うずたかく積もった古書の森の中に分け入りほこりを払ってそっとページをめくるとこんなに面白い人たちの遊び心がまだ息づいている。淡島寒月、依田学海、石井研堂、井上房一郎、宮沢賢治…知の狩人・山口昌男が12人の博学の士と語り合った。近代日本のタテ型社会からはみ出した人々の生き方とは!?『敗者学のすすめ』対話篇。散歩と釣りと雑本が読書名人への王道だ(池内紀×山口昌男・司会・坪内祐三)「日記」こそ歴史をひもとく最適のメディアだ(谷沢永一×山口昌男・司会・山野博史)戊辰戦争と亡国の遺臣(中村彰彦×山口昌男)今「負け派」の系譜を思い出せ―「死のもどき」を考えるべき日本の企業社会(松岡正剛×山口昌男)今なお輝く「創業時代」の精神―近代の荒波を乗り切った起業者たち(佐高信×山口昌男)固有名詞の想像力―『明治事物起原』の面白さ(坪内祐三×山口昌男)芸術家の空間としての池袋―池袋モンパルナスを語る(宇佐美承×山口昌男)井上房一郎をめぐって、あるいは「視線の快楽」をこえて(磯崎新×山口昌男)宮沢賢治と音楽(林光×山口昌男)イメージと戦争(多木浩二×天野祐吉×山口昌男)インタヴュー・近代における周縁化の問題をめぐってうずたかく積もった古書の森に分け入り、そっとページをめくるとこんなに面白い人たちの遊び心が息づいている。淡島寒月、石井研堂、宮沢賢治…。知の狩人・山口昌男が12人の博学の士と語りあう。
Honya Club.com