18世紀スコットランドの生んだ国民詩人ロバート・バーンズ(Robert Burns、1759‐96)。農作業のきびしい労働と貧窮をきわめた日常生活のなかで詩作にはげみ、天性の詩才を発揮した。日本では「蛍の光」の原詞作者としても馴染みが深い。2009年1月25日、バーンズの生誕250年を迎えるにあたって本書では、いまも愛され続ける詩作や、多彩な伝記的事実を現代の視点でとらえ直し、詩人の真価と魅力を紹介する。バーンズ研究の専門家、スコットランド文学・言語など関連諸領域の研究陣が稿を寄せる。序論 バーンズの現在1 バーンズの生涯と作品2 バーンズとスコットランド詩の伝統3 主要作品解題4 詩人への照射5 バーンズゆかりの土地6 日本でのバーンズ受容資料貧窮に生き、生の喜びを土地の言葉で謳い上げた18世紀の大詩人、ロバート・バーンズ。生誕250年を記念し、今も愛され続ける詩作や、多彩な伝記的事実を現代の視点で捉え直し、詩人の真価と魅力を紹介する。
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