認知症には医者よりアートが必要!認知症の周辺症状の改善、予防効果を科学的に実証。序章 ある日のアートリップ1 アートリップの7つの特徴2 アートリップが起こした変化3 アートは認知症に効果があるのか4 アートリップのはじまり5 アートは脳のチョコレート―アートと認知症の世界最新事情と今後の展望アートリップとは、認知症の方とそのご家族、 介護士が一緒にアートを見つめて、 気付いたこと、感じたことを自由に話し合うプログラムです。一つの質問が発見を生み、認知症の方が自ら話し始める。そして、本人もご家族も想像しなかった会話に発展することもしばしば。活き活きとした姿に、「昔のお母さんの顔になった」と涙を流すご家族も多くいます。現在、アートが人々の健康や治療に与える好影響が、世界中の医療・介護の現場で注目されています。各研究では、アート鑑賞が認知症の人の記憶、感性を呼び起こし、QOL(Quality of Life)向上にも効果があると証明されてきています。[科学的根拠]本書の著者・林容子氏も参加した国立長寿医療センターの調査では、アートリップを体験した方の多くが、うつ症状が軽減、QOLが向上されたという結果が出ています。さらに、世界10か国が参加している国際研究でも、「参加型アート」がウェルビーイング(幸福度)、QOL(生活の質)、さらに身体的健康も向上させることが証明されました。本書は、ニューヨーク近代美術館(Mo MA)ではじまり、世界に広がりを見せている「対話型アート鑑賞プログラム」とはどのようなものなのか、また、日本のアートリップではどのような効果が出ているのかを紹介します。高齢化が進む日本で、医療・介護現場においてアートが果たす役割に光を当てます。■目次序章 ある日のアートリップ第1章 アートリップの7つの特
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