14世紀に誕生した「第二の皮膚」=近代服は以後19世紀まで、世紀ごとに、花開く。そして20世紀、人々は、多彩な伝統の花々と「出会い」、「別れ」ながら新たなモードの創造を求めて模索しつづけた。着る人と作る人のための興味尽きない人間とモードの歴史。第1章 14世紀・15世紀〈前半〉のモード(新しい服装;男性の服装のいちじるしい変化;2つの性・愛・服)第2章 15世紀〈後半〉・16世紀のモード(詰め物とファウンデーションの時代;編み物の発展;レースの誕生と流行 ほか)第3章 17世紀のモード(宮廷文化とモード産業;男性モードの特徴;女性モードの特徴 ほか)第4章 18世紀のモード(ヴァトーの絵画、その中の服装;ローブ・ア・ラ・フランセーズとその時代;自然主義と服飾;アングロマニィ〈英国風〉への傾倒;『パメラ』―身分意識と服装;「変化」〈目新しさ〉への情熱)第5章 19世紀のモード(市民と服装;時代の象徴としてのモード;ダンディズムとダンディ;ロマン主義の時代―芸術・現実の中の女性像;クリノリン・スカートと自我にめざめる女性;既成服産業の拡大;オートクチュールの成立―ウォルト店における服装・芸術・産業;「装飾的な」服と「簡素な」服;アンチ・パリモードの世界 ほか)第6章 現代モードへの道―20世紀へ(『失われた時を求めて』、そしてアール・ヌーヴォー;ポール・ポワレ;マリアーノ・フォルチュニー;ジャンヌ・ランヴァン;ガブリエル・シャネル)付章 現代モード素描
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