コミュニティ難民とは、現代日本における、創造的な漂泊の民である。序章 コミュニティ難民の始まり第1章 脱専門第2章 マルチプルな自己へ第3章 あらかじめ埋め込まれた表現たちよ第4章 公私を編み直す第5章 弱い現れ、強まる難民性第6章 個、表現、居場所終章 コミュニティ難民の未来対談 コミュニティ難民の希望「住み開き」から、「コミュニティ難民」へ。プライベートな空間である家に、パブリックな機能を持たせる住まい方(自分の蔵書と書斎を、週末だけ図書館として地域の人に解放したり)を「住み開き」という言葉で切り取った、アサダワタル氏が、今回は「表現(≒プライベート)」と「仕事(≒パブリック)」の間を彷徨って生きる、6人の人生の歩き方をコンパイル。自問自答しながらも、枠組みを飛び越え、楽しく暮らす彼ら(と自分自身)の生き方を、アサダ氏は「コミュニティ難民」と名付け、現代の新たな道標として描き出した意欲作です。内田樹氏や梅原猛氏らとの共著でも知られる、宗教学者・僧侶の釈徹宗氏との対談も収録!こみゅにてぃ- なんみん【コミュニティ難民】 名個人の生産活動において、特定の分野のコミュニティに重点的に属さず、同時に表現手段も拡散させることで、新たな社会との実践的な関わりを生み出す人々。たとえば、こんなコミュニティ難民……。例1 銀行員であり、地域ファシリテーターであり、クリエイターが集まる大学の客員教授であり……。例2 一級建築士であり、ラジオ番組の企画・制作者であり、雑誌編集委員であり……。例3 DJであり、イベントプロデューサーであり、旅館当主であり……。例4 職業訓練センターの職員であり、アートイベントの主催者であり、コミュニティサロン主宰であり……。例5 ミュージシャンであり、NPO法人理事であり、ホームヘルパー2
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