日本の風景は季節の移ろいとともに色が生まれ、色は変わります。その時々の色の印象は、人それぞれ。印象に残った色は記憶に残り、記憶を思い起こして伝えるときは「色の名前」で表現されます。青い空・赤い花・黄色い実…そのとき、クレヨン12色の色名以外の、瑠璃色とか茜色とか鬱金色など、日本の伝統色名のような味わいのある色名が思い浮かべば、色の印象はもっと深まります。風景写真家・野呂希一がこれまでに撮影してきた日本各地、四季折々の自然風景とともに、季節の変化の中に散りばめられた色々な季節の言葉に寄り道をしながら色の名前を紹介します。1月・睦月2月・如月3月・弥生4月・卯月5月・皐月6月・水無月7月・文月8月・葉月9月・長月10月・神無月11月・霜月12月・師走めぐる季節にともない、自然が織りなす「色」も目まぐるしく変化し、深く印象に残る。心に深く刻まれた色の印象。それが記憶色。人それぞれに記憶色があり、色の名前とつながっています。記憶を思い起こして人に伝えるときは色の名前で表現されます。青い海・赤い花・黄色い実・・・ そのときクレヨン12色の色名以外の、瑠璃色とか茜色とか鬱金色など、日本の伝統色名のような味わいのある色名が思い浮かべば、色の印象はもっと深まります。長年にわたり、日本の色をテーマに日本各地、津々浦々、四季折々の自然風景を撮影してきた写真家・野呂希一氏が、残しておきたい日本の風景と、伝えていきたい色の名前と季節の言葉。そして、日本人なら誰もが記憶してるだろう郷土の色や季節の色を、「二十四節気」に重ねながらイメージできる「色の名前」を紹介。日本の美しい景色を眺めながら、季節の変化とともに、「季節の言葉」や「色の名前」を見て楽しんでいただける一冊になっております。
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