JPY ¥1,540
元最上位の遊女・お染。寄る年波には勝てず、馴染みの客たちも離れてしまい、いまや衣を新調するための金にも困るようなありさま。元来の勝ち気な性格もあって、ひと思いに死んでしまおうかと思うが、金に困ってひとり死んだと言われることはあまりにも悔しく、ならば、心中をしようと考える。独り身で大食らい、ぬけている金蔵を相手に選び、手練手管で、ついに心中の約束を取りつけるのだが―したたか、 しなやか、 しながわ人の心にも、闇と海。――――柳家喬太郎『 客はつかの間の夢に金を払うんだ。 女郎の本音なんざ知りたくもなかろうさ 』元最上位の遊女・お染。寄る年波には勝てず、馴染みの客たちも離れてしまい、いまや衣を新調するための金にも困るようなありさま。元来の勝気な性格もあって、ひと思いに死んでしまおうかと思うが、金に困ってひとり死んだと言われることはあまりにりも悔しく、ならは、心中をしようと考える。独り身で大食らい、ぬけている金蔵を相手に選び、手練手管で、ついに心中の約束を取りつけるのだが――現在の高座では、お染が金蔵を川に突き落とす場面、金蔵が助かって世話をしてもらっていた親方の元に幽霊のように姿で現れる「上」までしかかからないことが多いが、本作では金蔵が親方たちの力を借りてお染に仕返しをする「下」までをお染を中心にした物語に再構成した意欲作。【 妓楼に生きる女の矜持と哀しみ シリーズ完結! 】小説 古典落語 第1冊『小説 真景累ヶ淵』(奥山景布子/監修 古今亭菊之丞) 第2冊『小説 牡丹灯籠』(大橋崇行/監修 柳家喬太郎) 第3冊『小説 らくだ』(並木飛暁/監修 桂文治) 第4冊『小説 西海屋騒動』(谷津矢車/監修 柳亭左龍) 第5冊『小説 品川心中』(坂井希久子/監修 柳家喬太郎)◆ 著者について坂井希久子(   Honya Club.com


JPY ¥3,300
柳宗悦の『工芸の道』に感銘し"用の美"の追求に生涯をかけた芹沢〓(けい)介。「型絵染」で重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定を受け、パリ・国立グランパレでの大個展により国際的にも高い評価を得、染色作家の第一人者として活躍した88年。また、装幀、ガラス絵、蔵書票、燐票(マッチのラベル)、照明、建築にも大きな足跡を残しデザイナーとしても異才を放つ。生誕110年を記念し、ここに創作の軌跡のすべてを辿り、芹沢〓(けい)介の"用の美"の世界を未来につなげる感動の作品集として刊行。芹沢〓(けい)介について―少年時代から戦後まで図版(染色家芹沢〓(けい)介の誕生―1920年代から1944年まで;限りなき創造への挑戦―1945年から1965年まで;円熟期を迎えて―1966年から1984年;もうひとつの創造―芹沢コレクションから)型絵染技法について戦前の民芸運動と芹沢〓(けい)介―柳宗悦との関係を中心に芹沢と建築―大原美術館工芸館を中心に芹沢工房が遺したもの柳宗悦の「工芸の道」に感銘し、"用の美"の追求に生涯をかけた人間国宝・芹沢〔ケイ〕介。生誕110年を記念し、ここに創作の軌跡の全てを辿り、彼の"用の美"の世界を未来につなげる感動の作品集として刊行。   Honya Club.com


JPY ¥1,928
過去に寄席囃子を集めて発売されたLPの音源を初CD化! 演奏は「おめでとうございます」で一世を風靡した、伝統演芸太神楽の曲芸師コンビ、海老一染之助・染太郎の社中によるもの。 一番太鼓 / 二番太鼓 / 前座の上り / 三番叟 / 岸の柳 / 梅は咲いたか / 鞍馬 / お江戸日本橋 / 野毛山 / 勧進帳 / さつまさ / 俄獅子 / どうぞ叶えて / 本調子かっこ / 猫じゃ猫じゃ / 筑摩祭り   HMV&BOOKS online

(PR) 茶と美

JPY ¥1,976
この「茶と美」に関する選集は、柳における「茶の本」を成立させるための、一つの過程を示そうとする。なぜその作業が今果せないか、という理由は、柳に対する茶の湯側の無智を解放することから始めなければならないからである。陶磁器の美「喜左衛門井戸」を見る作物の後半生蒐集について茶道を想う高麗茶碗と大和茶碗光悦論工芸的絵画織と染茶器「茶」の病い奇数の美日本の眼   Honya Club.com


JPY ¥2,090
文豪の人生と怪奇との関わりを追求した評論エッセイ、文豪自身の言葉を堪能できるアンソロジー、さらに読み手の世界を広げる評伝・読書案内の各文豪3パート。図版も多数!泉鏡花―怪奇ハンター鏡太郎、心霊スポットに挑む!?芥川龍之介―柳花の流れに龍子あり、おばけずきの申し子として夏目漱石―仄暗き生の深淵にひそむ死と夢と乙女のまぼろし小泉八雲―幽霊に憑かれ魅せられぐるり地球をひとめぐり小川未明―マレビトたちが誘う仄暗き北辺の魔処岡本綺堂―百物語の夜は更けて…佐藤春夫―化物屋敷のスペシャリスト!?林芙美子―わが身は憶えている…霊異と戦慄の記憶太宰治―騙りて語れ、イタコのごとく死者のごとく澁澤龍彦―高層ビルのホテルで妖女とラブ・アフェアなぜ、文豪たちは「おばけ」が好きなのか!? 文豪たちが遭遇したリアルな怪異エピソード×アンソロジー×評伝・読書ガイドのトリプル構成で迫る、誰も知らない、文豪の世界。史上名高い文豪たちは、何故かそろって「おばけずき」だった!怪奇譚の側面から文豪の生涯・著作を紐解いた画期的文豪案内。文豪の人生そのものと「怪奇」との関わりを追求した、メイン本文パートである評論エッセイ(文豪たちが遭遇したリアルな怪異エピソード多数!)、かれら自身の言葉で「怪奇」の世界、著作のエッセンスを堪能できるミニ・アンソロジー(懇切丁寧な書き下ろし解題付き)、更に世界を深め読み手の世界を広げる評伝・読書案内で、各文豪の魅力に迫る!図版も多数掲載。【収録文豪】泉鏡花、芥川龍之介、夏目漱石、小泉八雲、小川未明、岡本綺堂、佐藤春夫、林芙美子、太宰治、澁澤龍彦『怪と幽』連載「文豪たちの幽と怪」に大きく加筆修正を加え書籍化。装画・本文扉絵 =北村紗希(型染・切り絵作家)   Honya Club.com

(PR) 灼恋

JPY ¥1,870
将軍綱吉の子を孕みながら、柳沢保明に心を焦がす。すべてを断ち切るための染子の決断とは?!数奇な恋の極彩模様。   Honya Club.com


JPY ¥1,100
【金沢が大好きな地元金沢っ子が企画した、金沢を楽しむための手帳です!】金沢手帖はおかげさまで7年目。2020年版は「ずっと色あせない金沢」をテーマに、いつの時代も変わらない金沢の魅力を日常から発見し、紹介しています。●魅力いっぱいのオリジナルカバー!金沢在住、各方面で活躍中の型染作家・北村紗希さんが手掛けたオリジナルデザイン!今回のモチーフは金沢の市章にも使われている梅の花で、色やにじみにこだわり、繊細な型染技法の風合いを出来る限り再現。毎年好評のリバーシブル表紙は、同じく北村紗希さんによる「柳に燕」で、柳の間を燕が飛翔する爽やかなデザインです。●オリジナル金沢ガイドが充実!紙面では「色あせない金沢」をテーマに、定番の銘菓や老舗の魅力、さらに金沢ならではの工芸品やミュージアムグッズ、写真映えする建築物など、いつの時代も変わることのない金沢の魅力をご紹介しています。●便利なお役立ちガイドを掲載!金沢の風習や豆知識、歳時記について記したミニコラムや花の開花予想を掲載。巻末には手帳に欠かせない各種データや連絡先リストなど、お役立ち情報が盛りだくさんです。●特別付録は金沢の工芸を深く知るハンドブック今回は金沢工芸をより深く知るハンドブック「KANAZAWA KOGEI まち・あるき」が付いています。金沢の魅力がぎゅっとつまった「金沢手帖2020」。地元っ子、金沢好きな方の毎日のお供にぜひ!《今年もプレゼント企画を実施!!》アンケートハガキにお答えいただいた方の中から抽選で20名様に、北村紗希さんによるカワイイ絵柄のオリジナル型染手ぬぐいをプレゼントします。   Honya Club.com


JPY ¥1,650
沖縄を代表する伝統工芸の紅型は、琉球王朝時代に完成しましたが、明治末期には衰亡の一途をたどっていました。独特の美しさに関心を持った鎌倉芳太郎は、紅型の研究と型紙を収集し、貴重な資料を残しました。沖縄戦後、城間栄喜は、瓦礫の中から奇跡的に紅型を再生させました。紅型に魅了された芹沢〓介は、型絵染という新たな道を拓きました。1章 琉球王国で生まれた紅型2章 沖縄の歴史(薩摩の琉球侵攻以前;琉球王国の解体まで;第二次世界大戦まで;第二次世界大戦から現在)3章 研究者を魅了した紅型"鎌倉芳太郎"(はじめての沖縄;幸運な出会い;再び沖縄へ;復興の手がかり)4章 よみがえる紅型"城間栄喜"(紅型宗家に生まれて;戦争へ;復興への道)5章 発展する紅型"芹沢〓介"(画家を夢見て;柳宗悦との出会い;沖縄旅行とその後)琉球の染色芸術「紅型」の歩んだ道のりを、実践者であり研究者でもある鎌倉芳太郎、城間栄喜、芹沢?介の熱情の生涯、また、その時代背景と共に紐解いていきます。   Honya Club.com


JPY ¥7,480
遺跡から出土する陶磁器は歴史資料「考古学陶磁器」として、遺跡との関係で地域・時代・階層の情報をその身にまとう。本書はそれら資料に基づいた多様な研究法と新鮮な論点から語られる生活文化史のシリーズ第十二巻である。明代中国から海外諸国へわたった陶磁器明代官窯青花磁器の量産方法天目と覆輪伊万里焼「染付柳鳥文皿」にみる製磁原料と生産技術の問題陶磁貿易と苧麻貿易京都北部貿易陶磁器の2つのルートサハリン出土の越後産焼酎徳利(「松前徳利」)ソウル・公平洞遺跡にみる朝鮮時代前期陶瓷消費の様相安平壺をめぐる謎唐津焼の起源(研究史編)―考古学以前の研究史を振り返る残っていた将軍注文石台の取手―酒井田柿右衛門家伝来の石台資料について京焼研究の一視覚(続)暦文碗とは何か―暦注の描かれた京・信楽焼系陶器茶碗について遺跡から出土する陶磁器は、歴史資料「考古学陶磁器」として、遺跡との関係で地域・時代・階層の情報をその身にまとう。本書はそれら資料に基づいた多様な研究法と新鮮な論点から語られる生活文化史のシリーズ第十二巻である。   Honya Club.com


JPY ¥2,970
美の思想家・柳宗悦が蒐集した海外の"美しきもの"。壺や鉢、水滴、茶碗など李朝の陶磁器、火鉢や水注などの石工、箪笥や盤、膳などの木工、山水図や文字絵といった民画、中国の五彩や染付などの美、台湾の衣裳や家具、スリップウェアに代表される西洋の美。海外の逸品を撮りおろした「民藝」決定版。第1章 李朝(石工;陶磁器;木工 ほか)第2章 中国(陶磁器;家具・調度;彫刻 ほか)第3章 西洋(スリップウェア;陶器;ガラス ほか)・柳宗悦「没後60年」。海外の名品を撮りおろした「民藝」決定版・李朝の陶磁器、石工、木工、文字絵など名品が充実・入魂の写真から伝わる"美しきもの"のテクスチャー・スリップウェアに代表される西洋の美、台湾衣裳も2021年は民藝運動を提唱した柳宗悦の「没後60年」。名もなき工人たちが作った生活道具に美を見出した柳は、それらを「用の美」と称えました。彼の眼は海外にも向けられました。李朝の「染付や白磁の陶磁器」「水注などの石工」「箪笥や盤、膳などの木工」「文字絵や文房図などの民画」、中国の「陶磁器や家具・調度」、西洋の「スリップウェアや家具」などから、日本民藝館が名品を選び、監修し、解説したのが本書です。   Honya Club.com


JPY ¥2,750
半世紀近く撮りためた膨大なフィルムから、講談、浪曲、色物も含め95人の名場面130枚を厳選。今はもう逢えない懐かしき芸人と再会!よみがえる名人の名場面!奇人の珍芸!! 志ん朝の『文七元結』、談志の『芝浜』、圓生の『首提灯』、小さんの『笠碁』、小三治の『死神』、八代目林家正蔵が道具入りで演じた『真景累ケ淵』、桂枝雀の歌舞伎座独演会・・・。落語ファンの間で今なお語り継がれる名人の名場面を、たっぷりと収載した写真集です。撮影したのは『東京かわら版』などで活躍する演芸写真家の横井洋司氏。半世紀近くにわたって撮り続けた膨大なフィルムをあらためて精査し、決定的瞬間を厳選。講談、浪曲、色物も含め、今はもう逢うことの叶わない、懐かしき芸人95名(組)の130カットを収録しました。声帯模写の三代目江戸家猫八、「おめでとうございます!」の染之助・染太郎、医事漫談のケーシー高峰ら、テレビでお馴染みの芸人も一堂に会し、ページを繰れば夢の寄席の開演です。まえがきは、五代目小さんの滑稽噺の継承者で落語協会会長の柳亭市馬師匠が執筆。落語と寄席への愛情あふれる言葉が、写真をひときわ輝かせます。印刷はすべてモノクロのダブルトーン印刷。可能な限りフィルム原板から製版し、フィルムの肌触り、空気感まで再現しています。昭和後半から平成・令和までを網羅した、演芸写真集の決定版です。 【編集担当からのおすすめ情報】 横井洋司さんは昭和12年生まれ。80代半ばの今なお、演芸情報誌『東京かわら版』に連載をもち、高座の写真を撮り続けています。そんな横井さんのお仕事の集大成となる写真集を作りませんか、と『東京かわら版』編集部からお話をいただいたのは2021年初夏のこと。半世紀近く撮りためた膨大な写真から、   Honya Club.com


JPY ¥968
夫・景山民夫 妻・大津朋子夫・山本晋也 妻・伊藤キミ子夫・稲川淳二 妻・稲川尚子夫・三遊亭円丈 妻・大角ユリ子夫・そのまんま東(たけし軍団) 妻・東国原喜美代夫・古今亭志ん五 妻・篠崎よしみ夫・石倉三郎 妻・石原富久子夫・オール阪神/オール巨人妻・高田恵美子/南出小百里夫・小野ヤスシ 妻・小野芳子夫・林家こぶ平 妻・海老名有希子夫・宮尾すすむ 妻・山口明美夫・鳳啓助 妻・小田ハマ子夫・故八波むと志 妻・坪田秀子夫・故榎本健一 妻・榎本よしゑ僕が知っている談志夫人、鶴太郎夫人、たけし夫人の、毎度バカバカしいお噂夫・東八郎 妻・ 飛田裕子夫・三宅恵介(フジTVディレクター) 妻・三宅真理夫・太平サブロー 妻・芦田ゆき子夫・ラサール石井(コント赤信号) 妻・石井文夫・柳亭小痴楽 妻・沢辺佳子夫・谷岡ヤスジ 妻・谷岡まち子夫・おさむ妻・長瀬紋子夫・三遊亭小遊三/桂米助 妻・天野サヨ/小野智代子夫・海老一染之助/海老一染太郎 妻・村井秀子/村井礼子夫・石井光三 妻・石井秀子夫・春日三球 妻・近馬せつ子(春日照代)夫・横沢彪(フジTVプロデューサー) 妻・横沢雅子夫・江戸家猫八妻・岡田モト子夫・三遊亭円歌 妻・中沢令子夫・山藤章二 妻・山藤米子   Honya Club.com


JPY ¥2,860
辻清明コレクション―「豆皿によせて」日本民芸館と青山二郎コレクション―器は語る、柳と青山のこと佐賀県立九州陶磁文化館蔵―柴田夫妻コレクション小皿の楽しみ小皿・豆皿・小鉢文様図鑑(花;草・木;果実・野菜;動物;唐草;山水;人物;自然;幾何;物・宝;文字)古伊万里入門「暮らしのなかで生かす骨董」として、伊万里染付の皿やそば猪口は、コレクターの垂涎の的。掌にのる愛らしい楽しむ食器の多種多様な形と文様を紹介。巻頭特集は「辻清明コレクション」など。   Honya Club.com


JPY ¥15,400
小金帽子彦惣頭巾 大礒俄練物笄甚五郎差櫛於六 長髦姿蛇柳腹中名所図絵助六総角 家桜継穂鉢植濡髪放駒全伝 復讐曲輪達引吉野屋酒楽・絵本東大全・新版落語 太郎花心学早染草(稿本)諸色買帳 呑込多霊宝縁記(草稿)人間万事吹矢的(草稿)作者胎内十月図(草稿)無間之鐘娘縁起(草稿)三日月形柳横櫛(朝妻船柳三日月)踊発会金糸腰蓑(礒馴松金糸腰蓑)福禄寿(金の成木 阿止見与蘓和歌)於花半七物語(十種香萩廻白露)山東京傳の文筆活動を集成する全集第14巻は「合巻本」の中から遺稿(文化14・15年刊)、草稿、改題改刻などの作品を掲載。   Honya Club.com


JPY ¥713
唐・李朝の世から、現代日本にいたるまで、連綿と受け継がれてきた陶磁の美。生活から生み出された器のなかに、人々は何を思い何を伝えたのか。小説家・研究家・収集家から、実制作にたずさわる陶工家まで、著名人がその魅力を存分に著した名文集。書蹟・庭園・建築・絵画・仏像と続く、全六巻『古美術読本』の第一巻。陶磁の美(芝木好子)ひとりごと(大佛次郎)染付皿(小林秀雄)秘色青磁(幸田露伴)李朝陶磁の美とその性質(柳宗悦)日本の陶器の味について(小林太市郎)茶碗の美しさ(谷川徹三)陶器に関する考察(木下杢太郎)野菊の茶碗(富本憲吉)乾山の陶器(北大路魯山人)ふしぎな仁清(八木一夫)益子近々況(棟方志功)美濃のやきもの(小山冨士夫)萩紀行(今東光)壺屋の仕事(濱田庄司)   Honya Club.com


JPY ¥1,540
青山二郎と親交を結び、北大路魯山人に星岡茶寮を任され、柳宗悦の蒐集に協力した稀代の目利き、秦秀雄。すべての古美術に精通したが、伊万里を鑑賞の世界に引き上げた牽引役としてつとに名が高い。本書は、その秦が満を持して刊行した、究極の古伊万里鑑賞案内だ。掲載されている品々は、今も愛好家垂涎の的となっており、蒐集のスタンダードになっている。収められているのは、代表的な染付や白磁から、希少な赤絵、鉄絵、辰砂、鉄砂、瑠璃釉まで、約340点。秦秀雄の眼が射抜いた見どころを、ぜひ味わっていただきたい。幻の名著、遂に文庫化。古伊万里図鑑伊万里の鑑賞伊万里への偏見と賞鑑伊万里伝世の盃〓古伊万里雑感古伊万里の旅伊万里の価値陶人への提言図版解説魯山人に星岡茶寮を任され柳宗悦の蒐集に一役買った稀代の目利き秦秀雄による究極の古伊万里鑑賞案内。限定五百部の稀覯本を文庫化。解説 勝見充男   Honya Club.com


JPY ¥3,850
鮮烈な植物染で贈る魅惑の配色、四季の花色。王朝の色彩240種の襲の色。春の色(梅の色;桜の色;柳の色;牡丹の色;藤の色)夏の色(菖蒲と杜若の色;夕顔の色)秋の色(撫子の色;菊の色;朽葉の色)冬の色・通年の色(松の色;鈍色;蘇芳色;二藍色;葡萄色)「日本の色辞典」「「源氏物語」の色辞典」で日本の伝統色を再現してきた植物染の第一人者による待望の第3弾。王朝の美・襲の色目240色を染め和紙で完全再現。当時の風俗や文化もわかりやすく説明。   Honya Club.com


JPY ¥2,750
古来からやきものに描かれてきた文様を100種取り上げその意味や歴史的背景、鑑賞のポイントなどを解説しました。器を美術品へと昇華する「装飾」としての力はもちろん、生活を愉しむ人へ「集める喜び」を教えてくれる存在でもある―そんな文様の魅力を知ると、器がもっと好きになります。第1章 やきものの文様の変遷第2章 やきものの文様第3章 近代の巨匠の文様づくり第4章 文様の図案第5章 文様の構成第6章 装飾技法の基本古来よりやきものには様々な文様が施されてきました。それらの文様はやきものの絵付け技法とともに進化し、やきものを単なる器としてだけでなく、美術品として愛でる対象にまで昇華させました。本書では、主に日本のやきものに施されてきた約100種類もの文様を、その模様の意味や時代背景などとあわせて紹介します。また、各絵付け技法や器面へのレイアウト方法についても、下図などの資料とともに解説します。鉄絵や染付、色絵などの伝統的な文様から、近現代の作家の文様まで網羅した、資料性が高く、やきものの文様への造詣を深められる充実した一冊です。■目次第1章 やきものの文様の変遷●日本のやきもの装飾と文様の変遷縄文土器/弥生土器・土師器/須恵器/六古窯/桃山陶/有田焼や九谷焼の磁器/京焼/薩摩焼/明治の陶芸/近現代のやきもの第2章 やきものの文様●幾何学文様縦縞/横縞/円(丸)/青海波/七宝繋ぎ/石畳(市松)/立涌/麻の葉/網目/籠目/亀甲/毘沙門亀甲・組亀甲/紗綾形(卍繋ぎ・卍崩し)/雷/連子格子/格子/鱗/矢羽根/剣先/菱/四方襷●植物文様桜/松/竹(笹)/梅/椿/牡丹/蘭/百合/燕子花(菖蒲)/朝顔/鉄線花/紫陽花/葡萄/桃/柘榴/藤/桐/楓/蓮/柳/水仙/瓜/早蕨/薊/桔梗/撫子/芒/萩/葛/菊/花   Honya Club.com