JPY ¥3,080
日本漢文の粋を集め、平安期の時代思潮や美意識を知る上でも貴重な文献「本朝文粹」。第三巻では、和歌序、そして源順の詩文を中心に十三編を対象に、各詩文の書かれた背景や、文体・文書の形式まで克明に解説。現代語訳も併記。漢文をより深く味わうための入門書。村上天皇の四十の御算を賀し奉る和歌の序(藤原後生)―天皇を祝う和歌序一条院中宮御産百日の和歌の序(藤原伊周)―親王を祝う和歌序後一条院の女一宮の御着袴の翌日の宴の和歌の序(藤原斉信)―内親王を祝う和歌序左丞相花亭遊宴の和歌の序(菅原文時)―左大臣邸の和歌序法華経二十八品を讃する和歌の序(藤原有国)―仏事の場の和歌序第七親王の読書閣に「弓勢は月の初三」を賦す詩の序(源順)―源順の詩文(一)親王邸の詩序西宮の池亭に「花開きて已に樹を匝る」を賦す詩の序(源順)―源順の詩文(二)源氏邸の詩序淳和院に「波は水中の山を動かす」を賦す詩の序(源順)―源順の詩文(三)学生時代の詩序在納言の奨学院を建立する状(高岳五常)―大学寮別曹の設立侍中亜将を撰和歌所別当と為す御筆宣旨の奉行文(源順)―源順の詩文(四)『後撰集』の撰者として撰和歌所の〓(らん)入を禁制する文(源順)―源順の詩文(五)『後撰集』の撰者として藤原明子の帯ぶる爵を停めて男佐時に一階を加へんと請ふ状(源順)―源順の詩文(六)子に位を譲る尾無き牛の歌(源順)―源順の詩文(七)尻尾を失った牛日本漢文の粋を集め、平安期の時代思潮や美意識を知る上でも貴重な文献「本朝文粹」。本書では、和歌序、そして源順の詩文を中心とした13編を対象に、各詩文の書かれた背景や、文体・文書の形式まで克明に解説。   Honya Club.com


JPY ¥748
時は明治―北海道の函館山の中腹にある『宇佐伎神社』。戦で命を落とした兎月は修行のため宇佐伎神社の用心棒として蘇り、日々参拝客の願いを叶えている。春までの間、貿易商アーチー・パーシバルの屋敷の隣に社を移し、兎月もパーシバル邸に居候している。雪深い冬の朝、生前の戦の夢を見た兎月。それは目の前で仲間を失う悪夢。これまで見て見ぬふりをしていた思いを断ち切るため、ひとり五稜郭へ向かうことに…。小さな神社の神様と元侍の用心棒が怪異事件を解決していく和風ファンタジー第三弾!時は明治――北海道の函館山の中腹にある『宇佐伎神社』。 戦で命を落とした兎月は修行のため宇佐伎神社の用心棒としてよみがえり、日々参拝客の願いを叶えている。 春までの間、貿易商アーチー・パーシバルの屋敷の隣に社を移し、兎月もパーシバル邸に居候させてもらっている。 雪深い冬の朝、生前の戦の夢を見た兎月。それは目の前で仲間を失う悪夢。 これまで蓋をしていた想いを断ち切るため、ひとり五稜郭へ向かうことに…。 和風ファンタジー待望の第三弾!   Honya Club.com


JPY ¥769
山科に籠もり、遊蕩する内蔵助。その命を窺う上杉方の密偵。そして堀部安兵衛ら、在江戸の血気にはやる若侍たち。だが幕命によって内匠頭の弟・大学取り立ての望みも断たれた大石らは、吉良邸討入りへと、最後の駒を進めた。「狙いは上野介の首級一つにあらず、敵は公儀なり!」同志を前に諄々と説く内蔵助の胸裏には、謀叛への自恃と熱い決意がたぎっていた。記念碑的大作完結篇。   Honya Club.com


JPY ¥1,870
赤穂浪士の討入りより遡ること三十年。江戸浄瑠璃坂上に建つ邸に、元宇都宮藩家臣の一党が攻め入った。泰平の世に生きる侍たちの、血を洗い合う戦いの軌跡。赤穂浪士の討入りより遡ること30年。江戸浄瑠璃坂上に建つ邸に、元宇都宮藩家臣の一党が攻め入った。この戦いに大義はあるのか…。泰平の世に生きる侍たちの、血を洗い合う戦いの軌跡。   Honya Club.com


JPY ¥1,177
忠臣蔵は、なぜ、これほど人々を惹きつけるのか。関ヶ原から百年、武家政治は"均衡と安定"を成し遂げた。元禄バブルの徳川政権が、やがて長期低落へと向かう節目の時期に、将軍・綱吉のお膝元、江戸で"事件"は起こった。播州赤穂の浅野内匠頭の刃傷から吉良邸討ち入りへの顛末は、いちはやく浄瑠璃となり、歌舞伎となって、庶民の喝采を浴び、全国に広まった。武士の鑑・赤穂浪人の物語を、歴史に写してみると何が見えてくるのか。赤穂事件の史実と芝居『仮手本忠臣蔵』の虚構を自在に往還しながら、洒脱な語り口で綴られるユニークな歴史読本である。序章 『忠臣蔵』の虚と実―色に耽ったばっかりに第1章 高家と大名浅野家―色よい返事聞くまでは…第2章 刃傷松之廊下―家は断絶、その身は切腹第3章 事件と処遇―師直存命なるがわれわれの鬱憤第4章 大石内蔵助の決断―恨むべくはただ一人第5章 御家再興か仇討ちか―判官が末期の一句、五臓六腑にしみわたり第6章 勘平の鉄砲と犬公方の政治学―助鉄砲の一つや二つ第7章 敵討ちの論理―腹切って死んだわやい第8章 内蔵助の苦悩―侍としての道を立て…第9章 討ち入り―いかに方々、不倶戴天の君の仇終章 忠臣蔵とは何だったのか―義挙とはいえど   Honya Club.com


JPY ¥693
交易船団はバタヴィアでオランダとの直接交易に入ろうとしていた。最新型巨大帆船の発注について信一郎は大きな選択を迫られる。一方江戸では、平十郎が長屋前で、総兵衛が本庄邸訪問帰途、それぞれ正体不明の侍に囲まれた。きな臭い予感に大黒屋は包まれる。折しも、沢村伝兵衛より八州廻りを騙って商家を強請る悪党の噂がもたらされた。総兵衛は様々な方向から情報を集めていくのだが…。交易船団はバタヴィアでオランダとの直接交易に入ろうとしていた。最新型巨大帆船の発注について信一郎は大きな選択を迫られる。一方江戸では、平十郎が長屋前で、総兵衛が本庄邸訪問帰途、それぞれ正体不明の侍に囲まれた。きな臭い予感に大黒屋は包まれる。折しも、沢村伝兵衛より八州廻りを騙って商家を強請る悪党の噂がもたらされた。総兵衛は様々な方向から情報を集めていくのだが……。   Honya Club.com


JPY ¥713
御三卿・田安家ゆかりの由布姫は、お忍びで町に出て会った気品ある侍・千太郎に一目惚れ。千太郎が姫の祝言の相手、稲月藩三万五千石の若殿の仮の姿であることは、まだ知らない。由布姫は一目会いたさに邸を抜け出たが…。千太郎の目利きの才と剣の腕、由布姫のけなげな助力で、江戸の難事件解決に挑む。   Honya Club.com


JPY ¥734
南町奉行・大岡越前の影同心を務める神崎弥九郎、左源太、お熊は秀でた特殊技能を持った見世物芸人だ。吉良邸に討ち入った赤穂浪士姿の侍による人斬りが頻発し、江戸市中を騒がす。正体を暴くべく弥九郎らが探索を続けるなか、御浜御殿で将軍の鷹狩りが行われ、吉宗は黒装束集団から命を狙われる!待望の書き下ろし、シリーズ第三弾。   Honya Club.com


JPY ¥4,070
長崎のグラバー邸に名を残すスコットランド人トマス・グラバー(1838ー1911)は、幕末から明治にわたり、貿易商として、実業家として、また晩年は日英同盟推進の陰の立役者として活躍した。帝国主義と近代化の波がおしよせる極東の小島日本において、グラバーの活動はいかなる意味を持ったのか。曲折にみちた生涯を跡づけながら、グローバルな歴史の文脈から、その多面的な相貌を捉え直す。スコットランド出身の気鋭の比較文化論者による斬新な評伝。出島スコットランドの深北部中国の噂一攫千金を夢見て帝国の周縁にて(一)―大いなる英国刀剣の道その前夜転落への道造幣事業の帝国主義者移りゆく侍像宝島カウボーイ的な相談役ビールと名誉帝国の周縁にて(二)―日本『蝶々夫人』顛末記文明開化長崎のグラバー邸に名を残すスコットランド人トマス・グラバー。その曲折にみちた生涯を跡づけつつ、帝国主義と近代化の波がおしよせる日本で彼の活動が持った意味を、グローバルな歴史の文脈から捉え直す。   Honya Club.com