『ひよっこ』から『ちむどんどん』まで、SNSとともに盛り上がった朝ドラを気鋭のドラマ評論家が徹底考察。第1章 『ひよっこ』―何も成さないヒロイン第2章 『わろてんか』―繰り返された幽霊第3章 『半分、青い。』―朝ドラとネットに起きた"革命"第4章 『まんぷく』―おとなヒロインがもたらしたもの第5章 『なつぞら』―歴代ヒロイン登場朝ドラ100作目第6章 『スカーレット』―行間を重視した小説的手法第7章 『エール』―コロナ禍に直面したミュージカル朝ドラ第8章 『おちょやん』―壮大な伏線回収第9章 『おかえりモネ』―東日本大震災からの10年第10章 『カムカムエヴリバディ』―朝ドラを総括した三世代物語ネットで「朝ドラ」と検索すると、なんと29,500,000件もの記事がヒットすることをご存知だろうか? 『ひよっこ』『わろてんか』『半分、青い。』『まんぷく』『なつぞら』『スカーレット』『エール』『おちょやん』『おかえりモネ』『カムカムエヴリバディ』、そして『ちむどんどん』。NHKの連続テレビ小説こと「朝ドラ」は近年、SNSやネットメディアの興隆とともに大きな盛り上がりを見せている。それぞれの作品が何を描いたのか、そしてどのような反響があったのかを丹念に読み解くと、そこには確かな時代精神を感じることができるだろう。日本で最も「朝ドラ」の記事を書いたと自負する著者が、「朝ドラ3.0の時代」を鋭く照射する本格評論集。
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