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無肥料・無農薬の「奇跡のリンゴ」が実ったあとも、苦難は終わらなかった。女房が過労で倒れ、自身もガンを患う。農業指導や講演で全国を駆け回るうちにリンゴ畑は荒れていく―。でも、私は負けない。まだやらなければならないことがあるから。ベストセラー『リンゴが教えてくれたこと』続編。第1章 木村、ガンを患う(私は誰、ここはどこ?;一日に七回ぐらい吐いた ほか)第2章 波乱の人生(集団就職列車で永山則夫と同席に;トイレの縁で常務にかわいがられる ほか)第3章 出会った人々(初めてリンゴを買ってくれた女性;「大きいのはお客さんにやれ」 ほか)第4章 同じ思いでつながる世界の仲間(「AKメソッド」って?;還暦を迎え韓国で ほか)第5章 人にも自然にも優しい農業を(「農福連携」の先駆け「べてるの家」;生きた毛ガニを海に返しに行った ほか)○19万7000部のベストセラーとなった『リンゴが教えてくれたこと』の続編。著者の木村秋則さんは、人生を振り返ると、常にアゲンストの向かい風と戦い、毎日がドラマのような生活だったという。とりわけ、無肥料・無農薬のリンゴ栽培に挑戦したことから壮絶な人生が始まった。○ほとんど収入のない時代が約10年続いたあとの1988年、畑のリンゴの花は満開となった。著者の成功は数々のメディアで取り上げられ、映画にもなったが、実は著者の苦悩はその後も続いた。○2010年、木村さんを支えてきた妻が、過労がたたって倒れ、即入院となった。そして、木村さん自身も15年末頃から体調悪化に苦しみ始めた。そして2016年10月、胃がんを診断され、手術。胃を全量摘出した。さらに講演や農業指導で全国を飛び回るうち、リンゴ畑の手入れが行き届かなくなった。異例の大寒波もあって、生産量は激減した。○一方で、ずっと向かい風の中にい   Honya Club.com