JPY ¥1,650
傑作小説『巨匠とマルガリータ』の作者ブルガーコフは数多くのすぐれた戯曲を書いた劇作家であった。社交界の花としてもてはやされる妻をめぐるトラブルから決闘で死んだロシアの国民的詩人プーシキンの周囲にうごめく人びとのドラマと、若きスターリンを主人公に地方都市バトゥームでの労働運動を描いて最終的に上演を許可されなかった最後の戯曲を新訳。『巨匠とマルガリータ』を連想させるいくつものエピソードに満ちたブルガーコフの演劇世界。優れた戯曲を多数生んだ劇作家ブルガーコフの戯曲集。妻を巡るトラブルで死んだ詩人プーシキンの周囲でうごめく人々のドラマと、若きスターリンを主人公に地方都市バトゥームでの労働運動を描いた最後の戯曲を新訳。   Honya Club.com


JPY ¥7,040
なぜ、殺されたのか。なぜ、生き延びねばならなかったのか。革命の夢と大テロルを潜り、恐怖の詩神スターリンと対話した、芸術家と表現の運命。謀殺か、自殺か、病死か。ようやく公開された裁判記録や検事調書を解読し、もろもろの証言や作家自身の遺作に耳をすまして、その死の真相に迫る。独裁者殺し―ブルガーコフ『バトゥーム』の世界恐怖という詩神―マンデリシタームのスターリン頌歌鬱とテロル―マヤコフスキーの死と真実熱狂を見つめて―ゴーリキーはなぜ殺されたかテロルと二枚舌―ショスタコーヴィチの闘い衝突とカーニバル―エイゼンシテインにおける革命と権力の表象マンデリシターム、ショスタコーヴィチ…。大テロルの時代を潜った6人の芸術家たちの死に至る秘められた事情を、新資料にもとづいて再現する。権力と芸術のグロテスクな関係が、詩神たり得たのはなぜか。〈受賞情報〉大佛次郎賞(第29回)   Honya Club.com


JPY ¥2,530
戯曲の上演を禁じられても、小説を発表する機会を奪われても、作家は書き続ける。権力に圧殺される芸術家のシンボルとなり、死後も圧倒的支持を受けつづけた作家ブルガーコフの、諷刺的世界から最期の長編『巨匠とマルガリータ』までをたどる。1章 わが将来の伝記作家に―初期の伝記的作品2章 諷刺は後悔を許さない―二〇年代の中編と短編3章 若いうちから名は惜しめ―『白衛軍』4章 舞台の上で思考する―ブルガーコフの劇場5章 主題の選択―『ゾイカのアパート』『赤紫島』『モリエール』6章 異分子的人物―『アダムとイヴ』『イワン・ワシーリエヴィチ』『バトゥーム』7章 奇妙な交響曲―ブルガーコフと音楽8章 ディオニュソスの祭壇との訣別―『モリエール氏の生涯』『劇場』9章 鎮魂曲―『巨匠とマルガリータ』   Honya Club.com


JPY ¥1,474
作家ブルガーコフ、詩人マンデリシターム、詩人マヤコフスキー、作家ゴーリキー、作曲家ショスタコーヴィチ、映画監督エイゼンシテイン。スターリンによる大粛清の時代をかい潜った六人の作家や芸術家たちは、「独裁」といかに闘い、サヴァイヴしたのか?一九九〇年代以降に公開された文献をもとにその真相に迫る、著者入魂の大佛次郎賞受賞作。二〇世紀初頭の終末論的熱狂を考察した『終末と革命のロシア・ルネサンス』の続編。独裁者殺し―ブルガーコフ『バトゥーム』の世界恐怖という詩神―マンデリシタームのスターリン頌歌鬱とテロル―マヤコフスキーの死と真実熱狂を見つめて―ゴーリキーはなぜ殺されたかテロルと二枚舌―ショスタコーヴィチの闘い衝突とカーニバル―エイゼンシテインにおける革命と権力の表象来るべきスターリン学のためのささやかな里程―岩波現代文庫版あとがきに代えて   Honya Club.com


JPY ¥18,480
トルコとソビエト・ロシアの新国家形成を描きながら、世界史の中で中東の戦争と平和の問題を問い直す研究の集大成。帝国から共和国へ第1部 中東とカフカースの間第2部 トルコの東方関係第3部 アンカラ政府と第一次モスクワ交渉第4部 トルコ=アルメニア戦争とギュムリュ条約第5部 モスクワ条約とバトゥーム危機第6部 新しい東方関係とカルス条約第7部 ローザンヌへの道トルコとソビエトの「政略結婚」オスマン帝国解体期から中東の新秩序形成の過程を、中東とソビエト・ロシア、個人と国家の多元的な関係を軸に、膨大な史料を駆使して論じる、40年にわたる歴史研究の集大成。   Honya Club.com


JPY ¥1,650
「巨匠とマルガリータ」の作者・ブルガーコフの戯曲を新訳。決闘で死んだロシアの国民的詩人プーシキンの周囲にうごめく人びとのドラマと、若きスターリンを主人公に地方都市バトゥームでの労働運動を描いた2作品を収録。〈ミハイル・ブルガーコフ〉1891?1940年。ロシア生まれ。キエフ大学を出て医師となる。20歳代後半から作品の執筆を始める。著書に「巨匠とマルガリータ」など。    HMV&BOOKS online