虚子、つる女、草田男、波郷、山頭火、そして子規、漱石―俳都松山を中心に数々の文学者が残した足跡の他、クリスチャン、市電、県庁、狸伝説、遍路の札所、タルトや松山基地の逸話など…中予ゆかりの文学や文化を縦横に語る随筆集。松山市街 松山城―本書に登場する人々松山市街 東雲公園の句碑と残照―中村草田男松山市街 東雲神社の能舞台―安倍能成、中村草田男、高浜虚子、種田山頭火松山市・護国神社 御幸寺山麓の酒飲み―種田山頭火、秋山好古、正岡子規、高浜虚子松山市街 一番町の桜、玉川町の離れ座敷―今井つる女、高浜虚子、池内家、夏目漱石、中村草田男など松山市街 松山の狸伝説 汽車に化け、髑髏を振り、堀端の榎に棲む―柳原玉堂、夏目漱石、正岡子規、塩崎素月、今井つる女など松山市街 追憶の松山グランド劇場―伊丹万作、坪内寿夫など松山市街 歩行町の桜―秋山好古、真之、正岡子規松山市・東野 東野の役宅はどこ草茂り―松平定行、高浜虚子、正岡子規、内藤鳴雪、今井つる女など松山市街 タルトに人生を賭したクリスチャン―六時屋の村瀬宝一、労研饅頭、西村清雄、高浜虚子、伊丹万作など〔ほか〕愛媛ゆかりの文学や文化についてまとめた三部作の第1作目・中予編。松山市街や郊外、また、伊予市、砥部、東温、久万高原の各地域ゆかりの詩歌や人物について綴り、それぞれの土地で生まれ育った人物の佇まいや、各地域を詠んだ詩歌を味わうことで往事の中予地方の文学や文化を偲ぶ。
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