現代経済の基本単位である「株式会社」は、ヴィクトリア女王時代に登場した画期的な発明だった。その誕生以来、政治を変え、社会を変え、文化を変えてきた会社という組織と、その莫大な力を飼いならそうとする政府との攻防の歴史から、二十一世紀の企業社会の姿が見えてくる。今こそ知っておきたい、会社という怪物の盛衰史。序章 ユートピア株式会社第1章 貿易商人と独占商人の時代(紀元前三〇〇〇ー紀元一五〇〇年)第2章 帝国主義者と投機家の時代(一五〇〇ー一七五〇年)第3章 長い苦痛の末の誕生(一七五〇ー一八六二年)第4章 アメリカにおける大企業の台頭(一八六二ー一九一三年)第5章 イギリス、ドイツ、日本における大企業の台頭(一八五〇ー一九五〇年)第6章 経営者資本主義の勝利(一九一三ー一九七五年)第7章 会社のパラドックス(一九七五ー二〇〇二年)第8章 影響力の代理人―多国籍企業(一八五〇ー二〇〇二年)結論 会社の将来「株式会社」は、ヴィクトリア女王時代に登場した画期的な発明だった。その誕生以来、政治・社会・文化を変えてきた会社という組織と、政府との攻防の歴史から、21世紀の企業社会の姿が見えてくる。
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