日本には本当の仏教は伝わっていない。「葬式」も「位牌」も「戒名」も、実は釈迦の教えとは関係ない。本来の仏教は、絶対的な存在=神を否定し、平等な社会をめざし、最新の物理学や数学と同じ結論を導き出していた。天台宗僧籍を持つ脳機能学者が、仏教の歴史を振り返り、縁起、無我説、空、輪廻などを科学の立場から明快に解説。釈迦の教えの核心とは!?また「悟り」の正体とは!?21世紀の「お経」をここに提示する。序章 「仏教ブーム」の正体第1章 釈迦は神の存在を否定第2章 どこまでが「仏教」か?第3章 釈迦の教えは社会改革第4章 日本仏教は老荘思想第5章 チベットのタイムカプセルと般若心経第6章 煩悩はコントロール可能第7章 密教の超能力と方便第8章 悟りの正体お釈迦さまの脳科学 日本には本当の仏教は伝わっていない。「葬式」も「位牌」も「戒名」も、じつは釈迦の教えとは関係ない。これらは儒教や道教に由来するもので、仏教が中国を経由して伝わったがゆえのものである。『般若心経』など、中国で創作されたと疑われるお経すら存在する。チベットの高地で発見された『チベット大蔵経』が20世紀になって日本にも紹介され、他の宗教の影響を受けていない釈迦の教えがようやくわかるようになった。本来の仏教は絶対的な存在=神を否定し、平等な社会をめざし、最新の物理学や数学と同じ結論を導き出していた。オウム真理教信者の洗脳を解いたことなどで知られる脳機能科学者の筆者は、天台宗の僧籍を持ち、チベット仏教の大阿闍梨の称号をも得ている。その彼が、仏教の歴史を振り返りながら大乗仏教と日本仏教の成り立ちを解説し、縁起、無我説、空、輪廻などを科学の立場から明快に解く。釈迦の教えの核心とは!? また「悟り」の正体とは!? 21世紀の「お経」をここに提示す
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