序章 ICT4Dの世界へようこそ!―国際開発のための情報通信技術第1章 ICT4Dを理解する第2章 ICT4Dの基盤第3章 ICT4Dの実施第4章 ICTと経済成長第5章 ICTと貧困と生計第6章 ICTと社会開発第7章 e‐Governanceと開発第8章 ICTと環境の持続可能性第9章 ICT4Dの将来新技術は社会にうまく組み込まれてこそ、力を発揮する。ICT導入がもたらす可能性と課題を詳細に解説。佐々木俊尚氏推薦!【本書について】年々進化が加速するデジタル技術が国際開発ではどう活用されているのか? 日本でもメタバース、DX、AI やブロックチェーンが話題ですが、途上国でも最新技術がどんどん採用され、経済発展・貧困削減に貢献しています。本書はこの「デジタル技術×国際開発」の分野を基礎から体系的に学ぶための必読書です。著者のリチャード・ヒークス教授(英国マンチェスター大学)はこの分野の世界的権威で、原書『Information and Communication Technology for Development (ICT4D)』は、初学者にもわかりやすい定番テキストとして定評があります。翻訳版は、豊富な訳注と監訳者解説が加わり、原書よりもさらに易しく読みやすく仕上がりました。アフリカではモバイルマネーが浸透し金融包摂に貢献している、途上国でも農業分野ではIo Tテクノロジーやドローンが活用されて収穫量の増加に貢献している、などといった話を耳にする機会は日々増える一方ですが、「本当にそうなのか?」と疑問に感じる人もいると思います。「本当にデジタル技術で途上国の社会課題は解決されるのか?」、「デジタル技術導入を成功させるためには何が必要か?」、といった疑問に答えるための基礎的な理論がしっかりまとまっていて、更に具体的な事例も豊富に紹介されています。
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