北海道南西部にある寿都(すっつ)町は、夏にも冬にも強風が吹きつけ、別名「風の町」と呼ばれるほど。この風を活かして作られた名物が<マルトシ吉野商店>のやぐら干し鮭。厳冬期の寒風で干しあげながら長期熟成させた鮭の、まろやかな塩味と旨みは秀逸で、ほかの塩鮭とは一線を画します。その熟成鮭をじっくり蒸しあげ、手作業で丁寧にほぐし、4種の味が楽しめる詰合せにしました。そのままご飯の供や酒肴にしてもよし、パスタや炒飯、おにぎりなどの具材にも重宝し、お料理のレパーリーが広がります。最高峰の鮭をいつでも簡単に食べられる嬉しいひと品。常備品としても、またちょっとしたギフトにも、喜んでいただけるセットです。寿都にある鮭の匠<マルトシ吉野商店>独自の寒風やぐら干し製法。寿都の前浜に水揚げされた秋鮭から、脂がのった良質な鮭だけを精選。腹子や内臓を丹念に取り除き、荒塩を施します。一般的な「あら巻鮭」はこの工程で終了しますが、「やぐら干し鮭」はここからが本番。塩を施した鮭を筵(むしろ)に包み、木製の樽に入れて熟成させること約1週間。独特の熟成香を放つようになるまで寝かせます。これを冷水で洗い、ほどよく塩抜きしてから、海辺に組まれた巨大なやぐらに荒縄で吊るし、海から吹きつける厳冬期の雪混じりの寒風に晒してさらに熟成。こうして半年から1年かけて再熟成させたのが「やぐら干し鮭の風泙」です。私がおすすめしますひとくち食べればわかる、鮭本来のおいしさがギュッと詰まった味わいです。塩加減もちょうど良く、そのまま食べても箸が進んでしまいます。私のお気に入りは、荒ほぐしをサンドイッチの具材に。潰したゆで卵と混ぜてマヨネーズは少量でOK。すごく贅沢な鮭サンドイッチという味になります。ピリ辛やしらす入りはおにぎりの具にもぴったり。もちろん酒肴としても。4色のパッケージもおしゃれで、お酒好きや料理好きの方へのプレゼントにもよいと思います。紹介者 JAL客室乗務員 三船典子北海道小樽市に生まれ、JALの客室乗務員になるまでの23年間を過ごしました。帰省の際は、家族や友人・実家の愛猫たちに会うのはもちろん、北海道の様々なグルメを堪能するのも大切な目的の1つ。海鮮やジンギスカン、乳製品など、帰省中は食べたいものを制覇するのにいつも必死です!趣味は料理。おうち時間では、インターネットで全国のグルメを取り寄せて自宅で調理し、美味しくいただくのが自分へのご褒美です。> ふるさとの大切にしたい逸品
贈り物のコンシェルジュ リンベル