特集:定年後は本当に本が読めるのか!?本好きなら誰もが夢見る定年後の晴読曇読雨読パラダイス。さあ、朝から読みまくるぞ! のはずが、どっこい。どうも思ったほどには読めないらしい。それは本当か、オレがあなたが定年後に読もうと積んでいる本の山はいったいどうなってしまうのか!? というわけで本の雑誌10月号の特集は「定年後は本当に本が読めるのか!?」。定年を迎えた活中者たちの読書事情から、老後読書と電子書籍、老後に必須な読書アイテムに定年後に読みたい本、高齢者図書館戦争にリタイア書店員が提言する本をつなぐ方法まで、定年後の正しい読書生活を考える特集なのだ!新刊めったくたガイドは吉野仁が女たちの犯罪小説『わたしたちに手を出すな』に「うひゃあ」と声を上げれば、藤ふくろうは『蛇の言葉を話した男』に眉間をずっどん! 大森望が蜘蛛が健気な宇宙SF『時の子供たち』に一票投じれば、古山裕樹は破滅と混沌の大巨編『闇に用いる力学』を一気読み! 高頭佐和子が小説を書くことの意味を問う『翡翠色の海へうたう』を心に刻みつければ、冬木糸一は世界を変えた海賊王エヴリーの物語で海賊にハズレ無し! そして北上次郎は小野寺史宜『とにもかくにもごはん』にどかーん!だ。冒頭いきなり心を掴まれて、ラストでふたたび、どかーんと来るので要注意、とおじさんが警鐘を鳴らす小野寺史宜の傑作で、さあ、あなたもどかーんといってくれぃ!今月の図書カード三万円使い放題!には今村翔吾が登場! 日本の城辞典から、意外なビジネス書、そして超人気漫画の全巻一気買いまで、怒濤の35冊購入で予算オーバーすれば、読み物作家ガイドは佐久間文子が「答えの出ない問いに挑み続ける作家」高村薫の10冊を紹介。堀井憲一郎がレンタル落ち漫画の食べこぼしを調べてみれば、高野秀行は「
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