JPY ¥2,420
膨大な文業のなかに埋もれていた「社会派」短篇の名篇を発掘。高度成長期に隠された人間の悲哀を描く傑作選!膨大な文業のなかに埋もれていた「社会派」短篇の名編を発掘。高度成長期に隠された人間の悲哀を描く傑作選の第2弾。名作『海の牙』の原形となった表題作ほか、「真夏の葬列」「黒い穽」「消えた週末」など、全集・単行本未収録作を含む。吉村萬壱氏による序文、石牟礼道子氏のエッセイも収録する。   Honya Club.com


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水上勉/水上勉社会派短編小説集 不知火海沿岸    HMV&BOOKS online


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不知火海民衆史、ここに有終。画期的共同研究『水俣の啓示』収載の「不知火海民衆史序説」の元となった、不知火海沿岸での古老たちへの聞き書きを集成。渚の語らいがよみがえる聞き書き篇。各論的位置づけ。熊本水俣病裁判原告団代表 渡辺栄蔵翁の記録創生記の水俣―前田千百聞き書明治・大正の水俣―前田千百聞き書獅子島にて―湯元クサノ聞き書女島にて―井川太二聞き書きれぎれの思い出―杉本栄子聞き書御所浦島にて―白倉幸男聞き書漁師八十年―下田善吾聞き書不知火海総合学術調査団のころ―色川大吉聞き書   Honya Club.com


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水俣病裁判の教訓と今後の課題を検討し、第一次提訴から40年の道のりをたどる水俣病裁判提訴40周年記念シンポジウムの内容を収録するほか、水俣病特措法の成立を受けた緊急座談会、不知火海沿岸住民健康調査結果も掲載。    HMV&BOOKS online


JPY ¥1,650
水俣病特措法の実施、チッソ分社化で水俣病患者の救済はどうなる。1 水俣病裁判提訴四〇周年集会「水俣から未来を見つめて」(水俣病裁判の教訓と今後の課題―分社化問題を検討する;リレートーク―第一次提訴から四〇年をたどって)2 緊急座談会「水俣の過去、現在、未来」(真の水俣病問題の解決を目指して―緊急誌上座談会)3 不知火海沿岸住民健康調査(不知火海沿岸住民健康調査の概要報告(二〇〇九年一〇月一五日);不知火海沿岸住民健康調査集計結果(二〇〇九年一〇月二九日);共通診断書作成にあたって;水俣病に関する診断書作成手順;診断書)   Honya Club.com


JPY ¥836
工場廃水の水銀が引き起こした文明の病・水俣病。この地に育った著者は、患者とその家族の苦しみを自らのものとして、壮絶かつ清冽な記録を綴った。本作は、世に出て三十数年を経たいまなお、極限状況にあっても輝きを失わない人間の尊厳を訴えてやまない。末永く読み継がれるべき"いのちの文学"の新装版。第1章 椿の海第2章 不知火海沿岸漁民第3章 ゆき女きき書第4章 天の魚第5章 地の魚第6章 とんとん村第7章 昭和四十三年人の尊厳とは何か いまこそ心打つ<声>を聞いてください文字が大きく読みやすくなった新装版工場廃水の水銀が引き起こした文明の病・水俣病。この地に育った著者は、患者とその家族の苦しみを自らのものとして、壮絶かつ清冽(せいれつ)な記録を綴った。本作は、世に出て30数年を経たいまなお、極限状況にあっても輝きを失わない人間の尊厳を訴えてやまない。末永く読み継がれるべき<いのちの文学>の新装版。   Honya Club.com


JPY ¥2,090
震災、水俣、戦争…受入れ難い出来事を生きる人々の姿から。第1部 悲しみの中で人が成熟するということ(復興の教育思想を考える―沿岸被災地と福島原発事故より;福島における「怒りと祈り」―和合亮一『詩の礫』より;「大地への罪」を問いながら;災禍と向きあう「老い」;過酷な状況下で現実と向き合う人間の形成;悲しむことの教育的価値;教育は子どものしあわせにどう力になれるか)第2部 災禍と風景から教育を考える―「地域と教育」の個人史的試論(地域の発見、風景への思い;恵那の生活綴方と「なつかしさの教育」;福島における原発災害と「生業の思想」;水俣病患者の語りと不知火の海;沖縄戦の思想化)苦しみ・悲しみを分かち合いながら再生をめざす。たたかいの中で自分の内なるものを見つめる……受け入れがたい出来事の中で人は何を考えるのか。そこにある風景、地域の持つ意味とは何か。東日本大震災、水俣、ヒロシマ、沖縄…数々の災禍を生きた人々の事例から、その思想を教育と子どもの幸せにどう生かすかを探究する。   Honya Club.com


JPY ¥3,740
日琉交易を日宋貿易の分流としてとらえ琉球を東アジア史の大きな流れの中に位置づける。喜界島城久遺跡をはじめカムィヤキ・ヤコウガイ・石鍋・中国製陶磁など今まさに「発見の時代」を迎えている琉球弧の考古学の現場からの報告。日宋貿易と日琉交易日宋交易の道―小値賀・博多・宗像琉球列島出土の滑石製石鍋とその意議万之瀬川流域の遺跡―遺物からみる交易の可能性南島交易とヤブサ―不知火海沿岸を中心に城久遺跡群とキカイガシマ―琉球弧と喜界島勢力圏海の古奄美―東アジア海域の十五世紀を読む境界域の奄美―赤木名城と倉木崎海底遺跡ヤコウガイ交易―琉球弧と古代国家徳之島カムィヤキ陶器窯跡―窯跡発見とその後の調査成果グスク時代の幕開け―文物と農耕をめぐって沖縄の玉とその交易南島歌謡にみる交易陶磁交易と宮古八重山諸島の交易   Honya Club.com


JPY ¥1,430
すべてが生まれ、すべてが生きる、海からの旅の物語。海を通じてつながってきた東アジアの人々。オホーツク海、日本海、東シナ海、南シナ海の四つの海を基点にした旅から浮かび上がる、私たちの過去・現在・未来。碧海―受難の島、幸せつかむ海女縁海―海峡に消えゆく犬ぞり氷海―ガスに沸くサハリン鎮海―日中韓、海洋と大陸の葛藤連海―マラッカ海峡6ノット浅海―中国潜水艦を追って展海―世界市場へ向かう波頭寧海―唐への憧れを映す観音像玄海―古代の記憶が波打つ島上海―揚子江河口、海葬の朝出海―華僑の里に蛇頭の拠点台海―大陸は干潟の向こう礎海―石に刻まれる戦争の記憶たち望海―国境の終点、日本海はるか鉛海―万景峰号、過去の重み苦海―不知火海、舫の船出四海―アジアの海洋文明をつくる地中海沿岸と違って、海から論じられることが少なかった東アジア。海とともに生き、死んでいった人々の暮らし、思いを探る。すべてが生まれ、すべてが生きる、海からの紀行ルポルタージュ。   Honya Club.com


JPY ¥2,640
不知火海民衆史、ここに完結。「不知火海総合学術調査団」の団長として不知火海沿岸を調査。その成果として著された、水俣病関連の入手困難な論考を網羅。『水俣の啓示』を補完する論説篇。総論的位置づけ。不知火海漁民暴動近現代の二重の城下町水俣―その都市空間と生活の変貌公害都市水俣における人間と自然の共生の問題―汚染海域の環境復元と患者の現況及び環境教育について新しい村へ―足尾→秩父→三里塚→水俣不知火海総合調査三年目の夏に鶴見和子と水俣「支援」ということ   Honya Club.com


JPY ¥7,150
これはまずもって受難・受苦の物語だ。水俣のチッソという私企業の化学プラントからの廃液に含まれた有機水銀による中毒患者たちの苦しみ、そこから必然的に生まれる怒りと悲嘆、これがすべての基点にある。この苦しみと怒りと悲嘆を作者は預かる。あるいは敢えてそれに与る。彼女の中でそれらは書かれることによって深まり、日本の社会と国家制度の欺瞞を鋭く告発する姿勢に転化する。その一方で、作者はこの苦しみを契機として人間とはいかなる存在であるかを静かに考察し、救いとは何かを探る側へも思索を深めてゆく。読む者はまるでたった一人の奏者が管弦楽を演奏するのを聞くような思いにかられる。なんと重層的な文学作品を戦後日本は受け取ったことか。第1部 苦海浄土(椿の海;不知火海沿岸漁民;ゆき女きき書;天の魚;地の魚;とんとん村;昭和四十三年)第2部 神々の村(葦舟;神々の村;ひとのこの世はながくして;花ぐるま;人間の絆;実る子)日常と神話の間、生と死の間に留まり続け、多様な表現方法を駆使して、言語以前の世界、さらに存在の根源をも開示する石牟礼文学の全体像。本巻には「苦界浄土」第2部を書き下ろし、第1部と併せて収録。   Honya Club.com


JPY ¥2,420
豊饒の海・不知火沿岸から黒潮洗う沖縄、奄美まで。海と人とが作り出す民俗世界を、船に乗り海辺にたたずみ、人々の声を聞きながらペンとカメラで描き出す探索行。『熊本日日新聞』『魂うつれ』連載をベースに単行本化。〈江口司〉1951年熊本県生まれ。九州山地の自然に魅了され、通い続ける中、民俗学者・小野重朗氏と宮崎県諸塚村七ツ山で出会い、以後師事する。共著に「山里の酒」など。    HMV&BOOKS online


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水俣病の真の解決は不知火海沿岸全体の健康調査からしか始まらない―いよいよ正念場をむかえる「ノーモア・ミナマタ」裁判のための長きにわたる患者・支援者の闘い。すべての被害者の救済を目指して(原因究明期における問題点;悉皆調査に至るまで;桂島 分校のある島で;水俣病被害者救済特別措置法(水俣病特措法)が認めた水俣病;沿岸各地の悉皆調査が示したもの)被害者の訴え(「私の体と人生を返してほしい」―原告 濱〓エミ子(鹿児島県阿久根市);「謝罪しない加害者を許さない」―原告 中村房代(熊本県天草市倉岳町);「水俣病被害者が放置され苦しんでいる」―原告 橋口優子(鹿児島県天草市牛深町);「水俣病の苦しみは、手足をもぎ取られた苦しみです」―近畿訴訟原告 前田芳枝(鹿児島県阿久根市出身))水俣病の真の解決は不知火海沿岸全体の健康調査からしか始まらない――いよいよ正念場をむかえる「ノーモア・ミナマタ」裁判のための長きにわたる患者・支援者の闘い水俣病が公式に確認(1956年5月1日)されてから70年に迫ろうとしているにもかからず、いまだに「解決」=患者の救済は行われていない実情があります。本書では、改めて水俣の歴史にさかのぼりながら、民間医師団や有志による不知火海沿岸でのこれまでの取組み、その方法を具体的に記し、そしてすべての水俣病被害者の救済のための住民悉皆調査の必要性を説得的に展開します。水俣病を知り、そしてこれからも考えていくための必読書。   Honya Club.com


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特集 環境社会学にとって「被害」とは何か(環境社会学にとって「被害」とは何か―ポスト3.11の環境社会学を考えるための一素材として;「社会学」はいかにして「被害」を証すのか―薬害スモン調査における飯島伸子の仕事から;なぜ被災者が津波常習地へと帰るのか―気仙沼市唐桑町の海難史のなかの津波;問われ続ける存在になる原子力立地点住民―立地点住民の自省性と生活保全との関係を捉える試論;被災へのまなざしの養生過程をめぐって―東日本大震災に対峙する被災地復興研究の一端)論文(持続可能な地域発展の分析枠組み―兵庫県豊岡市コウノトリと共生する地域づくりの事例研究から;農業用水の"環境用水"化に見る資源管理の編成可能性―東京都日野市の都市における農業用水路の存続をめぐって;不知火海沿岸地域住民の健康度を規定する社会的要因の探索―水俣病補償者割合という地域特性に着目して)研究ノート(地域環境保全活動への参加と社会関係資本―滋賀県守山市のNPO法人「びわこ豊穣の郷」を事例として;地域への便益還元を伴う野生復帰事業の抱える課題―兵庫県豊岡市のコウノトリ野生復帰事業を事例に)研究動向("食と農"の環境社会学;風力発電の社会的受容)   Honya Club.com


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第1章 ドキュメント 不知火海沿岸住民健康調査第2章 証言 語られた被害者たちの日々第3章 700人超のスタッフ体制 献身的なボランティアの力で第4章 ともに最後の1人の救済まで 水俣病不知火患者会メンバーの思い第5章 水俣病の真実の解明を求めて 検診活動に携わってきた医師たちの思い第6章 終わりなき被害者救済のたたかい   Honya Club.com


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写真で見る半世紀を超える"水俣病"事件の通史!1950年代、不知火海沿岸・水俣で突如現出した奇病をこの半世紀あまり追跡した報道写真家の記録の集大成。最高裁判決へ二つの慰霊「宝子」「生ける人形」隣村の網元二世代を襲った奇病奇病発見のきっかけとなった船大工一家中村荒蔵網役者をもしのぐ茂道の女網元チッソ水俣工場胎児性患者たちの成人とその後水俣病専用病棟や自宅の患者たち新潟水俣病事件労働争議の町と化した水俣熊本水俣病一次訴訟苦海地獄行商人の魚は山間部でよく売れた隠れ患者の島支援者たち水銀国際会議ある胎児性患者の一族1950年代、不知火海沿岸・水俣で突如現出した奇病を、この半世紀あまり追跡した報道写真家の記録の集大成。写真で見る、半世紀を超える「水俣病」事件の通史。詳細年表/英訳付き。   Honya Club.com