JPY ¥482
本書は2009年4月14日に死去した作家・上坂冬子氏の遺作である。末期がんと診断され、「緩和ケア」医療を選択することで残された日々を有意義に生きた記録。それは「いかに自分らしく死ぬか」を徹底して追求した時間でもあった。さらに、望む治療が受けられない「がん難民」が多発する医療制度に斬り込み、自らの闘病を詳細に明かしながら、病室で医師らにインタビューして原稿にまとめた。かつてない赤裸々な筆致で末期がん患者の本音と真実が語られた「最後の傑作」である。大反響を巻き起こした原書に、最新の医療事情を取材して追補した。追悼 最期の日まで作家として第1章 がんは治すな、付き合うべし(終末期医療と緩和医療はどこが違うか;「高齢者は進行が遅い」は迷信;「悶絶死」でなければ本望です;おう住んでいた家も売り払ってしまった)第2章 医者と患者をつなぐ「命を懸けた信頼関係」(女性は枯れ木が朽ちるように、男性はバキッと折れるように;命をあずけたからには担当医の人生観に従います;「散る桜」に美しさを感じる日本人の死生観)第3章 自分らしく生きるために(「がん難民」を生む医療は許せない;死期は自分でわかりますか?;できることなら誰にも知られずに死にたい)第4章 すべての患者に全人的医療を(慈恵医大病院長が語る「医療制度の大きな課題」;受け継がれた「病人を診る」精神と、日本人が失ったもの)   Honya Club.com


JPY ¥1,650
野中善治(のなか・ぜんじ) 小児科医1948年東京生まれ、鎌倉在住。東京慈恵会医科大学医学部卒業後、小児科学教室に所属。専門は小児循環器学。神奈川・東京・埼玉の都立県立病院、慈恵医大付属病院・分院などへの勤務を経て、2000年4月昭和大学小児科学教室に助教授として就任。先天性心疾患、川崎病、不整脈のほかに、肥満、低身長、夜尿症などの成育外来を担当。2008年4月より茅ヶ崎徳洲会総合病院副院長。昭和大学では客員教授として現在も週一回の成育外来を担当している。吉川 彩(よしかわ・あや)東京生まれ。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業後、広告デザイナーになる。その後教員として約20年間、知的障害、視覚障害などをもつ子どもたちに美術を教える。現在はフリーでイラストなどを手がけている。   Honya Club.com


JPY ¥1,980
第一エッセイ集「わが「医」を得たり」では、"よど号ハイジャック"と"ダッカハイジャック"という二度のハイジャックに、著者が期せずして遭遇したという体験記が読み物の中心だった。日本が関係するたった2度のハイジャックに2回とも巻き込まれ、特にダッカハイジャックでは134時間にわたって機内で犯人と生活? を共にするという体験をしている。その時の著者の行動には、医師としての矜持とともに、人間としてのやさしさがあふれていた。そして第二作。本書では、著者のふるさとである糸魚川のことや、慈恵医大の医局時代、日本航空の勤務医、数々の旅行のことなどが、綺羅星の如く散りばめられている。そしてそこには、昭和という時代の色彩と空気が色濃く漂っており、まさに時代を映し出す鏡としての役割も果たしている。ところで本書のタイトルとなっている「いつかある日」というのは、当時の"山男"たちが、そして著者が"歌声喫茶"でよく唄った歌のタイトルだが、そのタイトルを巡っても時代を反映したドラマがあり、そのことも本書で語られている。そのドラマは、きっと今の時代にはそぐわない些末なことかもしれないが、著者を含めて周囲の人たちは極めて必死なのだ。そしてそれが、"時代"というものを表徴しているのかもしれない。ただし、それはノスタルジーであってはならない、ということから"いつかある日"なのである。著者は1934(昭和9)年生まれということで、御年88歳になる。したがい、本書は自叙伝であるが、それとともにすでに亡くなられた多くの先輩たちや友人たちへの追悼録でもある   Honya Club.com


JPY ¥1,320
著者は「緩和ケア」によって、充実した最後の日々を過ごすことができた。「死に方」までも自分で決めて逝きたいと願った作家が末期がんの不安、苦しみから「女の死に様」まで語り尽くした渾身の遺作。追悼 最期の日まで作家として第1章 がんは治すな、付き合うべし(終末期医療と緩和医療はどこが違うか;「高齢者は進行が遅い」は迷信;「悶絶死」でなければ本望です;もう住んでいた家を売り払ってしまった)第2章 医者と患者をつなぐ「命を懸けた信頼関係」(女性は枯れ木がしぼむように、男性はポキッと折れるように;命をあずけたからには担当医の人生観に従います;「散る桜」に美しさを感じる日本人の死生観)第3章 自分らしく生きるために(「がん難民」を生む医療は許せない;死期は自分でわかりますか?;できることなら誰にも知られずに死にたい)第4章 すべての患者に全人的医療を(慈恵医大病院長が語る「医療制度の大きな課題」;受け継がれた「病人を診る」精神と、日本人が失ったもの)4月14日に死去した作家・上坂冬子の遺作。「緩和ケア」が多くの患者、高齢者の支えになり得ることを自らのがん闘病体験を元に綴った記録。末期がんの不安、苦しみから「女の死に様」まで語り尽くす渾身の1冊。   Honya Club.com


JPY ¥5,720
小児科医にとって、これからの育児相談に特に必要な知識をまとめた実践的なガイドブック。小児科診療における育児相談の重要性がますます増大している中で、21世紀の育児相談に最適の書。1993年刊初版の改訂第3版。〈前川喜平〉慈恵医大小児科大学院修了。現在、神奈川県立保健福祉大学教授、人間総合・専門基礎学科長。専門は、発達神経学、新生児神経学。    HMV&BOOKS online


JPY ¥1,980
「人間のための医療」を心がけ、相談室を開いて十余年。慈恵医大名誉教授・国際鼻科学会会長の著者が、その治療のあり方と考え方を、例をあげてやさしく解きあかした。1 「鼻の相談室」の十余年2 十余年間の患者さんたち3 鼻の診察をカルテから診てみよう4 病名と診断と病態について5 さまざまな鼻の病態6 治療について思うこと7 鼻のアレルギー8 医原性疾患とは9 人間のための医療を10 医学教育と専門医教育付 私自身の鼻への回顧   Honya Club.com


JPY ¥13,200
道慈恵医院『朝鮮総督府施政年報(大正五年度)』朝鮮総督府/一九一八年二月癩患者救療事業『朝鮮総督府施政年報(大正六年度)』朝鮮総督府/一九一九年三月癩―杵淵義房『本邦社会事業』/一九二二年三月地方病『朝鮮総督府施政年報』朝鮮総督府/一九二二年三月地方病『朝鮮総督府施政年報(大正十年度)』朝鮮総督府/一九二二年一一月地方病『朝鮮総督府施政年報(大正十一年度)』朝鮮総督府/一九二四年三月光州済衆病院・小鹿島慈恵医院・大邱癩病院・癩病隔離院『朝鮮社会事業要覧』朝鮮総督府内務局社会課/一九二四年一〇月医療施設/地方病『朝鮮総督府施政年報(大正十二年度)』朝鮮総督府/一九二五年三月全羅南道小鹿島慈恵医院事務分掌規程『満鮮之医界』/一九二六年二月医療施設/地方病『朝鮮総督府施政年報(大正十三年度)』朝鮮総督府/一九二六年三月〔ほか〕   Honya Club.com


JPY ¥792
心臓外科医が患者を四人連続死なせたがそれを「トレーニング」とうそぶいた(東京医大)、未熟な医師がマニュアルを見ながらの内視鏡手術で死なせた(慈恵医大青戸)、人工心肺の操作ミスで死なせたあとカルテを改竄(東京女子医大)…なぜ医療の最高峰ともいうべき大学病院は事故を繰り返し、患者の期待に応えられないのか。その驚くべき実態と医師たちのホンネに迫り、医者と患者の間に立ちはだかる本質的な壁を浮き彫りにした。第1章 「大学病院だから安心」ではない第2章 大学病院の言い分第3章 大学病院は人体実験をするところか第4章 必要悪「医局」を崩壊させたのはだれか第5章 先祖がえりした新臨床研修制度第6章 産科医、小児科医につづき、外科医もいなくなる第7章 大学病院の初期化が必要なぜ医療の最高峰ともいうべき大学病院は事故を繰り返し、患者の期待に応えられないのか。その驚くべき実態と医師たちのホンネに迫り、医者と患者の間に立ちはだかる本質的な壁を浮き彫りにする。   Honya Club.com


JPY ¥1,540
入院患者さんからの感想が年間2万件超え!!「慈恵医大のレシピが欲しい!」との要望に応えてついに実現。1章 大麦ってスゴイ!注目される大麦の健康パワー(大麦に豊富なβ‐グルカンが生活習慣病をガードする;糖尿病の予防 ほか)2章 10日間で健康体感!大麦バランスメニュー(本格エビチリごはん;満足かつ丼ランチ ほか)3章 今日から大麦サポーター!知りたい大麦の秘密(世界最古の長ーいおつきあい 大麦っていったいどんな穀物?;料理によって使い分け 加工大麦6つの個性 ほか)4章 生活習慣病をしっかり予防する大麦主食レシピ(押麦のドリア;麦ごはんリゾット ほか)5章 健康美人になるためのおいしい大麦のおかず(もち麦入り春巻き;鶏ささみフライと大麦タルタルソース ほか)今、大麦の健康効果に注目が集まっている。どんな成分が、どんな健康パワーを秘めているのか。慈恵大学病院が「食」と「医」の両面から、大麦の魅力に迫る。慈恵大学病院の好評レシピを一挙紹介。   Honya Club.com