JPY ¥748
皐月の末、両国では花火が上がり、川開きとなる。お紋、お市、お花の女三代が営む料理屋"はないちもんめ"も、うろうろ舟に弁当を仕出しするなど大忙しだ。江戸の誇り、初鰹の熱狂が一段落すれば安く仕入れて一工夫。常連の同心たちは束の間、舌鼓を打つが、またも難事件が。大の大人が六名、舟遊びに出たまま行方不明となったのだ。侃々諤々、料理屋一同が謎に挑む!   Honya Club.com


JPY ¥682
両国川開き大花火の深夜、薬研堀で勘定組頭が斬殺された。刀を抜く間も与えぬ凄腕に、北町奉行所平同心の日暮龍平は戦慄した。先月の湯島切通しと亀戸村堤での殺しに続く凶行だった。探索の結果、いずれの現場近くにも深川芸者くずれの夜鷹の姿が。やがて、人斬りと女のつながりにとどいた龍平は、悲しみと憎しみに包まれた真相に愕然とし―剛剣唸る痛快時代!「風の市兵衛」の著者、もうひとつの大人気シリーズ!   Honya Club.com

(PR) 女弁慶

JPY ¥713
将軍家剣術指南役・柳生家一万石の第六代藩主俊平は、将軍吉宗から直々に"影目付"を命じられた。幕政から生じた歪みを正す役目である。折しも両国の川開きの夜、俊平は、柳河藩十万石の姫ながらタイ捨流免許皆伝の女傑と出会った。姫は藩財政立て直しのため柳河伝統の"花火"を製造しようとしていた。だが花火に不可欠な"硝石"を巡って幕閣中枢に奇々怪々な動きが…。将軍の影目付・柳生俊平は一万石大名の盟友二人と、悪党どもに立ち向かう!実在の大名の痛快な物語、続々重版のシリーズ第4弾。   Honya Club.com


JPY ¥1,650
役者のような風情だった父のこと、父に聞いた公方様のこと、一緒に遊んだ福沢諭吉ら洋学者のこと、大奥の火事で亡くなった叔母、和蘭字書刊行に尽くした叔母、咸臨丸に乗った叔父のこと、花見、月見、七夕、芝居見物、子ども心に聞いたおんみつ話、忍び来る江戸の終焉―。御典医の家に生まれた少女の目に映った維新前夜の風景。維新前の洋学者たち(私の見た洋学者たち;蘭学書生かたぎ;宇都宮三郎さん;柳河さんのカンカンノウ;きつねこんこん;石井謙道さん;福沢諭吉さんのお背中;あやめかきつばた)桂川家の人びと(奥医師の生活;元日の御登城;拝領;お手添えのがん;おこうやく;みくら島;の亡霊;公方様に化けた狸;御殿のおばさま;ジーフハルマと香月叔母;浜風;七つの御祝;ながのお別れ;おはま御殿;天下泰平;新銭座のおじさま;御維新の下地;あぶりこの火事;藤沢志摩守;甫策おじ;虱の殿様;山川のおば様)名ごりの夢(雲にかけ橋;黒船さわぎ;おんみつ話;大川端;調練場と西洋館;一筆あんま;初午まつり;雛まつりとお手習い;そのころの隅田川;向島と上野;七夕;氷;花火の両国;思い出の秋;むかしの食物;もたれ袋;更紗とワーフル;首級の供養;身は姫じゃ;ちーばかま;あのころの芝居見物;私の見た「由良之助」;芝居小話;芸者のはなし;春の思い出)嵐のあと(椎のあらし;初ほととぎす;縁談;人生の浮き沈み;夫婦喧嘩;江藤さんの獄門;副島先生;煉瓦;建白書;南洲墓畔)年中行事や芝居見物、福沢諭吉ら洋学者の思い出から、御維新の衝撃とその後の「おちぶれのひいさま」としての労苦まで、将軍家御典医の家に生まれた娘が語る逝きし世の面影。   Honya Club.com


JPY ¥1,650
物、姿、風情、時がたてばすべて無くなる。しかし、無くなってしまうことはむやみと残ることより一層面白い。そんな思いから、根っからの東京ッ子木村荘八が東京を自ら見、自ら体験し、失われた過去の美化ではなく、生き動く変容を活写した「木村風俗論」の集大成。本書収録の「東京の風俗」(昭和22年)から「東京繁昌記」(昭和33年)までの五篇で、敗戦の痛手から立ち直り、高度成長へと向かいつつあった東京、ひいては現代日本の実態が鋭敏に写し取られた。それは、明治の東京、近代日本の歩みのひたむきさ、おかしさ、かなしさへの共感とともに、他に類のない文明批評の書ともなっている。東京の風俗現代風俗帖定稿 両国界隈(両国界隈;両国・浅草橋真図)銀座煉瓦東京繁昌記(隅田川両岸一覧;七夕と盆踊り;佃島;東京の民家;花火 ほか)   Honya Club.com


JPY ¥1,760
江戸時代の東京にタイムスリップ!江戸の町並みとくらしが、眺めるだけでよくわかる「江戸絵本」の決定版!さがしもの絵本としても楽しめます!江戸の町の風景と、そこに暮らす人々のようすを、綿密な絵で紹介する、江戸絵本の決定版。江戸の風景が正確に描かれているのはもちろん、人間の表情やしぐさがひとりひとり、表情豊かにいきいきと描かれているので、眺めているだけでも楽しく、江戸の町を訪ねたような気分になれます。「小さなお子さんが眺めるだけで楽しめる一方、江戸に関心のある大人読者の期待にも応える内容です。さがしもの」絵本としても楽しめます。 江戸の町の風景と、そこに暮らす人々のようすを、綿密な絵で紹介する、江戸絵本の決定版です。 江戸の風景が正確に描かれているのはもちろん、人間の表情やしぐさがひとりひとり、表情豊かにいきいきと描かれているので、眺めているだけでも楽しく、江戸の町を訪ねたような気分になれます。 案内役は、昔から東京に棲みついていて町の移り変わりを見てきたという設定の「妖怪小僧」というキャラクター。 その妖怪小僧や、他の「隠れキャラ」たちが必ず場面のどこか隠れているという仕掛けもあり、「さがしもの」絵本としても楽しめます。 江戸の暮らしについての造詣が深い絵本作家の太田大輔氏が、その知識と表現力を結集した、渾身の絵本。 小さなお子さんが眺めるだけで楽しめる一方、江戸に関心のある大人読者の期待にも応えられる内容です。 本編は以下の12場面から構成。・隅田川と両国橋・火事と火消し・日本橋と魚河岸・長屋の正月・江戸の大通り・品川宿と御殿山・高輪の月見・江戸湊と弁財船・堀のまち・雪景色・浅草の芸人・両国の花火 巻末に、それぞれの場面の詳細な解説を収録しています。   Honya Club.com


JPY ¥990
浮世風呂で汗を流し、昼は屋台の鮨、天麩羅。相撲に芝居に寺社詣で。夜は居酒屋、そして吉原…浮世絵と名所図会で味わう江戸っ子の粋な毎日!1章 花火と相撲に熱狂した江戸っ子(両国界隈)2章 茶屋遊びに芝居見物、そして吉原(浅草界隈)3章 江戸の中心で流行の買い物(日本橋界隈)4章 川向うの新しい町に繰り出す(深川と本所界隈)5章 谷中の富くじと不忍池の料理茶屋(上野界隈)6章 江戸の出入り口の盛り場で遊ぶ(江戸四宿)7章 年中花盛りの江戸を歩く(花見の名所)浮世風呂で汗を流し、昼は屋台の鮨、天麩羅。相撲に芝居に寺社詣で。夜は居酒屋…。浮世絵と名所図会で味わう江戸っ子の粋な毎日。江戸の各所にあった盛り場に沿って、江戸っ子がいかに遊び上手であったかを紹介。   Honya Club.com

(PR) 昭和

JPY ¥1,650
大人も子供もみんな元気だった昭和30、40年代。お化け煙突、駄菓子屋、屋上遊園地、トロリーバス…知ってる人も知らない人も、胸の奥がきゅんと懐かしくなる昭和の東京ガイドブック。お化け煙突―東京下町のシンボルだった四本の煙突東京オリンピックの開会式、無数の鳩たちが大空を羽ばたいた―伝書鳩屋上遊園地―デパートの屋上に子供たちの笑顔があふれていた頃マンガ界の星たちが暮らした伝説のアパート―トキワ荘丸の内ビルヂング―人々の憧れがつまった国民的ビル、「丸ビル」繁盛物語江戸から続いた夏の風物詩、「両国の川開き」の火が消えたとき―両国の大花火トロリーバス―かつて電気で走る「バス」という名の電車があった彼らが歌った名曲『ぼくらの町は川っぷち』の町―西六郷少年少女合唱団淀橋浄水場―高層ビルが林立する前、新宿副都心には広大な浄水場があった小遣いを握りしめ日参した、あの甘くて懐かしい菓子屋はいま―駄菓子屋下谷万年町―「東京三大貧民窟」にあった人情長屋暮らし幾多の銀行が産声をあげた日本橋の歴史―銀行の町・日本橋玉川電車―いまでも東京下町風情が残る玉電の走った跡運河に筏や材木が浮かんでいた木場の商いと人々の物語―木場・材木と川並野球場―東京のあちこちで野球観戦の歓声が響きわたった頃中央線作家井伏鱒二が描いた『荻窪風土記』のいま―中央線の文士古いアルバムをめくるように、ぼくらの昭和をさがしにいこう。お化け煙突、伝書鳩、トロリーバスなど懐かしい風景を訪ね歩く。「大切なもの」を呼び起こす昭和ストーリー。胸の奥がきゅんと懐かしくなる写真満載。   Honya Club.com


JPY ¥1,388
世界47ヵ国の夜空に江戸の花を咲かせた、花火師一代"丸玉屋小勝"の男意気。粋でイナセな半生記。浅草スモークボーイ関東大震災と線香花火名人と呼ばれた花火師たち大陸の夜空を焦がす花火師、軍服を着る復員兵士が見た東京両国花火の復活世界へ、花火大使の日記やせがまん花火師気質   Honya Club.com


JPY ¥713
江戸の夏。両国川開きのこの日、花火見物に出掛けた元北町奉行所定町廻り同心・小山田采女と妻のおしゅんは雑踏の中でスリに遭遇する。残された財布の中には、奇怪な脅し文が入っていた。どうやら財布の持ち主の娘がさらわれたらしい。だが手掛かりはこの紙片一枚のみ。采女はさっそく仲間と共に探索に乗り出すが―。移ろう季節の中、市井の人々の生活を活写しつつ展開する書き下ろし時代小説。   Honya Club.com


JPY ¥1,650
信仰・門前町/三美人・見世物/祭・絵馬/花火・食べ歩き。庶民も、将軍・大名も、旅人も。百万都市江戸のワンダーランド。盛り場は大にぎわい。第1章 再現された盛り場・両国第2章 盛り場・両国の成立第3章 描かれた盛り場・両国第4章 両国の花火第5章 浅草と浅草寺の歴史第6章 雷門の再建と参道の敷石第7章 浅草寺頑張る―聖地性の守護第8章 浅草寺境内の見世物と評判娘第9章 浅草寺を訪れた人びと第十章 地方人と江戸見物第十一章 浅草寺奉納の大絵馬第十二章 三社祭りと神興第十三章 吉原の仮宅と芝居の猿若町終章 盛り場研究への道   Honya Club.com


JPY ¥2,750
特別対談(赤瀬川原平×山下裕二)松林図屏風(長谷川等伯筆)左官(高橋由一筆)豆腐(高橋由一筆)両国花火之図(小林清親画)於黄海我軍大捷第一図(小林清親画)農夫帰路(浅井忠筆)写真掛軸浦島図(山本芳翠筆)舞妓(黒田清輝筆)〔ほか〕美術家で芥川賞作家、老人力・路上観察の達人、赤瀬川原平が、縄文土器から仏像、琳派、浮世絵、洋画までの魅力を語り尽くす。其の2には山下裕二との特別対談「物見遊山で美術館に行こう」を収録。   Honya Club.com


JPY ¥803
私のご先祖様・静助は、江戸から遠くない村で大地主の次男坊として生まれた。静助が幼少の頃、世が一変する明治維新を迎えたが、何不自由のない暮らしを送っていた。ある日、静助は両国の隅田川で打ち上げ花火を見物し、一目で心奪われる。より鮮やかな花火を上げるため、花火屋達は競い合っているという。村に戻ってからも花火への情熱が消えない静助は、潤沢な資金を元に職人を雇い、花火作りに夢中になるが、富国強兵へ向かう時の流れが、静助一族を飲み込んでいく―。一族誰もが語り継ぐ、花火に生きたご先祖様に思いを馳せるファミリーヒストリー。ご先祖に思いを馳せるファミリーヒストリー 私のご先祖様には花火に魅せられ、一財をつぎ込んで生きた静助さんという人がいる。 ―――時は明治初期。江戸から東京になったが、地方ではいまだ江戸と呼ばれていた時代。その江戸から遠くない村で大地主の次男坊として生まれた静助は、ご一新で世間が大きく変わるなか、何不自由なく暮らしていた。 ある日、静助は母親と出かけた両国の隅田川で打ち上げ花火を見物し、ひと目で心奪われる。江戸の花火屋たちは、より鮮やかな花火を上げるため競い合っているという。 村に戻ってからも花火への情熱が消えない静助は、潤沢な資金を元に職人を雇い、花火作りに夢中になるが、富国強兵へ向かう時代の波が、次第と静助一族を呑み込んでいく……。 【編集担当からのおすすめ情報】 18世紀のヴェネツィアを舞台にした『ピエタ』(ポプラ社)で2012年本屋大賞3位に選ばれ、女性たちの心の交流を描いた作品でファンも多い大島真寿美さん。大島さんが初めて男性を主人公に、激動の時代を生きた市井の人々の姿をあたたかく描いた時代小説です。装画は、山下清さんの名作を用いました。   Honya Club.com


JPY ¥1,047
「スッキリ!!」(日本テレビ系)、朝日・読売、「ねこのきもち」などで話題となった猫フォトブック。浅草・柴又・上野…エリア別猫MAP付き。東京スカイツリーの写真も満載。第1章 両国界隈(相撲小物店のハナ;ハンコ屋のお嬢;ふとん屋のボン)第2章 上野・浅草界隈(青果店のナナ;洋品店のポン太とジャン太;花火・人形問屋のチョビ)第3章 深川界隈(焼き鳥屋のトンペイとトンキチ;和菓子屋のチビ)第4章 都電荒川線沿線(蕎麦屋のピンク;文具店のイモとマロとピー;たばこ屋のチー;化粧品店のベル;理髪店のモナカ;メガネ店のナナ;煎餅屋のメロン)第5章 柴又・立石界隈(飴屋のみー子とニャーと春巻;神佛具店のミーヤ;民芸品店のショウとノコ;おもちゃ屋のテツヤとナツキチと純平;電器店のタマとゼリー)   Honya Club.com


JPY ¥374
上野の山は桜の花の真っ盛り。一日勤めを休んで花見にやってきた武装改メの頭領、葵、平八郎たちが、ひょんなことから花火の玉屋の娘お花と知りあったばかりに、たちまち得体の知れない忍者たちに襲われた。しかも、平八郎の護衛のかいもなく、お花は誘拐されてしまったのだ。背後には将軍暗殺を企む紀州家とおそるべき忍者集団根来衆がいるらしい。敵が狙うのは、将軍も見物する、年に一度の両国花火大会。花火作りの天才、お花に巨大な花火を作らせ、これを将軍康頼に向けようというのだ。葵たち武装改メは、あやしい忍法を駆使する根来忍者に、敢然と挑んだ。快調、ハイテク時代劇シリーズ。   Honya Club.com


JPY ¥660
江戸時代、主家を追われ浪人となった侍は、無収入からの脱却に悪戦苦闘した。かつて信州十河藩士だった秋月六平太は良家の子女を案内、護衛する付添い稼業によって生計を立てている。播磨石郷藩米倉家藩主の側妾お佐江の方の娘、結衣の輿入れが決まった。お佐江の方は西国へ嫁ぐ結衣に、最初で最後の江戸見物をさせたいのだという。一方、十河藩では十二年前の権力抗争が再燃していた。藩御用達の菓子屋や料理屋に顔を出す六平太の存在が目障りな江戸留守居役小松新左衛門は、ついに刺客を差し向ける。時代劇の伝説的脚本家が贈る、日本一の人情時代劇第四弾!時代劇の伝説的脚本家、小説も大ヒット! 第一話 箱入り娘六平太は不意の付添いが縁で、播磨石郷藩米倉家のお抱え屋敷に出入りするようになる。屋敷の主・お佐江の方の娘、結衣の輿入れが決まった。西国へ嫁ぐ前に、六平太は結衣を江戸見物に連れ出す。第二話 島抜けひと月前、伊豆大島で三人の島抜けがあり、一人の消息がつかめない。男は兇盗・黒弥陀の一味だったくちなわの惣兵衛。黒弥陀は六年前、内部の裏切りにより全員が捕らえられた。一味を売った丑松は、半次と名を変え、六平太も通う元鳥越の髪結い「きのし床」を営んでいた。第三話 神隠し秋月六平太は、困っていた。神田「紙半」の娘・お夏の行き先は、なにがなんでも野巫(町場の陰陽師)の御託宣に従うからだ。大川の川開きの当日、お夏は夕刻から花火見物でごった返す両国に出かけると言い出した。案の定、六平太は大川の橋の袂でお夏を見失う。第四話 藪入り夏の藪入りの十六日、六平太は竹木炭薪問屋「田丸屋」の丁稚奉公・幸助と深川にやってきた。幸助は一年前の夏に父を亡くした。その年の藪入りに実家のある下谷の裏店に行くと、母の姿はなく知らない家族が住んでいたという。幸助   Honya Club.com


JPY ¥1,650
せっかく生まれたんだもの、生きてるうち、奇麗なものをたくさん見たいよなあ。『ピエタ』の著者の新境地、新たなる代表作!時は明治。花火に心奪われた男の生涯! 私のご先祖様には、花火に魅せられて生きた静助さんという人がいる。親族みんなが語りたくなる静助さんのことを、私は物語にすることにした――。時は明治。江戸からそれほど遠くない丹賀宇多村の大地主の次男坊として生まれた静助は、村人から頼られる庄左衛門、母親の粂、腹違いの兄・欣市と暮らしていた。ある日、新し物好きの粂と出かけた両国・隅田川で、打ち上げ花火を見物した静助は、夜空に咲いては散る花火にひと目で魅了される。江戸の有名な花火屋たちは、より鮮やかな花火を上げるため競って研究をしているという。静助は花火職人だった杢を口説き落とし、潤沢な資金を元手に花火作りに夢中になるが、次第に時代の波が静助の一族を呑み込んでいく-。   Honya Club.com


JPY ¥880
『与太郎戦記』『陸軍落語兵』に続く、第三作。兵隊生活五年、負傷して復員し、復職できなくなった秋本青年は、落語家になることを決意。前座としての奮闘努力、お客に受けなければ、お金を稼がなければと必死の二つ目時代、そしてついに真打昇進を果たし、売れっ子落語家に。そんな彼と苦楽をともにする個性豊かな芸人仲間たち、生死のかかった日々を過ごした戦友たちとの交流。1 戦いすんで日が暮れて…の巻(終戦の辞;涙の病院生活 ほか)2 前座奮戦す…の巻(元中隊長訪問;ビール運び ほか)3 敵は幾万ありとても…の巻(落語作家志願;「ガード下」誕生 ほか)4 アルバイトはつらいよ…の巻(寄席炎上;両国の花火 ほか)5 マスコミ界へ突撃…の巻(落語討論会;真打昇進 ほか)6 ああ戦友…の巻(初恋談義;涙の対面 ほか)   Honya Club.com


JPY ¥598
端午の節句は武者人形に鯉のぼり。さあ、いよいよお江戸の夏。花火に映える両国の川開きに山王祭り、7月7日は七夕でそろそろ幽霊の噂が、八百八町の夜の闇を駆けめぐる頃…、懐かしい江戸の夏の風物詩にからむ怪事件・難事件に立向う半七・平次・佐七の三大捕物名人に加え若さま侍・顎十郎・ハイカラ右京・砂絵のセンセーも登場して、ますます好調。異色の捕物ミステリー・シリーズ第2弾。   Honya Club.com


JPY ¥4,950
墨田川の桜、両国の花火、火事、大道芸、銭湯―江戸の風物・名物をしかつめつらしい漢文体でユーモラスに描きながら、寺門静軒は天保改革前後の亨楽的な世相を鋭く批判する。柳橋新誌には幕藩体制の終焉を見届けた成島柳北の江戸文化への郷愁がこめられる。両編とも訓読文を本文とし、底本の板本を写真版で付載。   Honya Club.com


JPY ¥2,420
両国は回向院の裏あたりに住んでいた著者は昭和20年3月10日の東京大空襲を六歳のとき体験した。一晩で10万人が焼け死んだという大空襲の惨事は70年近くがたった今、記憶も薄れつつあるが、数少なくなった生存者の一人として改めて書き残しておきたいと著者は言う。江戸から続く被災の歴史、戦前のサラリーマン一家の暮し、相撲と花火の下町文化など、失われた両国を回想。地図研究家でもある著者がさまざまな地図・図版40葉で東京大空襲と地方都市の空襲などを再現。1 戦前の暮しと父の出征2 東京大空襲3 記憶の中の深川と浅草4 戦時下の地図5 空襲焼失図をつくる6 復興のネットワーク昭和20年の東京大空襲を6歳の時体験した著者が、江戸から続く被災の歴史、戦前のサラリーマン一家の暮し、下町文化など、失われた両国を回想。地図・図版40葉で東京大空襲と地方都市の空襲などを再現する。   Honya Club.com

(PR) 夜光虫

JPY ¥628
両国の夜空に咲く花火に脱走囚の姿が浮かび上がった。それは目を奪う美貌と、目を背ける人面瘡を持つ少年。いにしえに遡る、少年の血塗られた秘密とは?仮面舞踏会、サーカス団、幽霊塔…絢爛たる名場面と共に甦る巨匠、戦前の代表作。   Honya Club.com


JPY ¥1,650
お江戸ルほーりーこと堀口茉純があらゆる情報を駆使して巨匠・歌川広重の名作に隠されたメッセージをフカヨミ!其之1 あの女性は、誰?広重の描いた復興のミューズ!―『真乳山山谷堀夜景』其之2 端午の節句に雨を降らせる!?巨大鯉のぼりの謎―『水道橋駿河台』其之3 高輪は天体ショーの会場だった!?お江戸秋の風物詩―『高輪うしまち』其之4 ゴッホも驚いた摩訶不思議な空模様!広重ピンクの謎―『亀戸梅屋舗』其之5 広重の事なかれ主義が生んだ名画?消えた「2艘の船」と「光る白壁」―『大はしあたけの夕立』其之6 大炎上!広重が見た古き良き吉原の落日―吉原三題『廓中東雲』『よし原日本堤』『浅草田甫酉の町詣』其之7 広重の自画像?食いしん坊のコスプレ老人の正体とは…―『芝愛宕山』其之8 お江戸の夜空に花開け!広重が打ちあげた弔いの花火―『両国花火』浮世絵にこめられたメッセージをフカヨミ! お江戸のアイドル「お江戸ル・ほーりー」こと堀口茉純が、歌川広重『名所江戸百景』をフカヨミ! 浮世絵の細部の細部にまでこだわることで、広重が作品に隠したメッセージを、まるで推理小説のように読み解いていきます。名所絵なのに、背景が真っ暗な『真乳山山谷堀夜景』に描かれている女性は誰? 気持ちよさそうに泳ぐ鯉のぼりを描いた『水道橋駿河台』、よくみると雨が降っているのはなぜ? ゴッホも心酔した名作『大はしあたけの夕立』は、広重の事なかれ主義の産物だった?……浮世絵を美術品として「観る」のではなく、江戸時代の情報誌として「読む」、フカヨミの愉しみ。歴史も美術も、知らなくたって大丈夫。お江戸ル・ほーりーが江戸時代の裏の裏までご案内します。著者自身が描くイラストも満載!   Honya Club.com


JPY ¥724
旅籠付き小料理のどか屋の二代目・千吉は両国の川開きの晩、許嫁のおようと花火見物に。大川端で二人は、小さな子を抱いて身を投げた母の姿を見てしまった。千吉は己が泳げぬ金槌なのも忘れて、大川へ…。救けようとしたものの溺れかける。おようは大声で叫んだ。あわてないで、とにかく浮かんで助けを待つように―と。だが、自らも足を滑らせて川のなかへ…。夏の誉れは若おかみ!千吉の許嫁おようが、かわら版で大評判に…。川開きの大川に身を投げた母と子を救わんとして、金槌の千吉が我を忘れ川へ。溺れかける千吉を救うべく、おようはどう対処したか?旅籠付き小料理のどか屋の二代目・千吉は両国の川開きの晩、許嫁のおようと花火見物に。大川端で二人は、小さな子を抱いて身を投げた母の姿を見てしまった。千吉は己が泳げぬ金槌なのも忘れて、大川へ……。救けようとしたものの溺れかける。おようは大声で叫んだ。あわてないで、とにかく浮かんで助けを待つように──と。だが、自らも足を滑らせて川のなかへ……。************************本書に登場する小料理 ****************************・生姜の辛煮茶漬け ・蛸の小倉煮 ・浅蜊時雨焼き・栗ご飯 ・青唐辛子の海老射込み ・焼き茄子の煮浸し・鯵の押し寿司 ・冷やし鮑と玉豆炒め ・鯛酒蒸し*****************************************************************************◆ 著者について倉阪鬼一郎 くらさか・きいちろう1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。印刷会社勤務を経て1998年より専業作家。ミステリー、ホラー、幻想、ユーモアなど、多岐にわたる作品を精力的に発表する。2008年「火盗改香坂主税 影斬り」(双葉文庫)で時代小説家としてデビュー、好評を博す。   Honya Club.com


JPY ¥1,078
学生街お茶の水、快速起点東京、相撲と花火の両国、本所七不思議の錦糸町、江戸川畔の小岩、万葉の市川、成田山詣での船橋宿、千葉氏の拠点千葉など総武線緩行・快速の各駅周辺の歴史をみずみずしく描き出す。総武線小史御茶ノ水駅/知るや巨人ファン神田明神を両国駅/武蔵・下総両国を渡す両国橋亀戸駅/地元では浮世絵師国貞は2代豊国新小岩駅/コマツナは将軍吉宗の命名小岩駅/惨!浅間大噴火爪跡伝える江戸川西船橋駅/永井荷風再発見南畝碑船橋駅/しべえしべえ飯盛八兵衛西千葉駅/鎌倉幕府支えた千葉氏一族   Honya Club.com


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花火的人間と風土花火の歴史と両国花火外国の花火花火の種類と名前花火譜花火を上げる花火と火薬花火と色花火と煙花火と音、音楽花火、浮遊物〔ほか〕   Honya Club.com


JPY ¥792
古来、日本人は月光を愛で、蛍狩り、虫聴きといった闇のレジャーを多彩に楽しんだ。江戸庶民は夜を徹して富士山に登り、『陰翳礼讃』で谷崎潤一郎が「洞穴のような闇」と評した日本家屋の暗がりは西洋の建築家たちを魅了した。つまり日本人は闇の達人だった。だが今、オフィスでは一日中電灯がともり、深夜でもコンビニの光が溢れる都市から闇は駆逐されている。本書は風俗・文学・信仰・健康…などさまざまな視点から闇を見つめる。衰えた五感を再生し、地球の未来を明るく照らす、豊穣な闇世界への招待状である。第1章 闇の現代史 光に鈍感になった日本人(光の国、日本;日本人の目は光に鈍感? ほか)第2章 闇を遊ぶ 闇を使った賢い生きかた(闇に休み、闇に遊んだ電気以前の暮らし;花虫風月、夜の虫を愛でる文化 ほか)第3章 夜目と夜覚の世界 五感は闇の中で磨かれる(ただ暗いだけで五感が敏感に;夜目とはなにか ほか)第4章 日本の闇はやわらかい 日本文化は闇の文化(江戸時代の灯りと闇;暗順応を前提とした照明 ほか)第5章 明るい未来から、美しく暗い未来へ(祭りの光は闇を意識させるためにある;広重が描いた両国花火の暗さ ほか)最近、ナイトハイク、夜散歩などの「闇歩き」が人気。その提唱者で、闇と人体の関係や、文学、住居、信仰など多様な視点から日本文化を支える闇を研究してきた著者が、最新知見も交え、闇の謎と魅力を解き明かす。   Honya Club.com