日本のディズニーランドの入園料は実は世界で最安値水準、港区の年平均所得1200万円はサンフランシスコでは「低所得」に当たる…いつしか物価も給与も「安い国」となりつつある日本。30年間の停滞から脱却する糸口はどこにあるのか。掲載と同時にSNSで爆発的な話題を呼んだ日本経済新聞記事をベースに、担当記者が取材を重ね書き下ろした、渾身の新書版。第1章 ディズニーもダイソーも世界最安値水準―物価の安い国(世界で最も安い「夢の国」;「100均」なのは日本だけ ほか)第2章 年収1400万円は「低所得」?―人材の安い国(サンフランシスコVS港区;労働生産性が主要先進国で最下位の背景 ほか)第3章 「買われる」ニッポン―外資マネー流入の先に(ニセコが買われる;技術が買われる ほか)第4章 安いニッポンの未来―コロナ後の世界はどうなるか(インバウンドバブルのその後;ホテルに見る「二重価格」 ほか)ディズニーの入場料8200円は世界では最安値、 富裕層が満足できるホテルが日本にはない、 年収1400万円のSEは海外で低収入、ダイソー商品は、バンコクでは200円以上……ときには、新興国からみても「安い」国となりつつある日本の現状について、 物価、人材、不動産など、さまざまな方面から記者が取材。 コロナ禍を経てこのまま少しずつ貧しい国になるしかないのか。脱却の出口はあるか。取材と調査から現状を伝え、識者の意見にその解決の糸口を探る。 2019年末から2020年にかけて日経本紙および電子版で公開され、大きな話題をよんだ特集記事の大幅加筆バージョンを新書化。「日本の賃金はこの30年間全く成長していない」――年々賃金の上がる諸外国から取り残され、物価も賃金も「安い国」となりつつある日本。国は、企業は、個人はこれからいったい
Honya Club.com