「石垣島、夢を見る島の真裏で。」について「胃に巣食うオサハシブトガラス」4月19日「島ぬ人と映画を見る」4月23日「お前の未来にさもありな ん。」4月26日「730交差点の亡霊」4月27日「肖像画・石垣島のウエディングカメラマンH」4月27日「やぎちゅうどく」4月28日「肖像画・カロライナの肉屋オーナーN」4月28日「ゾートロープの人生―廃館丸喜屋ビル3F―」4月30日「南十字星に枯れる」5月1日〔ほか〕ここは日本最南端の石垣島のアーケード商店街、この観光客あふれる商店街の二本ある通りの裏通りに「カロライナの肉屋」はある。そこで私は今日もお客さんとたわいの無い話をしながらブラックインクで下書きなしのドローインクで「日常」を描く。ドローイング+散文(見開き)23作収録- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 「石垣島、夢を見る島の真裏で。」について 石垣島は東京から南に1,949 km沖縄県の八重山諸島の一つのこの南の島は天気が良い日は海の向こうに浮かぶ台湾が見える。透明に透き通った海と数えきれない程の満点の星空が綺麗で魅力的な島である。緑の木々は夏の風に揺れ、ゆっくり時間の流れるこの島は観光客で溢れている。きれいでうつくしい夢のようなこの島に、都会の喧騒を忘れてバカンスを─。 私は今日もペンを握り、煙草の煙を吐き出しながらをオーナーとお客さんとたわいもない話をしていた。此処は日本最南端のアーケード商店街、旅行者の九割が此処でお土産を買って帰ると言っても過言ではない。この観光客溢れる商店街の二本ある通りの裏通りに「カロライナの肉屋」はある。この店の印象を友人知人の言葉を借りるなら「大阪の西成」「スラム」「商店街に似つかわしくない」お店である。観光客は急な悪夢に目を逸らして足速に店の
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