ロシアを近代国家として確立させた女帝エカテリーナ2世は、実に82人もの男たちに寵をたれたという。また18世紀から19世紀初頭にかけてロンドンで大流行した高級娼家〈バーニョー〉の実態、人口増加政策のため、強姦・処女凌辱まで刑の対象からはずされたプロシヤ、はじめてのヌード写真を制作したロマン派絵画の巨匠ドラクロワなど、230余のエピソードで綴る性風俗ものしり事典。近代(一妻多夫の女帝エカテリーナ2世;森の中の快楽の館〈プチ・メゾン〉;マリア=テレジア規定は恋愛禁止令;思想家ルソーのヰタ・セクスアリス)現代(マスターズ報告〈人間の性反応〉;映像のヴィナス、マリリン=モンロー;E=メチニコフの処女膜無用論;ロレンスの「チャタレー夫人の恋人」;愛情調査、キンゼー報告;恥髪の画家、ポール=デルヴォーの美学;現代の妖精、女優ブリジット=バルドー;性の革命家ウィルヘルム=ライヒの生涯;避妊運動の先駆者サンガー夫人;未開民族における避妊技術)ほか
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