察する。さらにアフター・コロナの「戦後」において、日米欧は中国共産党の独裁・統制主義の経済に対峙すべく、自由主義の経済再生に全力を尽くさなければならない。「100年に1度」の危機を乗り越える方向性を示す。第1章 経済学はいまでもGHQが占領中(新型コロナ危機を戦時経済に例える;「戦後」は遠い ほか)第2章 緊縮財政の呪縛(石橋湛山の「小国主義」;表裏一体のリフレ主義 ほか)第3章 集団安全保障と憲法改正の経済学(マッカーサーたちのトンデモ防衛論;集団的自衛権とは何か ほか)第4章 占領史観にただ乗りする中国と韓国(米国の影、中国の影;反民主的・反人権的な動きに「レッドカード」を ほか)第5章 学術会議、あいちトリエンナーレに映るGHQの影(学術会議問題―政府からコントロールされるのは当たり前;「学界の民主化」政策の一環 ほか)GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)による日本の「経済民主化」は、増税をはじめ今日まで続く緊縮財政策の起源の一つ、すなわち「経済弱体化」政策だった。GHQが掲げる緊縮主義に日本の緊縮主義者が相乗りし、経済や社会、文化をめぐる考え方にマイナスの影響を与えてきたのだ。「財閥解体や独占禁止法、過度経済力集中排除法の成立、さらには有力な経営者の追放が行われた。これらの政策は、競争メカニズムを形成するというよりも、戦争の原因になった大資本の解体による日   Honya Club.com


JPY ¥1,760
2020年秋の住民投票が可決すれば、大阪は破滅する!×京都大学教授・藤井聡、れいわ新選組代表・山本太郎、立命館大学教授・松尾匡。橋下知事にかみついた元大阪府職員の、初の対談集。第1章 くらしを豊かにして「俗悪性」を一掃せよ(「大阪都構想」は、キケンな「毒まんじゅう」;財源を移譲されても、うまく使いきれない大阪府 ほか)第2章 次の選挙、「都構想」、あなたならどうする?(大阪維新の会の経済成長戦略としての「都構想」;「都構想」の問題点の本質は、行政まるごと民営化 ほか)第3章 住民のための経済・新しい「ばらまき」政策の実現を(今世界で人気のマルクス主義を松尾匡さんに聞きたい。;成長を止めるな!どころか、衰退している大阪の経済 ほか)第4章 「都構想」を止めて大阪を豊かにする5つの方法(大阪の成長をさまたげる最後のブレーキ「都構想」;人の労働こそ有限―介護とカジノは両立できない。 ほか)資料編(「都構想」の恐ろしい財源移譲の実態;大阪は成長しているのか? ほか)「都構想」が成立しても、大阪が「都」になるわけではない。大阪市がなくなり、大阪市民のための財源が、カジノや大企業の儲けのために使われる!? 2020年11月の住民投票が可決すれば、大阪は破滅する! では、都構想を止め、大阪を豊かにする方法とは?橋下知事にかみついた元大阪府職員・大石あきこと、日本の「反緊縮」経済政策の第一人者、山本太郎(れいわ新選組代表)、藤井聡(京都大学教授)、松尾匡(立命館大学教授)との異色対談集、ついに刊行。第1章 京都大学教授 藤井聡さんとの対談 くらしを豊かにして「俗悪性」を一掃せよ <「都構想」とガチンコ対決する新たなポピュリズムの可能性>第2章 れいわ新選組代表 山本太郎さんとの対談 次の   Honya Club.com


JPY ¥943
「これはなんですか」「読めばわかる」精一杯に肩肘を張った取締役の西川と増田は投げつけるように言った。社長退陣要求書―15人の常勤取締役中9人の取締役が署名した連判状、さらには部課長管理職の連判状という2通の封筒を前に、千代田油化社長菅沼忠蔵は絶句した―化成との合併、側近経営・緊縮経営の強化等をめぐり、保身と出世欲にとりつかれた反社長派の繰り広げる壮絶な裏取引。大企業内部で展開されるタブーなき闘いを怜悧な視線で鋭く分析した問題作。   Honya Club.com


JPY ¥1,650
100万PVライターのニッポン潜入記。日本人は「中流の呪い」がかかっているのか?第1章 列島の労働者たちよ、目覚めよ(キャバクラとネオリベ、そしてソウギ;何があっても、どんな目にあわされても「働け!」 ほか)第2章 経済にデモクラシーを(経済はダサくて汚いのか;貧乏人に守りたい平和なんてない ほか)第3章 保育園から反緊縮運動をはじめよう(保育士配置基準がヤバすぎる衝撃;紛れもない緊縮の光景 ほか)第4章 大空に浮かぶクラウド、地にしなるグラスルーツ(日本のデモを見に行く;交差点に降り立った伊藤野枝 ほか)第5章 貧困の時代とバケツの蓋(川崎の午後の風景;鵺の鳴く夜のアウトリーチ ほか)日本人は「中流の呪い」がかかっているのか。混迷する欧州の政治状況をYahoo!ニュースで伝えている、英国在住著者の日本取材記。「経済にデモクラシーを」「貧困の時代とバケツの蓋」など5章で構成。   Honya Club.com


JPY ¥649
やけくそのパワーで労働者階級が反乱を起こす英国から、わが祖国へ。20年ぶりに著者は日本に長期滞在する。保育園で見た緊縮の光景、労働者が労働者に罵声を浴びせる争議の現場、貧困が抜け落ちた人権課題、閉塞に穴が開く奇跡のような場所…。これが、今の日本だ。草の根の活動家たちを訪ね歩き、言葉を交わす。中流意識に覆われた「おとぎの国」を地べたから見つめたルポルタージュ。第1章 列島の労働者たちよ、目覚めよ(キャバクラとネオリベ、そしてソウギ;何があっても、どんな目にあわされても「働け!」 ほか)第2章 経済にデモクラシーを(経済はダサくて汚いのか;貧乏人に守りたい平和なんてない ほか)第3章 保育園から反緊縮運動をはじめよう(保育士配置基準がヤバすぎる衝撃;紛れもない緊縮の光景 ほか)第4章 大空に浮かぶクラウド、地にしなるグラスルーツ(日本のデモを見に行く;交差点に降り立った伊藤野枝 ほか)第5章 貧困の時代とバケツの蓋(川崎の午後の風景;鵺の鳴く夜のアウトリーチ ほか)エピローグ カトウさんの話やけくそのパワーで労働者階級が反乱を起こす英国から、わが祖国へ。20年ぶりに著者は日本に長期滞在する。保育園で見た緊縮の光景、労働者が労働者に罵声を浴びせる争議の現場、貧困が抜け落ちた人権課題、閉塞に穴が開く奇跡のような場所……。これが、今の日本だ。草の根の活動家たちを訪ね歩き、言葉を交わす。中流意識に覆われた「おとぎの国」を地べたから見つめたルポルタージュ。   Honya Club.com