追悼、団鬼六氏、緊急出版。舞台は現代、静子夫人は依然として田園調布の豪邸にてマゾヒストの高級娼婦として監禁され続けていた。ある日、彼女の前に連れてこられた19歳の少女繭子。繭子もまた静子と同じ道を通らねばならないのか。繭子を守るため、箱根・強羅での狂乱の宴後、静子夫人は一世一代の大勝負に出るが…。SMを世に広めた団鬼六の未完の代表作は、生前、『女薫の旅』の神崎京介の手に続編を託されていた。舞台は現代、主人公は静子夫人から19歳の少女・繭子へ。マゾヒストのDNAはさらに刺激的に受け継がれた…。SMを世に広めた団鬼六の未完の代表作品が、神崎京介の手で現代に甦る。
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