本書では、眼科領域の診療のなかでも、特にぶどう膜炎の診断・治療と白内障の治療に的を絞って取り上げて解説している。1 診断および病態解釈に苦慮するぶどう膜炎症例へのレスキュー(原田病にステロイドパルス療法を行ったが、改善がみられない―治療抵抗性の原田病難治例;漿液性網膜剥離を呈するが眼外症状がみられない症例―原田病と鑑別を要する疾患;穿孔性眼外傷例に強角膜縫合および脱出ぶどう膜の切除を行ったが、術後の治療法は―交感性眼炎の可能性がある症例の対処法;両眼霧視、移動性胞状網膜剥離がみられる全身性エリテマトーデス(SLE)の患者―MPPEと全身疾患との合併 ほか)2 治療に難渋するぶどう膜炎症例へのレスキュー(Beh〓@7AB7@cet病の難治症例に神経症状が出現してきた―神経Beh〓@7AB7@cet病合併例の治療、管理;免疫抑制薬を長期投与中に全身副作用を生じたBeh〓@7AB7@cet病患者―免疫抑制薬長期投与と副作用の問題;進行したBeh〓@7AB7@cet病症例で眼底は荒廃しているが、眼痛が持続している―Beh〓@7AB7@cet病の眼痛の治療;ステロイド薬を減量ないし中止すると炎症の再燃を繰り返す原田病の症例―原田病遷延例の管理法 ほか)3 治療に難渋する白内障症例へのレスキュー(幼少期より、角膜実質混濁があった。最近白内障により視力が低下してきた。手術治療は可能か―角膜実質混濁例の白内障手術;開放隅角緑内障で点眼と炭酸脱水酵素阻害薬を服用し、眼圧20mmHgを維持していたが、白内障が急速に進行してきた―開放隅角緑内障の白内障手術;緑内障発作にてレーザー虹彩切開を受けている患者の白内障が進行した。眼圧は正常、内皮は約1,000である―閉塞隅角緑内障眼の白内障手術;白内障手
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