直木賞作家として第一線で仕事を続けながら、認知症の母親を自宅で介護してきた著者。症状が進行し介護施設に入所させた直後に、自身の「がん」が見つかる。母親を優先した生活で、自分の健康は後回しだった。医師のアドバイスはもちろん、周囲の温かな思いも受けて、納得のいく治療を進めようとする。だが、入院中も母が心配で…。介護と闘病に奮闘する日々を克明かつユーモラスに綴る名エッセイ。発見入院まで再建の決断手術院内リゾート退院手術後25日の海外旅行日常復帰二度目の手術へ解禁乳房再建その後波乱含みの年明け介護老人保健施設入所の経緯ホーム巡礼 八王子十四ヵ所ここは絶海の孤島!? パラオグループホームに引っ越しエッセイは終わっても人生は終わらない【特別対談】篠田節子×名倉直美 やってみてわかった「ここが知りたい!」乳房再建のほんとのトコロあとがき というよりその後のご報告まさにガーン! 直木賞作家・篠田節子が綴る、ふんだりけったり、ちょっとトホホな闘病 & 介護エッセイ。認知症の母につき合って二十余年、母がようやく施設へ入所し、一息つけると思いきや、今度は自分が乳がんに!? 介護と執筆の合間に、治療法リサーチに病院選び……落ちこんでる暇なんてない!作家・篠田節子が乳がん発覚から術後までの怒濤の日々、検査・手術・還暦過ぎての乳房再建・同時進行で老健にいる母の介護を、持ち前の取材魂をもとにユーモア溢れる筆致で綴る闘病 & 介護エッセイ。乳房再建手術を担当した聖路加国際病院・ブレストセンター形成外科医との対談「乳房再建のほんとのトコロ」も収録。【著者プロフィール】篠田節子 しのだ・せつこ1955年東京都生まれ。90年『絹の変容』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。97年『ゴサインタン』で山本周五郎賞、『女たちのジハード』で直木賞
Honya Club.com