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雪深い北陸の田舎の農家の炉端で、河川のたびたびにわたる氾濫の恐ろしさとともに語りつがれてきた民話八二篇とわらべうたとを収録。庶民の生活の哀歓を生き生きと伝える巻。目次はしがき呉東地方 白比丘尼 地獄から追い返された話 地獄から娑婆へもどされた話 お守り札と小僧ま うそくらべ 山の者にやりこめられた町の商人 下女と鬼の面 和尚はんに負けた赤鬼 扇でお日さまを返した話 金の扇と銀の扇 なまくら太郎 ばばすて山 ごもくと小桜 聟さにしてもらった泥棒 聟さがし 聟のきもだめし 鶴の卵 嫁さに化けた蟹 狐に化かされた山伏 狐に化かされた油売り 天狗をだました若い衆 もるどを恐れた虎と狼 絵にかいた猫の手がら 里芋と豆腐のけんかに醤油 豆腐の病気 山鳩と蜂の恩がえし 蜂と蟻と蜘蛛 山椒となんば だんごころころ 十三人の炭焼き 宝物をもらったこびきさ だらの話 狩人のえもの ばかな兄弟 残ったかい餅さわぎ ほろほろ涙のだんご坂 茶栗柿を売りに ばかなにらめっこ ばかな男 烏のあほう とんびの魚売り ばあまの一念 長い長いはなし わらべうた呉西地方 天までとどいた竹の子 短かいはなし コマまわしの鍋六 地蔵さまの恩がえし お日さまとお月さまと雷の京参り そば屋へ聟入りした雷 七夕のいわれ み猿、いわ猿、きか猿 火の種を大事にした嫁さ たわしの神さまと下女 閻魔さまになった八左 鬼に片足をもらった職人 長い長い名前 籠で水汲めぴーひょろろ 水で死んだ子ども 酒好きなじいさん 蟹をこっそり食べたばあさま 片輪どもの橋渡り 弓矢の名人 力男のオコどん ロウソクを食べたはなし 越後のあわてもの かい餅と旅人 小さいはなし 大根と人参と牛蒡 皿と卵ととっくり クラゲと猿 河童と狸のはなし 人のいのちを   Honya Club.com


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居酒屋には、その土地の風土、歴史、産物、文化のすべてがつまっている。たとえば、無口にながく飲む東北人、粋を気取る東京人、女も盛大に酒を飲む高知人、すぐ友達になるが翌日は忘れている博多人。居酒屋の第一人者・30年の集大成。北海道・東北(北海道―ビールと炉端焼;青森―四つの海の幸と郷土料理 ほか)関東(茨城―おいしい魚があれども、商売ができない;栃木―山国には山国の居酒屋あり ほか)中部(新潟―地酒王国の居酒屋はどうなっているか;富山―水よし、酒よし、魚よし ほか)近畿(三重―お伊勢詣りの精進落し;滋賀―都の隣りの、おちついた風土 ほか)中国・四国(鳥取―静かな町であればこそ;島根―遠い地に桃源郷あり ほか)九州・沖縄(福岡―ラテン気質と九州濃度;佐賀―律義できちょうめん、が生んだもの ほか)居酒屋には、その土地の風土、歴史、産物、文化のすべてがつまっている。居酒屋評論の第一人者が、都道府県ごとに居酒屋の個性と魅力を分析し、酔眼をとおしてみた県民性、味覚、旅する理由を語る。   Honya Club.com


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民家は、庶民が生まれ育ち、長い間生活してきたさまざまな暮らしの経験がにじみ出ている。伝統美を知るうえでも、かけがえのない貴重なものであり、工夫と知恵をこらし、風土に適応した人情味あふれる暮らしの結晶である。第1章 入口部(お稲荷さんのおすまい―あつい信仰心を大切に;せどぐち―北風が吹きつける ほか)第2章 土間部(どま―心やすらぐ土の感触;とおしどま―風がゆたかに通りぬける ほか)第3章 小屋裏部(かやぶき屋根―風雪に耐える毎日;屋根裏の見えた家―藁の匂いが懐かしい ほか)第4章 炉端部(いろり―やさしいぬくもり;かなわ―炎にじっと耐えて ほか)第5章 各室部(てあか―しみついた家の歴史;おしいた―にぶい光を放つ ほか)第6章 縁・軒・庇・壁・屋根部(かみしょうじ―心なごむ風情;あかりしょうじ―さわやかな明るさ ほか)第7章 その他(しもばしら―孤独な美しさ;たらいゆ―ゆたかな開放感 ほか)   Honya Club.com