経済記者が書くこれからの新しい徳の積みかた―信用がカネに取って代わる社会を泳げ。はじめに ロシアンパブと論語と私第1章 信用社会の到来―テイクを考えるな。ギブ、ギブ、ギブ!第2章 偉人の「徳」に学ぶ―徳、徳、徳!会社と社会に寄与せよ。第3章 会社は誰のモノなのか―カネを出したら、俺のモノ、でもない…。第4章 なんのために働くのか―自分はどうしたいのか。我々はどう生きるのか。おわりに 「徳」消費社会をよく生きるテイクを考えるな。ギブ、ギブ、ギブ!経済記者が書くこれからの新しい徳の積みかた信用がカネに取って代わる社会を泳げ!「カネより信用を積め」「信用があれば生きていける」という議論を耳にするようになった。実際、融資を受けるにも、取引をするにも、信用が大切なのは昔から自明だった。しかし近年になって、いまさら声高に、信用を「見える化」、具体的には信用をポイント化する動きなどが出てきている。そんな風に、重視されつつあるらしい信用だが、いったい信用とは何なのだろうか?本当に信用があれば生きていけるのだろうか。ヒントはすべて、日本に昔からある「徳を積む」という行為にあった。子曰く、子曰く、トイレの壁にも、子曰く。中小企業の事務所の壁に論語が貼ってあるのには意味があったのだ。本書のテーマは「徳」である。本書では、これからの徳の積みかたを次のように定義する。? 何もかもは引き受けてはいけない? 犠牲を払っていると思うなら断れ? 無理に「いい人」を目指すな? 行為ではなく関係性を強調しろわかるようでよくわからない「信用」という概念を「徳」というキーワードに置き換えてみると、今後の自分の働きかた、生きかた、社会が目指す方向性が明確になっていく。第1章では、グローバリズムの権化のようなイメージがあ
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