一九六八年、ヒッピー文化盛りの渋谷。俺はその街に一歩、踏み出した。モデルガンを買いに…。成績は「馬鹿と普通の境界線」、体育は不得意…。何の取り柄もなく、ただモデルガンだけが好きだったコミネ少年が、愛用の二丁のモデルガンから、生きる勇気と知恵を得てゆく、昭和四〇年代、東京都下の物語―。昭和40年代の東京。成績は馬鹿と普通の境界線。体育は不得意。何の取り柄もなく、ただモデルガンだけが好きなコミネ少年。愛用のモデルガンから生きる勇気と知恵を得てゆく…。愉しく、懐かしく、切ない自伝小説。
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